Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

HAWAII

2006-02-21 16:40:23 | ThinkAbout..
18年前にオアフに行った。
安藤美姫はまだ生まれてない。
スキーで儲かってるとき会社のプレゼントで行ってきたんだ。
行きは成田集合で、帰りはホノルル集合の勝手気ままな旅行。
そのころウインドはミストラルのパンデーラに乗ってた。
その道具は自動車部品の大手の会社から個人的にプレゼントされたものだった。
信じられないね。そのころはバブル絶頂期でなんでもあったんだ。
自分の金で飲み食いしたことはない。そんな夢のような過去。

ワイキキのシェラトンに泊まったけど、そこは夜しか戻らなかった。
毎日レンタカーで地図を見ないで適当な住宅街にわざと迷い込む冒険をした。
チャイナタウンに行ってしまい、ヤバイ連中にマワリを囲まれ車から降りれなったりした。

ノースの雰囲気が素晴らしかった。
空気まで日焼けしていて緑のハッパはより緑で、赤い花はより赤だった。
サンセットでウインドを見た。人間のやるスポーツではないと思った。
ノースの波に乗ってるいかれた連中にしか見えなかった。

サンセットの山側からサーファー二人が千鳥足でオイラの車の隣の車に戻ってきた。
思い切りぶっ飛んでた。何をやっても笑ってた。
あまりにうらやましくて、オレにもくれ!と言ったら同じ会社の奴に頼むからやめてくれと言われた。

毎朝カイルアに通った。
途中、ヘッドからウインドを見下ろした。ロビーがいるかってね。
日本人の女がオイラに寄ってきた。
やった!やった!と思ったら、英語で矢沢えーちゃんの別荘はどこかって聞いた。
知るわけねーだろ!

カイルアのナッシュでパンデーラを借りた。
ダガーがない板なんてとてもじゃないけど乗れるわけなかった。
セイルは6を借りたんじゃないかな。
セッティングすらまともにできなかった。
だいたいダウンってあんなに引くなんて思わなかったからね。
海を見たって、吹いてるか吹いてないかもわからないくらいだ。

そのときウエーブで出ているヨーロピアンがたくさんいたから吹いてたんだろう。
バーっと走ってドーンって沈し、セイルアップしてバーッと戻ってくる。
ストラップは遥か彼方1M後方にあったんじゃないかな。

最後の日はさすがにワイキキにいた。
ロングボードを借りて沖に出た。初めての体験。リーシュがなかったな。
沖についたら、婆さんサーファーが波に乗ってた。
60歳オーバーかな。ハラはブヨブヨ。
そしたら、ビーチから爺さんがパドルしてきた。
「ハーイ、ジェシカ!」って言ったかどうか覚えてないけど、それに感動した。
日本人のショートがしっかりスプリング着て入ってるところに、
まさにサーフィンってこうあるべき!みたいな光景を見た。
笑いながらジジイとババアが代わる代わる波に乗ってるんだよ。
その光景は今でも脳裏に焼きついてる。

オイラは一度だけテイクオフした。立とうと思った瞬間板が前方にすっぽ抜けて、
シャーッってビーチに向かって滑っていった。
南米系の女を直撃してしまったんだ。
始めてファーッッック!と言われた。凄い形相だったな。
そんなに当たってねーだろ!ファックしてくれよファック!とオイラも文句を言いながら上がったっけ。

それからというものハワイは皆無だ。
もしカイルアに行ったらどうなんだろうな。レイクなんだろうな。フラットはノーサンキューだぜ!
ワイキキ行ったらどうなんだろうな。波乗り楽しいだろうな。
あのジイサンとバアサンは天国で波乗りしてるに違いないだろう。
(勝手に殺しちゃったけんども)