あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

如月の終わりに

2007-02-28 20:38:36 | Weblog
「3月に会いましょう」と言って今日の仕事を終える。
いつも月末に言うことなのに、みんなが驚いてくれるから、それが面白くて、つい、言ってしまう。
今回も「『えっ~、ずいぶん遠いなあ』」と思った」と隣の彼女が笑う。
私は相変わらず単純細胞です。

今朝、夫の母の具合がよくなくて、夫は一番の飛行機で帰省。とても心配だったけど、今、いくらか落ち着いているようで、少し安心。だから、こうしてブログに向かえる。
今朝は4時半に起き、見送って、またお布団に入るも、眠れるものでもなく・・・。
我ながら、よく職場に行けたと思う。

とにかく、お義母様の具合がよくなってほしい。それだけを思う。
優しくて、ユーモアたっぷりのお義母様です。いろんな思いが巡る。
夫には思い存分、親孝行してきてほしい。

月曜日のお昼に、友人に電話する。久しぶりに元気な声を聞く。
家のことでいろいろあるときに、その友人を思い出すと元気が出る。
優しい人である。
知り合えたことが嬉しい。
なかなか会えないけど、今の私の心の支えかもしれないな。
ありがたいと思う。

少しずつ、春に向かっている。日も長くなってきている。

如月・・・いいひびき。

明日から弥生です。
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ごたいめ~ん

2007-02-25 22:51:54 | Weblog
ご対面~。
今日は1年ぶりにお雛様を出した。
娘がお雛様は?と言うまですっかり忘れていた。こういうことも珍しい。
本当は昨日出すはずだったのだけど、昨日は気分がのらずに今日。
母の買ってくれた親王飾り。無形文化財の米洲作。25年前のものである。
お内裏様とお雛様のお顔が好きだった。ずっと見ていて飽きが来ない。
箱から出してお内裏様とお雛様を向かわせて「ごたいめ~ん」と覆っていた和紙をはずす。
「1年ぶりね、会えてよかったね」と私は言う。そして私もまた会えてよかった。
母のお金で買ってもらった大切な我が家の宝物。
ふたりの娘が健康で優しく知的な笑顔の素敵な女性であるようにと思う。
これは私にも当てはまるか・・・・・。
心から母に感謝する。「母ちゃん、ありがとう」
お内裏様のりりしいお顔、お雛様の優しいお顔の後ろの金屏風の前に子ども達が小さいときから作ったそのときそのときの製作物も飾る。3歳のときのひまわり会で作ったもの、幼稚園の時のもの・・・かわいかった三人の子ども達の姿が浮かぶ。
そして雛あられ。
息子の健康もお祈りしました。

この3日間、少しゆっくりできた。
明日から、また仕事である。今日は夫ももう休みました。
疲れたよね。
私も寝ます。おやすみなさい
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のんびりタイムに友だち考

2007-02-24 21:25:16 | Weblog
のんびり、のんびりタイム。
私にはそんな時間が必要。
今の私は全く前に進めない。いろんな事を整理したいと思っている。幹事、英会話、童話、踊り、いろんな集まり・・・・・。
沢山の友人がいる。
渋谷の友人が言う。
誰とでもお付き合いしているから、きって行けばと。疲れるでしょと。
そうかもとも思う。友だちも知り合いも沢山いる。誘われば、あまり断れない。
渋谷の友だちと、ふるさとの親友は私の実態を知っている。とても弱音を吐いている時を知っているからね。でも、一般的に、私は、そう、見えないらしい。しっかり者に見えているらしい。それって、児童会や生徒会やいろんな役をやってきた過去の産物のせいだろうとは思うけど。
メールが送られてきて、面倒だなと思っても、相手の立場にたって返事をする。それが時々疲れる。
でも、それって普通よね。大人だったらみんなそうよね。

私の男友達で携帯で写真を送ってくれる人がいた。
初めは嬉しかったけど、今はなんか疲れた。風景であれば「きれいねえ」と答えなきゃいけない気がして・・・。その人は私の質問に対して自分にまずいことであれば返事しない。答えてくれてもいいものをと思うけど、それでいて写真を送ってくる。やっぱり変よね。自分中心だもの。私に何を求めているのと思ってしまう。優しさ?
ああ、私はそんなに心広くないよねえ。一方的な人はいやである。
自己中心的な人は嫌い。自分のことだけで、相手ヘ思いやりを示さない人は嫌い。
でも、今の私もそうかな。

友だちって変化していくものだと思う。いつまでも友だちではない。
これからはやっぱり自分とあう人と正直にお付き合いしていきたい。
そして、やっぱり向上心に燃える前向きな生き生きした女性でありたいと思う。
そうすれば、またそういう人に会えるかな。
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こんなことってあり?

