土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

その(9)ラム・ハンドル・ハンター

2018-09-03 16:52:00 | 狩猟とナイフ
  ラム・ハンドル・ハンター(Lamb Handled Hunter)は、トーマス・ラム(Thomas Lamb)氏によってデザインされたハンドルを使用し設計されたシースナイフで、1954?年から1964年まで販売されました。使用されたハンドルデザインは、1945年12月に、ニューヨーク市のトーマス・ラム(Thomas Lamb)氏によってU.S.パテント2,390,544が取得され、ガーバー社に使用を認可したものでした。ガーバー社ではそれをラム・パターン・ハンドル(Lamb pattern Handled)と呼びました。
 1947年9月に、ラム・パターン・ハンドル(Lamb pattern Handled)を初めて使用して、アバクロンビー&フィッチ・ハンター(Abercrombie & Fitch hunter)が発売され、1953年4月まで販売されます。刻印は右側に(GERBER)、左側が(ABERCROMBIE & FITCH CO.) 、下側にラム・ハンドルの特許番号が打刻されていました。
 その後、ラム・ハンドル・ハンターとなり、クリップ・ポイントからストレート・ポイントになります。刻印は右側に(GERBER)、下側(ラム・ハンドルの特許番号)にとなります。1955年から下側に(GERBER)のみとなり、1965年からは、マグナム(Magnum)と呼ばれ1969年まで販売されます。刻印は下部に『GERBER のみのものとGERBER・エクスカリバーマーク、GERBER・MAGNUM・エクスカリバーマーク』となります。

 今回、紹介するのは、ブレード、ハンドルともにクロームメッキが施されたラム・ハンドル・ハンターです。
 ハンドル下に「GERBER エクスカリバーマーク」が打刻されたものです。エクスカリバーマークは1954年から使われますので、それ以降、また付属するシースから1964年頃、ラム・ハンドル・ハンターの最後期の製品だと思われます。

  















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