朝ドラ「虎に翼」を見ながら、涙が出てくる。
寅子と母とはほぼ同世代。
母も前の夫を戦争で亡くした。
赤紙が来たときはどんな気持ちだったのか。
戦死の報を受けたときはどうだったのだろうか。
母の気持ちとドラマが重なる。
ああ、戦争なんてすべきじゃない。
友人の有島希音さんが本を出版した。
「北緯44度 浩太の夏 ぼくらは戦争を知らなかった」だ。
友人の大切な本だから丁寧にブロブで紹介したいと思っていたが、日にちが経つばかり。
私の執筆力では無理
とにかく皆さまには読んでほしい。
だから、今日は紹介します。
この物語の元はネットで連載していた。「海が語ること」というタイトルで。
私もブログで紹介したことがあったと思う。
私は「本にして、出版して」とかねがね有島さんに言っていたが、それが実現してとても嬉しい。勿論、彼女の努力の結果である。
1945年8月15日に戦争は終わったと思っていたけど、ちがった。
北海道の西北の留萌、増毛、小平で樺太から引き揚げてくる非武装の人たちの船が攻撃を受けた。
そして沈んだ。
8月22日のことである。
長い間、どこの国の潜水艦かわからなかったが1992年に旧ソ連の潜水艦だとわかった。
三船殉難事件である。
小学5年生の浩太が海岸で会ったおじいさんの「ひっぱられる」という言葉から物語から展開する。
子どもたちが「戦争」を知る。
1708人もの犠牲者を出し、いまだに多くの人が海の底に眠っているという。
私はそんなことがあったことを知らなかった。
有島さんの物語で初めて知った。
ここで、うまく書けない。
だから、読んでほしい。
是非、多くの子どもたち、大人に読んでほしい。
ぜひ、ぜひ・・・!
有島さんの渾身の作である。
伝えなければいけない事実だ。
今日の「虎に翼」と「北緯44度 浩太の夏」を合わせて、戦争の悲惨さをあらためて思う。
今、ウクライナとロシア・・みんな生を全うすべく生まれてきたんだ。
何故、戦争をする?
国を問わず、悲しむ家族がいる。
だれのための戦争なのだろうか。
有島希音さんの本を読んでほしい。