人間の意識のうちで我々が普段認識するもの-考えたり、笑ったり、困ったりすること-これは表層意識という範囲で行われる。
我々の無意識で行う行為-心臓を動かす、呼吸をする、消化する-これらは体内の電気信号によるものもあるが、おおむね深層意識という範囲で行われる。
我々の意識構造はちょうど薄皮饅頭のようになっていて、その皮の部分だけで物事を見たり判断したりしている。
とてもプアーなのだ。悩み事なんて皮をむけば済んじゃうことなのだ。
この深層意識に到達する方法として、瞑想があり、ヨガがあり、ドラッグ(良質なハワイアン、LSDなど)がある。
我々の場合はウインドサーフィンやサーフィンがその手段だったりする。
病気したときの自然治癒力はまさにこの深層意識のコントロールによる人間本来が持つパワーなのだ。
この深層意識を突き詰めると、「万物は繋がっている」という宗教観念に到達する。
実は宗教観念というのは人間が造りだしたもので、太古の彼方から「宇宙意識」として存在しているのかもしれない。
宇宙の法則から惑星の自転速度やフレミングの法則から、分子による放射の自然放出まで、それは宇宙摂理として人間の奥深くまで浸透した「繋がっている状態」だと言える。
極端な例を挙げると、気とか、人の心が見えるとか、テレパシーとか、そういう少しオカルトチックなことも深層意識の共有性で説明できる。
つまり我々は繋がっているのだ。
繋がりたくない人とも繋がっている。我々はうまくできていて、いやな場合は意識のシャットアウトができる。実にうまくできている。
意識を共有するには環境が必要で、多くの場合は巡礼地だったり、教会や仏閣だったりする。
意識というのは電波みたいなもので、きっとマイナスイオンや、原子レベルの収束体みたいな気がする。
水は電導性が強い。
だから陸より海のほうがどちらかというと仲間意識が強かったりする。
海仲間とはいうけど、会社仲間とか、通勤仲間とかあまり言わない。
カラオケ仲間や競馬仲間もかっこよくない。
こういう深層意識での繋がりがないものを上辺の付き合いというはずだ。
仲がいいと思って結婚した仮面夫婦。陰で悪口を言うウワベ友達とかね。
だから海で真剣に遊ぶ人たちは、仲間意識がとても強い。
それもアロハスピリッツだよね?
勝手な意見だから聞き流してね。