Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

Shonan Style

2006-05-16 14:08:25 | windsurfin'

She Got To Ride on Park(かおりさん)

湘南スタイルなんて聞くとすんげーミーハーな感じがする。
もともと湘南に住んでる人は実感が無いと思うけど、
湘南にはビーチカルチャーが存在する。
湘南に住み始めて、結構カルチャーショックがあった。
それは海を基盤にしてその土地に集まった様々な人たちが生んだ文化だ。
一辺倒になることは個性は無く意味を成さないしカッコいいことではないけど、
その土地の風土にあったものとして自然に根付いていくみたい。

例えばサザンオールスターズは好きだけど茅ケ崎にまで住んで聞くなんておっかしいんじゃないの?
でも結局、その土地の風景をベースに人間を表現したものだから妙に合ってしまう。

ハワイじゃあるまいし、なんでフラなんだよ!
でも、その土地の空気や流れる時間や太陽と海はやっぱりマッチしていく。

波があるのにサーフィンしないの損だな。
風があるのにウエーブしないの損だな。
たぶんそういうことなんだと思う。

湘南は北に山があり、ある意味孤立している。
メインは東海道で、通過の土地なんだ。
だから湘南は日本の孤高の島で、ハワイとまで言ってしまう人までいる。言い過ぎだと思うけど。。
茅ケ崎の商工会議所にアロハ委員会といって多県の人は大笑いしてしまうような団体がある。
銀行員や公務員にはアロハデイが設けられ、
彼らはクイックシルバーから支給されたアロハシャツを着ている。
似合ってないから苦笑いしてしまうことがある。
こういう仕掛け人は大好きだ。この発想には誰も反論しない。市を巻き込んでしまった。

街中をサーフボードやウインドギアを積んだ自転車が走り、
夏にもなるとビキニの姉ちゃんがコンビニで平気で買い物する。プリンプリンだよ、ハイテンさん!
もう今の時期は駅のデパートの売り場で主婦はビーサンだし、
天気のいい日は海辺の松林の中からウクレレの音が聞こえる。

みんなハワイアンだけど、味噌汁を飲み納豆を食べる。
畳の部屋にネッ転がって、ハワイアンをBGMに時代劇を見ながら鼻くそをほじる。

このいい加減でポリシーのない文化はとてもグッドです。
肩張らず楽に生きて行ける。人間が求める最高のもんだなって実感する。
とにかく居心地がいい。かっこつけてないんだ。
心地よさを求めるとハワイアンになるのかな?
そうそう、アロハシャツって実は日本が生んだ衣類なんだ。

南風が吹くと部屋中ベタベタし、あらゆるものは錆付いて、洗濯物もパリッと乾かない。
かっこなんかつけてられない。

だから知ってる限りみんな自然体でいいよ。
そう、自然体。まさにピュアな状態で生活できる。
海辺はみんなそうかな。少なくとも都会と比べるのは馬鹿げてる。

なんか書いてるとみんなハワイアンみたいだけど極一部の話だよ。
凄く少数の話だ。オイラはロックンローラーだからな(プッ!)。
雰囲気として合うってことです。

茅ケ崎のウエーバーは殆どが御前崎には行かない。
行く必要が無いと言い切る連中がたくさんいる。若い頃は行っただろうけどね。
御前崎が西でばっちり決まっても、大西の湘南の波質にはヨダレが出るからだ。
サーフポイントなんだって実感するところです。
夏はオンショでチョロチョロ乗る。
風が無ければ波乗りをする。
波も無ければ集まってビールを飲む。
オイラはそのスタイルが大好きだ。
そうやったらウインドが好きになった。
楽しんで乗ってたら、リップできちゃったよー!
そういうウインドでありたいな、オイラの場合は。

サーファー兼プロフォトグラファーで紅林さんという方がいる。
湘南ベースの写真家だ。
最近ウインドサーファーを被写体にされている。
クラブファロスの項目をクリックすると茅ケ崎ローカルの画像が見られる。
印象的なのはカオリさんの笑顔だ。
みんなアイコンタクトや笑顔で海上ですれ違う。
波に乗るときアイコンタクトで譲ったり譲られたりするとゾクゾクする。