2007-02-23 23:16:53 | Weblog
今朝、頭が重くて、今日の創作童話の会「ローズ・チョコレート」は休もうと思った。「休みます」のメールまで考えて保存して送るだけだったのだけど、少し寝たら、少し元気になったので、パソコンの前に座る。
頭を抱えながら、創作しようと・・・行くか、行くまいか・・・?それが問題だなんて考えながら、詩を書くことにした。それで詩を書く。思っているままに・・・。

バスに乗って電車に乗って・・・世の中ご縁がある方とはあるとかねがね思っていたけど、またすごい確率での再会がある。

電車に乗って、後一駅で降りるというところで、旅行用のバッグを持った女性がふたり乗ってくる。年配の方と若い方。
「電車が違った?」とか何とか話している。そのアクセントから我が故郷の方かしらと思ったけど、何しろ私は仲間の作品を読むのに忙しい。一度は読んだけど、何回でも読みたい。
私の隣に座った年配の女性が私とは反対の人に電車のことを聞いていた。たまたま質問された方がわからなかったようなので、私から話し掛ける。彼女の質問に私は「この電車で大丈夫だと思いますよ」そして「鹿児島ですか?」とたずねる。ぴったしかんかんで大当たり!!それで私は自分のふるさとの市名を言うと、その若い方も私と同じ出身の方と言う。どこかでお会いした気がしたので「あの・・・ミス(市名が入るけどここでは略させてね)で、菜の花を配りませんでした?」「ああ、あのときの・・・」彼女の顔が輝く。
そう、昨年だったか、東京は有楽町でこの前あったあの菜の花キャンペーンの手伝いをしたとき彼女もいらしていた。一緒に菜の花を道行く方々に配ったのである。
そのミスの方である。彼女が「一緒に写真を撮りましたよね」と言う。そして「どこかでお会いした方だと思っていた」と。

長い電車のその一両のその場所で再会するなんて。
行かないでいようかなと思った童話の会に行こうと決め、乗ったその電車。彼女達は鹿児島からいらしたばかりの模様。お仕事の勉強で来られたと言う。
このご縁を神はどう説明するのでしょうか。

愉快だった。多くの人口の中で再会することの不思議さ。
赤い糸か青い糸か知らないけど人の巡りあわせって何なのでしょうか。
昨年、一緒に菜の花を配りながら、誰がまたこんな形で再会すると思うでしょうか。
ほんの一瞬のできごと。

人との出会い、だから、出会った方とは大事にお付き合いしたい。
それが素敵な出会いであればあるほどに。
そして素敵な方であればあるほどに長くお付き合いしたいと思う。
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沈丁花に寄せて

2007-02-23 22:27:50 | Weblog
和室に入るとほわっと沈丁花の香りがする。
父と母の写真の前に飾ってある。実家から持ってきた薩摩焼きの花瓶に庭で取った沈丁花をさして・・・。
この写真はお水を替えたときに写したもの。ちょっと暗いし、こうしてみるともっときれいにさしたらよかったと反省するのだけど、無造作に入れてあるのが自然で私らしい・・・?
この香りをこのブログを読んでいる方々へも届けたい感じ。
久しぶりに見た庭では白椿が満開、1本の梅の木の花びらが散り始め、もう1本は咲き始めている。そして沈丁花。きんかんもなっている。
で、今日は沈丁花の写真。
独身の時、その頃、お付き合いしていた方と沈丁花の香りのする通りを歩いた。
今、思えば、夫の街だった。
あの方は、関東の方だったけど、どうしているのでしょう。
不思議だよね。
その方と買いに行ったキップ。そのキップの電車で私は夫と会った。
そして、結婚した。
ほろ苦い思い出の沈丁花。この花を見ると彼を思い出してしまう。
どこにいるかわからないけど元気で幸せでいて欲しいと切に思う。

昨日は職場の下の旅行会社がスターチスとポピーを配っていたのでもらってくる。フリージアもほしかったな。
花はいいなあ。心が優しくなれる。
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「魂萌え」を見て

