![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/fb/aea60b4130793340d190d4e1a0c1fcfe.jpg)
波には最大のパワーを生じるところがある。
波のパワーはその崩れる部分の水量に比例する。
トロい波は分厚いものだ。厚いということは水量があるということだ。
大した事ないと思っていても巻かれたら想像以上にひどい思いをすることがある。
逆にホレホレの波でも薄ければ大した事なかったりする。
以前は巻かれる度に死ぬ思いをした。
グルグルになり海面に浮上したと思ったらまた次が襲いかかる。
しかし、これは慣れる。慣れるにはコツがある。
波の中で意識をシャットするんだ。
助かりたいとか苦しいとか怖いとか思わない。
『物』になりきる。巻かれるまま、なすがままになる。
そうすると苦しくない。もちろん頭だけは両手で保護するよ。
ウインドでひどい目にあってもすぐウオーターでリスタートする。
サーフィンでひどい目にあってもすぐアウトにパドルアウトして涼しい顔をする。
そういう人たちは波の中で何も考えていない、ということだ。
(でもダブルあったら、死ぬかと思った!って言っちゃうかな!)
波というのは円運動をしながらビーチにやってくる。
だからドルフィンスルーは波の性質を利用した理にかなったゲッティング方法なんだ。
波には周期があって波長がある。
波には固有振動数λがあって、二つの波がミックスされた場合、
振動数が違うと互いにそのパワーを打ち消しあう性質を持っている。
御前崎のジャンクなコンディションで二つの波が重なった瞬間、なくなるときがあるね。
振動数が一致すると、とても危険な状態を生む。
いきなり目の前で大きくなるやつだ。
もちろん地形は関係するけど、本来波は一定方向から来るものではない。
風は本来ガスティーなように、風によって生まれる波は方向性が一定ではないのだ。
だからミックスという状態を生んでしまう。
振動数は結構興味深いもので、
あらゆる物体には固有振動数がある。
地震がもつ振動数とビルが持つ固有振動数が一致すると
ビルは崩れるどころか破壊された状態になる。
波というのは海だけでなく、
音も光も全て周波で伝わる。人の心もだ。
目で一番わかりやすいのが海の波ということだね。
でもなかなかわからないのは女性の心の波だ。
海も女性もいつも乗りたいけどなかなかうまくは乗せてくれない。
はっ!っと思わない?
ウエーブではアグレッシブに波を攻めるけど、
海面自体は優しく優しくレールをかませたほうがいい。
波に対しプッシュはするけど喧嘩はいけない。
海の男は女に対してもそうじゃなくちゃ!
オレはしつこいけどアグレッシブじゃないからダメだな。
それにガッとレール入れて失速しちゃったりするからな。