本日はM104 Eg用メインハーネスの改良作業です。。。
M104 Egで最悪な故障。。。
「HFM死亡」
の原因の多くはエンジン上を這っているメインハーネスの熱劣化による被覆剥けに起因するショートです!
で、、、ショートショートと一口に言ってもセンサー類のハーネスが仮にショートしても特に大きな大電流発生被害は無いのでHFM即死には至りません。
又、被覆が溶けてショートする部分は過去のオイラの独自調査で多くはエンジンの真上、、、ヘッドの上を横断している部分が殆どです。。。
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この部分はダイレクトイグニッションコイルに接続されるハーネスで、他のセンサー類のハーネスと異なり点火コイル一次側入力電流が流れている部分です。
つまり、、、センサー類の5~7V程度の微弱な電圧電流とは異なり、、、実に勢いの宜しい電流が流れておりますのでショートするとあっという間に過大電流がパワトラ経由でイグナイターに流入してイグナイターを即死させます。
イグナイターには途中ショートがあってもヒューズの類は無いのでそのままダイレクトに過大電流がHFMにかかってしまうってワケです。
実際にぶっ飛んでしまったHFMを検査するとHFM内蔵のイグナイター基板が御臨終になって出力パワートランジスタも殆ど故障モードになっています。。。
こうなると、、、HFMを修理するにしてもイグナイター基板は分解不可部分なので交換、パワトラも交換、、、だけど交換部品の供給が御座居ません。。。
ドエルアングルが同一であるイグナイター内蔵のドナーでもあれば修理対応も可能ですが、、、結局何十万円の修理コストになります。。。
ディーラーさんでは新品のHFMで交換対応となりますが、、、部品としてHFMが何十万円の部品ですので更に素晴らしいコストになります。
まあ、そういったところからHFM故障の原因となるメインハーネスは消耗品として早期に交換すべきなのですが、、、
何らかの理由でメインハーネスのショートが早期に発生してしまう様な場合も御座居ますし、、、何せメインハーネスに使用されている電線はリサイクル電線なので被覆の耐熱性も低く寿命もあまりにも早過ぎると悪評この上ないモノなので新品ハーネスに交換してから数年後にまたドキドキしながら乗るのも如何なものかと考え、、、
「イグナイター電流ハーネスで直接熱害を受け易い部分の電線を耐熱、高効率電線に交換してしまえ!」と、、、新品ハーネスの段階から直接的な熱害を受ける部分のイグナイター電流ハーネス
をJAPANの電線メーカー製の車載対応品と部分交換しています。
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こうすることで、、、将来的に他のセンサー部分のハーネスが仮にショートしてもイグナイター入力ハーネスのショートさえなければHFM死亡のリスクはグーンと下がりますのでセンサーのデータ取得不良等の故障だけであればセンサーとメインハーネスの同時交換で故障完治になるって訳です。。。
コレが未対策のメインハーネスであれば、センサーラインと同様にイグナイター入力ラインのショートのリスクは高い確率で起こりうる事なのでHFM破損も覚悟するという話になります。
よって、、、ウチでは依頼者の希望があればメインハーネス交換前に新品ハーネスの改良作業を行いHFM破損のリスクを軽減する様にしてます。。。
メインハーネス交換時にちょっと手間かけて多少のコストUPで何十万円の故障のリスクが軽減されれば宜しいかと。。。
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但しですね。。。本改良のベースが使い古しのガタガタのハーネスでは修復コストが嵩むのでウチではお断り致しております。
ま、、、HFMを壊すとド偉い事なのでHFMを壊さない方法の一策として提案しときます。。。(笑)
M104 Egで最悪な故障。。。
「HFM死亡」
の原因の多くはエンジン上を這っているメインハーネスの熱劣化による被覆剥けに起因するショートです!