2007-02-21 23:00:57 | Weblog
午後仕事を休んで、映画を見に行く。「魂萌え」。
知り合いふたりに偶然にも別々に勧められた映画「前向きな映画よ」と。
今日は、たまたまレディースディでおまけにチケットがあって無料。ラッキーって感じ。
このところ頭が重かったから、ちょっとゆっくりしたかった。ひとり、のんびりリラックス、リフレッシュタイム。
見にきている方は私より上の方が多い。男性がいたのには正直思っていなかったからびっくりした。
昨夜、「明日、映画を見に行くね」と夫に言ったら「危ない」と。
何が?って感じ。

でも、ひとりで映画に行くのは初めて。
私の隣におじ様が来られて座るのには少し違和感を感じたけどね。夫の言葉を思い出す。
もう少しゆっくり見るつもりだったのだけど・・・ねえ。
他に席があいているのだから他に座ってほしかったけど。

で、感想はというと、ちょっと上の世代の方にはいいかなと思った。私の周りはどっちかというと仕事をもってる人が多く、家庭にずっといる人は少ない。良妻賢母というより、自分らしく生きている人が多い。周りの友人に自分を殺して夫に尽くしているというのを感じない。優しさはあるけど、自分の生き方も持っているから。前向きな友人が多い。だから、少し感情移入できない。ただ、主人公のパワーには学ばされる。
原作を読んでみたいと思った。また映画とは違うだろうから。

夜、電話で、映画のことをふるさとの親友に話したら、彼女はすごい読書家なんだけど、既に読んでいる。桐野夏生さんの本はほとんど読んでいるという。

女性の生き方を考えるのにはいい映画だった。
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成人式の写真

2007-02-18 07:43:56 | Weblog
雨が降っている。私の大好きな雨。雨音は今も昔も変わらない。変わっているのは私と状況。
ふるさとの家で聞いた雨音。心が昔にタイムスリップする。

今日は上野に行く。日立フィルハーモニーの演奏会。
楽しみである。
心の浄化をしてきたい。
謝肉祭と、モルダウ・・・。

先日、末娘の成人式の写真ができあがる。
やっぱり素敵である。我が娘ながら、惚れ惚れと見る。
家族写真もバッチリ。
お値段を考えるとあぁ~なんて思うけど、今しかできない写真。
長女は言う。妹のことを「我が家の子どもとは思えないよねえ。きれいだねえ」と素直に言う。そういう、お姉ちゃんも知的で微笑んできれいよ。
息子も堂々としている。夫には思わず「3人よく育てましたね(まだ進行形だけど・・・教育費とかね・・・)」と思う。
私は足が・・・目立ちすぎる・・・なんて。
末娘も以前は着物は着ないと言っていたけど、やっぱり着たいと思うようになるのねえ。
自分でしたお化粧は勲章かなと思う。勉強の成果だものね。

成人式の写真と家族写真は撮ってよかった。
これからのまた新たなスタートの写真である。
日々の生活はつつましく・・ご飯と味噌汁と納豆があればいい!?
そうすると私の足も細くなり、万事めでたしめでたしかな・・うふふ。
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梅の花咲く頃

2007-02-17 16:13:07 | Weblog
我が家のもう1本の梅も咲き始めた。
いいなあ。咲き始めるというのには希望を感じる。
今、あちこちで梅の花が雪のように咲いている。
いつも梅を見ると思い出す。ふるさとの我が家の梅、そしてそのことを書いた詩を校長先生が誉めてくださって「詩を書きなさい」とノートをもらった小学校2年生の頃。1年生だったかなあ・・・。
そんなことから書くことが好きになったのかもしれない。

梅、すいせん、寒さの中でけなげに咲く花にとても惹かれる。

今日は英会話。
4月から辞めますというはずだったのだけど、一番親しい方にチラッと話したら、辞めないでと・・・。ああ、また優柔不断の私が出てしまう。
はぁあ~。

ふるさとの親友よりメール。高校時代のクラスメートが彼女の売り場にきたって。
懐かしいクラスメートの名前。
今は地元の放送局の部長とか・・一緒に勉強したのが懐かしい。数学だけは彼にかなわなかった・・・う~ん過去の栄光か・・・。
まあ、いいや、娘が数学が好きで理系に行ったから・・・何の言い訳にもならないか・・単なる負け惜しみ!?かいな。
彼が就職してから会ったことがあるけど、時間があったら数学の問題を解くんだといって、実際にやっていた。珍しいなあと思ったものである。

