Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

Sweet Summer Sweat 1969

2006-05-26 00:09:36 | インポート



暗いR134を西に向かって走っている。
左手に見えるビーチは砂漠のようで、髪をなびかせる風が涼しい。
遥か前方のレーザーライトを辿ると一軒のホテルが見えた。
頭は重く、視界がかすんできて、
どうやら今夜は休息が必要だ。

暗いビーチの入口に女が立っていた。風の音が聞こえた。
ここは天国か地獄か、自分に問いかけてみる。
彼女はビーチへ案内してくれた。
松林の回廊から声が聞こえた。。

ようこそ、パーク・カリフォルニアへ
素敵なところだろう 好きなだけいてくれ

彼女の周りには若い女がたくさんいた。「友達」らしい。
月明かりのボードウオークでフラを踊っていた。夏の甘い汗の匂いがする。
ある者は思い出すために、ある者は忘れるために、、

俺は近くの店に行き、セイルを買おうとした。
店は夜中なのに開いていて店の主人は言った。
『あいにく1969年以降のセイルは置いてないんだ。』
1969年?ウッドストックの年?何を言っているんだ?
俺は混乱していると、遠くから女の声がした。

ようこそ、パーク・カリフォルニアへ
ねえ、素敵でしょう?
まだまだ、こんなものじゃなくってよ 
お休みの日は南西が吹くのよ 信じてよ
口実を作って、また来てね

踊りの後、彼女は俺の耳元でこう言った。
『ここではみんな囚人なのよ。私はあなたを刺すこともできる。』

俺は刺されたのかな?きっとそうだろう。

最後に覚えているのは、出口を求めて走り回ったことだ。
俺はここを抜けださくちゃいけない。
まだ『なくした』わけではないのだ。
「落ち着けよ」とどこからともなくウエーブ男が現れた。「君はずっとここにいる運命なんだよ。」
「ビーチへ上がることはできても、ここから離れることはできないのさ」