で、、、ショートショートと一口に言ってもセンサー類のハーネスが仮にショートしても特に大きな大電流発生被害は無いのでHFM即死には至りません。
又、被覆が溶けてショートする部分は過去のオイラの独自調査で多くはエンジンの真上、、、ヘッドの上を横断している部分が殆どです。。。
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この部分はダイレクトイグニッションコイルに接続されるハーネスで、他のセンサー類のハーネスと異なり点火コイル一次側入力電流が流れている部分です。
つまり、、、センサー類の5~7V程度の微弱な電圧電流とは異なり、、、実に勢いの宜しい電流が流れておりますのでショートするとあっという間に過大電流がパワトラ経由でイグナイターに流入してイグナイターを即死させます。
イグナイターには途中ショートがあってもヒューズの類は無いのでそのままダイレクトに過大電流がHFMにかかってしまうってワケです。
実際にぶっ飛んでしまったHFMを検査するとHFM内蔵のイグナイター基板が御臨終になって出力パワートランジスタも殆ど故障モードになっています。。。
こうなると、、、HFMを修理するにしてもイグナイター基板は分解不可部分なので交換、パワトラも交換、、、だけど交換部品の供給が御座居ません。。。
ドエルアングルが同一であるイグナイター内蔵のドナーでもあれば修理対応も可能ですが、、、結局何十万円の修理コストになります。。。
ディーラーさんでは新品のHFMで交換対応となりますが、、、部品としてHFMが何十万円の部品ですので更に素晴らしいコストになります。
まあ、そういったところからHFM故障の原因となるメインハーネスは消耗品として早期に交換すべきなのですが、、、
何らかの理由でメインハーネスのショートが早期に発生してしまう様な場合も御座居ますし、、、何せメインハーネスに使用されている電線はリサイクル電線なので被覆の耐熱性も低く寿命もあまりにも早過ぎると悪評この上ないモノなので新品ハーネスに交換してから数年後にまたドキドキしながら乗るのも如何なものかと考え、、、
「イグナイター電流ハーネスで直接熱害を受け易い部分の電線を耐熱、高効率電線に交換してしまえ!」と、、、新品ハーネスの段階から直接的な熱害を受ける部分のイグナイター電流ハーネス
をJAPANの電線メーカー製の車載対応品と部分交換しています。
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こうすることで、、、将来的に他のセンサー部分のハーネスが仮にショートしてもイグナイター入力ハーネスのショートさえなければHFM死亡のリスクはグーンと下がりますのでセンサーのデータ取得不良等の故障だけであればセンサーとメインハーネスの同時交換で故障完治になるって訳です。。。
コレが未対策のメインハーネスであれば、センサーラインと同様にイグナイター入力ラインのショートのリスクは高い確率で起こりうる事なのでHFM破損も覚悟するという話になります。
よって、、、ウチでは依頼者の希望があればメインハーネス交換前に新品ハーネスの改良作業を行いHFM破損のリスクを軽減する様にしてます。。。
メインハーネス交換時にちょっと手間かけて多少のコストUPで何十万円の故障のリスクが軽減されれば宜しいかと。。。
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但しですね。。。本改良のベースが使い古しのガタガタのハーネスでは修復コストが嵩むのでウチではお断り致しております。
ま、、、HFMを壊すとド偉い事なのでHFMを壊さない方法の一策として提案しときます。。。(笑)
初コメ失礼致します。
この対策はM104用にのみ有効でしょうか?
M119Eg用ハーネスには別の対策が必要なのでしょうか?
今回の記事は104Egに限定した弱点の解決策になります。
119EgはV8ならではの熱放出と104Egとは異なる制御方法によって故障の肝も異なります。
119Egの点火イグナイターはEZLとしてコンピュータモジュールとは別に設置されてますのでEZL側の故障発生でメインコンピュータになるLHモジュールや燃料&スロットルコントロールを行うE-GASモジュールに直接的被害が及ぶことは殆どありません。
119EgのVバンク上に這っているメインハーネスはセンサーやアクチュエータ信号のラインのみなので高い電流が通電している箇所はありません。。。
119Egの故障で多く報告されている「ASR」ランプ点灯と、言うものがありますがこの故障もランプの点灯のみで普通に走れてしまう場合と、ランプ点灯でアクセルポイントが奥に行ってしまってスピードが出ない場合とがあります。
後者の場合はスロットルアクチュエータの本体から生えているハーネスが劣化してショートと言う原因がありますが、多くの場合はスロットルアクチュエータをコントロールしているE-GASモジュール内のEFP基盤が死亡しています。
この場合はEFP基盤は部品で出ないのでE-GASモジュール交換と言うコストを要します。
後は、オルタネータ&セルモータのPOSケーブルやATのインヒビターケーブルの特定箇所の劣化、ショートが故障原因になって二次災害になることもありますのでウチではオーナーさんの希望によって、対策措置なども講じております。
お忙しい中、大変詳しくお答え頂きありがとうございます。
メインハーネスは純正品をそのまま交換していくことにします。
御参考になればと思います。
また何か御座居ましたらご遠慮無く御相談下さいませ。