過去があり、そして今がある。それぞれの地でそれぞれに生きている。

私ってどうなのだろう。

先日、駅の階段を下りていたら「先生!」と呼び止められる。
3歳の時に受け持ったお子さんのお母様。そしてちょっと遅れてそのかわいかったお子さん。今は高校2年生。昨年、甲子園をにぎわせた有名な投手の高校に通っているという。2・3度見かけたとか。
ふっくらとしたお顔ではなかったけど、大きくなって理知的な高校生にみえた。彼女の白い歯がまぶしかった。
少し立ち話をして「握手しよう」と言って握手したら、お母様も「私も」と手を差し出される。
なんか、スターになった気分?というのか、面映く、でも、ありがたく嬉しかった。いつものことながら共に遊んだ子に今はエネルギーをもらう。

それで相変わらずの私は持っていた海老せんをおやつに差し上げる。はぁ~、私はお・さ・な・い・・・よね。

で、こんなとき、やっぱり自分の生き方を考えてしまうのです。

我が家の庭の梅に来るWhite-eye・・・かわいいね。
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「ヨイトマケの歌」を聞いて

2007-02-16 22:59:16 | Weblog
テレビをつけたら、米良美一さんが出ていた。
そして彼の今までの人生を聞いた。
そして彼は歌った。「ヨイトマケの歌」を。
彼の歌に涙がとめどもなく流れた。母を思い出した。
昔は親はとにかく働いた。父母の働く姿を見て私達は育った。
親の姿は教育そのものだった。
あれがほしい、これがほしいと言えなかった。
子どものために汗水流して一生懸命働いてくれていた。
どこの親もそうだったと思う。

翻って今の私はどうだろうか。
体がだるいといっては休み、休み・・何をしているのだろうと思った。
子どもの夢の手助けはしたい。なのに、今の私は一生懸命だろうか。

米良さんの「ヨイトマケの歌」を聞きながら、昔の親の生きる姿勢、愛を思いながら、自分のふがいなさを思った。
母達はよく働いていた。よくしてくれた。
涙が止まらなかった。
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熱海でのこと

2007-02-10 08:06:14 | Weblog
先だっての熱海の梅はきれいだった。書く時間がなかったので少し書き留めておく。

熱海で温泉につかった翌日、熱海の梅園に行った。ちらほらと咲いていて私の一番好きな咲き具合。
それで、その中にある中山晋平記念館に行く。もう、感激、感激である。
彼の別荘を移築してあるのだけど、お日さまが暖かい。2階で彼の作った歌を聴きながらしばしふるさとの我が家のようにくつろぐ。その歌が昔から歌っていた歌・・・カチューシャの唄、砂山・・・すべてが心に染み渡る。野口雨情、西条八十、北原白秋・・・母に聞いていた歌、共に歌っていた歌・・肩たたき、うさぎのダンス、証城寺の狸囃子、シャボン玉・・・まだまだ、たくさん・・・私達が歌っていた歌はほとんど彼の作曲である・・・♪
多くの方がたたみに座って聞いていた。口ずさんでいるご婦人も・・・。わかるよねえ。歌は心のふるさとだもの。

そして、今度は澤田政廣記念美術館に行く。これまた木彫りが、ステンドグラスがすばらしい。デッサン、石膏、木彫りとやっていくとか・・・古事記を元に作っているのが多い。
80歳のときに阿蘇で買った大楠があった。13年置いて93歳で彫るつもりだったと言う。残念ながら93歳で亡くなり、それはできなかったけど、彼の偉大さに目を見張った。
楠の木は熱海が北限だと言う。我がふるさとの校歌に「樟の芽吹きの・・」というフレーズがあった。樟は中国の字であるという。いずれも「くす」である。
ちなみに熱海の来宮神社の楠は日本で2番目に大きいとのこと。一番は我が故郷、鹿児島は蒲生の大楠である。親友が住んでいたので以前、見たことがある。

で、好奇心旺盛な私達は来宮神社へ。
あった。すばらしい。
そこに立つと人間のちっぽけさを感じ、その木の大きさに圧倒された。
樹齢2千年以上とのことである。なぜか、元気をもらう。しばし、たたずむ。

そして「だしがうまい」という看板につられて神社のお店でうどんを食べる。桜海老のてんぷらがのっていておいしい。
いつもは、そこのお巫女さんをやっているのだけど、今日はパートの方がお休みでといって作ってくれた方とおしゃべり。神社のこと、楠のことなどを聞けて、楽しい時間だった。
帰りは、澤田政廣記念美術館でもらった梅の花を抱えて電車。

今、あの梅が花瓶の中できれいに咲いている。

熱海の小さな旅はまたまた多くの発見があってとても楽しかったのである。

我が家の庭の白梅もきれい。まもなく紅梅も咲きそう。
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