御前崎シーズンが12月から3月の4ヶ月あるとしよう。
毎週乗れたとする。
湘南の大西もあるから絶対不可能な数字ではない。
土日は32回ある。
1回に何回往復する? 1日20回としてシーズン620往復。
つまり620回のテイクオフ。
たまたま波に置いて行かれたりしたらテイクオフ数は減る。
それから結婚式や買い物やデートがあったとしていけない日もあるからそれを差し引いても、300回テイクオフできる。
もちろん遠征費用は考慮しないよ。ガソリン代と宿泊費があっての話だ。
ウエーブビギナーなら1日4往復かもしれない。ビーチに立っている時間のほうが長いからね。
信じられないくらい無駄で貴重な時間だ。
それでもシーズン50回はテイクオフできるはずだ。
テイクオフできない? 違うな。テイクオフしようとしないだけだ。
イメージが陳腐なんだ。
我々は大人で身体で覚えられないから、頭で考えるんだ。
いろんな人からアドバイスを聞くんだ。
イメージトレーニングすることもウインドサーフィンの一部だってことを忘れてないか?
いい加減なアドバイスをする人もいるから、相手を見極める。
できれば楽しく乗ってる人がいいね。
いつか乗るなんていうのは、ノビタと同じだよ。
うまくなってから練習する、のと同じだ。
少なからず4.5の海面に出られる人は、出れなくて巻かれて、でも悔しくて悔しくて何度も何度もチャレンジしてるはずだ。
そして次の週もまたその海にしめられて帰って行くんだ。でもまた戻ってくる!
想像を絶する回数をこなしてる。
みんなきっとこう思ってる。考えたり立っている時間があったら海に出る!そう思ったに違いない。
ウインドは部活でもないし強要されるものでもない。
ましてやいい年になってウインドが一番っていうのも少し恥ずかしいかもしれない。
でもウエーブやってる人たちは、こっそりとウインドが1番か2番って思ってる。少なくとも3位には入ってる。
もし転職のときの履歴書の趣味欄にウエーブと書けるなら、
それから他人に対してウエーバーだと言いたいなら
もう少し貪欲に取り組んだほうがいい。
風や波は自分の周りで起こってる現象ではない。
自分から求めに行かない限り乗れないんだ。
余計なものは家の物置においてけ!
イギリスの古いことわざにこういうのがある。
「Put it there, if it weights a ton.」
それが1トンもあるなら置いてけ、だ。
何故こういうこと言うかって?
それはね、ウエーブが宇宙で一番楽しい乗り物だからなんだ。
言葉で言ってもわからないから経験して欲しいのさ。
ウインドを始めた頃、思い出に残るウインドが1年に1回はあるはずだ。
それがやがて2回3回になっていく。
ウエーブをすると、1日のうちにあの感動が必ず1回やってくる。
波になれてくると1日に3回くらい感動の嵐がやってくる。
もう楽しくて何がなんだかわからなくなる。
そういうものだ、ウエーブって。
それから宇宙旅行するのには何億もかかるけど、
海の上を宇宙旅行するには自分のやる気をちょっと前に出せばいいんだ。
-今がんばってる人へ、波に乗りたい人へ
ALOHA!!