以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

旧けりゃ旧いほど・・・。

2013-11-06 12:38:12 | 日記
壊れ易いガラスの毒車です!

そこで・・・壊れちまうと一般的に大騒ぎになる物体・・・。



この時代からエンジンコントロールに少しずつ電子制御を導入し始めたものですから「モジュール」って言われる所謂コンピューター。

更に昔のモデルは電子制御無しの機械式制御でエンジンをコントロールしてましたけど、1980年代後半から少しずつ電子制御が導入され・・・。


この導入され始めた頃の電子制御は冷間時の始動管理とアイドリングの制御を行うのが主で、現行の車みたいに全てにわたって電子制御ってのは無いのです。

この後・・・1990年代初期に燃料供給システムはメルセデスにも電子化が図られ・・・。

1990年代半ばには「電子制御」が肝となる様になってゆきました。


因みに・・・W126世代は設計が1980年代の電子制御導入初期の時代なのでKEジェトロという燃料供給システムを搭載されておりますがメインは機械式。

初期始動とアイドリングは電子制御って具合なのです。


しっかぁ~し・・・この初期の電子制御・・・生産から20年以上が経過したことからトラブルを抱え、故障の原因になってます。


冷間時の始動困難。アイドル時のFUELコントロール不良等でラビリンスに嵌る修理屋さんも多く・・・。

故障原因がコンピュータだと特定して中古コンピュータに交換しても治らず・・・。

そりゃ旦那・・・中古は同じに旧いんですから劣化も進んでますわな。


この場合にディーラーさんで新品を購入されるという選択肢に走られる方もいらっしゃる様ですが・・・。

40万円とか50万円とか・・・凄い¥価格だった様な・・・。


で・・・現実的なところでコンピュータの修理依頼が実際に多いですね。













★画像は弊社の過去仕事のイメージです。


W124の後期モデルのモトロニックインジェクション車やW124の400E/E400,500E/E500の場合には診断機によってモジュールのエンジン制御状態が把握出来るので、その把握したデータを基にモジュールの修復を行います。

KEジェトロの場合はまた違った方法で制御状態を把握します。


こうやって・・・新品モジュールが本国で欠品だとか新品価格が凄まじい¥お値段ってケースにリペアという手段が毒車のユーザーさんには浸透して来ているのだと思いますが修復が効かない程壊してしまっちゃうと・・・。


初期の変な症状は早い対策を愛車が訴えていることが多いのでお早い処置をお奨め致しま~す。






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