こんばんは。
札幌在住の有島希音(ありしまきおん)さんの「オリオンの上」を読了。
ちょうど、発行日の今日、6月30日に読了したことの偶然が嬉しい。
というのも、早くに手元にあったのだけど、何しろ、いろいろな用事があり、彼女の大切な本なれば、じっくり、ゆっくり読みたかった。
だから、東北の旅にも持参した。
こんな感じ。八戸までの新幹線内で。表紙大好き。素敵でしょ。中村至宏(なかむらゆきひろ)さんの絵です。
鶴岡から新潟への特急「いなほ」内で。車窓は緑、緑の畑だった。
ところが、いざ読むとなれば、思うようにいかず。でも、ともに旅をしたかった。
そして、今日。
彼女の文章力、表現力に魅せられる。素晴らしい児童文学。
北海道の北西部が舞台。中学1年生の麻由子は大人の勝手な行動に翻弄され、悩んでいる。
そこに、朋也、里美、亜矢、そして吹奏楽部の顧問サヒメこと沙姫の生き方・・・。
祖母の存在感も大きいし、まさしくタイトルのオリオンの上の星が出てきて、星座についての有島さんの博学がすごいなと思う。
シベリウス作曲の交響詩「フィンランディア」を演奏することになった麻由子たち。
吹奏楽をやっている子たちには興味深いだろうなあと思う。だから、身近に感じるだろうと思う。
それにしても、青春は悩むとき・・自分の中学時代を思い出してしまった。
こんなに考えていたかなあとも思ったけど(私って単純だったかも‥ね)
ロシアにフィンランドは支配され、ひどい扱いを受けていたころに生まれた曲だ。
サヒメが言った「兄ちゃんじゃない、パパでもママでもない。私は、私」が麻由子と同様に私の心にも残った。そして、祖母の言った「がまんすれば……、そのうち……」も残る。
海に残る座礁船を見て思ったことがいい。
「自分を滅ぼそうとする波に打たれ、だまってそこにいる……。あんなふうに生きられたらいいな、すべてを受け入れて。そうすれば、どんなこともこえていける。」と。
吹奏楽、星、船・・・キーワードです。
一読を子どもたちにも大人にも進めます。
ぜひぜひ、お読みください。
相変わらず、うまく感想を書けない私・・ごめんなさい、有島希音さん。
それで、こんな大事な本を紹介した私ですが、6月も今日で終わり。
で、たくさんのきゅうりでブログのお友だちの(勝手に言います)Tさんの記事を参考にきゅうりのキューちゃんを作ってみました。
ボールいっぱいのきゅうり。
これがこういうふうになりました。生姜が入っています。
辛いのが苦手なので、唐辛子は1本にしました。
実は息子が「きゅうりのキューちゃん」が大好きなんです。
で、帰宅した息子が「おいしい!」って。母としては満足です。
それから、ついでに、ピーマンの昆布和え、キュウリの昆布和えを作りました。
これも息子が大好き。どこまでも過保護な私?でも、世の母は皆そうだと思います。
だけど、私もこれは好きなんです。ただ、それぞれに塩昆布(今回も北海道産)と混ぜるだけ。
いずれも夫が丹精込めて作った野菜です。
それらは、愛おしく、大事にお料理しました(・・・つもりです)
そして、母たちにお供えしました。
今年も6月、いろいろと楽しかった!
明日から7月です。
夫のまた新しい生活が始まります。元気で楽しく過ごしてほしいと思います。
6月さん、ありがとう。
明日からの7月さん、よろしくね。
いいことがまたたくさんありますように。
いや、きっとあるね!
皆さまにもたくさんのいいことがありますように