以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

純正部品だって。。。

2013-12-12 09:19:35 | 日記
恐ろしいラビリンスに嵌ることがあります。

先日。。。

某104エンジンでいきなり出るエンジン不調。。。

CP診断機で故障状態を探ると1番の点火コイルの断絶と出る。。。

このお車は、イグニッションコイルもプラグもメインハーネスも最近交換しています。

はて、、、何でしょね??

と、タペットカバー上のカバーを剥がしてイグニッションコイルを確認。。。

この時点ではエンジン不調、、、失火でブルブルと震えていまして。。。

取り敢えず、エラーの出ている1番のダイレクトイグニッションコイルを外してプラグも外してみて確認。。。

確かにカブっていて失火はしている感じです。

プラグを掃除してダイレクトイグニッションコイルを再度接続してイグナイターからのコネクターを挿して、、、再度エンジン始動。。。

今度は何事も無かった様に正常点火。。。つまりブルブルなど微塵も無い状態。。。(ーー;)


で、、、診断機をかけると異常なし。




はて??って、、、コトは何かの接続の問題??

試しにエンジンをアイドル状態にして1番に挿さっているダイレクトイグニッションコイルと接続されているイグナイターからのソケットを握って回したり揺すったりしてみたらですね。。。


いきなり失火が始まってくれて振動がブルブルと、、、ある位置で正常になったり。。。∑(゜Д゜)

で、、、ソケットを分解してみると内部のリード線がハンダ不良で遊んでました。。。

再ハンダとソケットのアース端子接触部のピンを若干引き起こしてあげてから再度接続。

今度はアイドル中にしつこく指先で虐めても正常なアイドルに変化は起きず完了となりました。


今回の原因はメインハーネスの製造不良が引き起こしたお話ですが、海外の無鉛ハンダによるハンダ付け箇所のトラブルが非常に多いので純正新品部品でもこういったケースが全国的に多い様です。

毒車の部品は国産車の部品の様に不良率が非常に低いという品質のモノではないので純正新品部品でも疑う余地が沢山あるというのが常識と思う方が腹も立たないかもですね。。。_φ( ̄ー ̄ )




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