今年の初マムシ

　2009年5月13日　山道でハミ（マムシ）に遭遇しました。


画像：小さなハミ（マムシ）です。

仕事を終えて山道を車で帰っていました。道路の真ん中にいるのはハミではないか。

気がついたのはハミの寸前、通り過ぎて急いで車から降りて見に行きました。
全長30センチあまりの小型のハミです。

私を威嚇して、身体を三角型に扁平させて大きく見せ、攻撃態勢をとります。

数年前捕まえようとして失敗、右手の人差し指を咬まれて入院という、ひどい目に遭っているので、ハミ憎し。頭を踏みつけて殺しました。

80歳をこえる私の父も50年あまり前に、足をハミに咬まれています。ある夏の日の夜、穴内小学校の校庭で上映された映画を見ての帰りのことでした。真っ暗な山道を提灯の灯りを頼りに帰っていて、ハミを踏みつけてしまったのです。足首を咬まれたのですが、異様な色に腫上がった足は子供心に心配で心配でたまらなかったことを覚えています。

50年昔の頃はテレビなどあろうはずもなく、たまに開かれる小学校での映画の上映はそれはもう楽しみでした。嵐寛（嵐寛寿郎）の「鞍馬天狗」など人気の映画でした。上映の日は集落で動ける人は全員見に行ったものでした。

親子揃ってハミに咬まれたことになります。

私の周りにはハミに咬まれた人が何人もいます。稲刈りをしていて咬まれた人。獣道を登っていて木の根を掴んだつもりがハミを掴んで咬まれた人。やはり最も多いのが気づかずに踏みつけて足を咬まれたという事例です。

ハミを踏みつけるのはハミの動きがゆっくりとしているためです。「毒蛇は急がない」ということわざがあります。

毒を持っているため急いで逃げる必要がないのでしょうか。

普通のヘビたちはなかなかいそいそと動きます。一番素早いのがシマヘビですね。こいつを捕まえるのはなかなか大変です。

もし、息子が咬まれたら三代に渡ってハミに咬まれたことになります。これは避けたい。