私は酒が好きですが、あまり飲めません。
飲んべえの国としては、土佐と越後が筆頭だそうです。越後は知りませんが、土佐では、「しょうしょう飲める」と言うと、少々ではなく升升で2升は飲めると言っているのだとよくいいます。
宴会ではやれ飲めそれ飲めと勧められます。ぐいっと飲み干した杯を、そのまんま「ほい」と渡され、なみなみと注がれます。ぐいっと飲み干して「どうも」と返杯するのが土佐流の飲み方です。それほど強くない私の前には、こうして渡された杯がいくつも並ぶのです。貧乏性の私は律儀に飲んでいるとすぐに酔っぱらってしまいます。
モンゴロイドの人々はアルコールに対して「大変強い」「少しは飲める」「全く飲めない」の3タイプがあるそうです。コーカソイドは全て「大変強い」のだそうです。うらやましい。私は中間。
全く飲めない人にやれ飲めそれ飲め、「俺の杯は受けれないのか」と無理矢理勧める人もおりますが、あれはいけません。しかし、最近では全く飲めない人は「私は運転手ですので」と断ると、無理強いがぴたっと止まるようになってきました。これも、ものすごい罰金や処罰になったおかげのようです。運転することが判っているのに酒を飲ませると飲ませた人も罪に問われるのです。
ありがたいやらおそろしいやら。
先日、アカメのことでとても嬉しい出来事がありました。普段は晩酌はまったくやっていませんが、時に嬉しいことがあればカミさんが、「祝杯をあげましょう」と勧めてくれます。カミさんも私同様「少し飲める」口なので、ウマが合います。
確か、冷蔵庫の野菜室に日本酒を保管してあるはずと、覗いてみますと何本かあります。
5合瓶を取り出したのですが、まだ封も切っていません。よく見ると、製造年が平成8年なのです。「おお!これはすごい。完全に古酒になっているではないか」と声が出ました。
早速、封を切って先ずカミさんにお酌をして、私も注いでもらいました。「おお、これは美味い」またも声になりました。実に美味いのです。少しだけ色もついていますが、まったりととろけます。それでいてすっきりした飲み口なのです。
飲んべえでないことを喜びました。実は古酒になったのは偶然ではありません。私は古酒が大好き。好きになったきっかけですが、もう一昔(二昔?)前にある高知の酒好きの集いでもの凄い酒を飲んだことがきっかけです。
その酒は下記に紹介する「銀河鉄道」という酒でした。下記はネットで紹介(宣伝)していたものをそのまま引用しました。
「千代の亀 銀河鉄道」純米大吟醸生長期熟成生酒
五十崎の禊地区で収穫された契約米の松山三井を30%まで精白し、仕込み、モロミ管理そしてしずく搾りにいたるすべての行程を細心の注意と愛情を注いで造られた純米大吟醸を生のまま凍結貯蔵。
時を経る事十年、やっと日の目を浴びることとなった秘蔵中の秘蔵のお酒です。
そんなお酒だから、飲む側にもそれ相応の仁義を要求します。
心穏やかに謙虚な心持ちで 十年の眠りからゆっくりと目を覚ますのを、しばし待つこと約30分(外気温20度くらいの場合)。
春の淡雪が解けるが如くシャーベット状になったとき、やわらかで官能的な甘い香りが鼻腔をくすぐる。
しかしこれはなんというお酒だろうか?
天使が去った後の残り香、それとも桃源郷に咲く不老不死の果実の匂い?
ほとんど奇跡といっても過言ではない、豪奢にしてして繊細な味わいはまさに亀岡マジック。
特別な日を彩るお酒にぜひ。酒徒必飲の一本。
お酒のスペック
使用米:内子町産契約栽培松山三井 精米歩合:30% 酒度:+5 酸度:1.4
アミノ酸度:1.2 酵母:9号 貯蔵年数 10年
愛媛県のお酒です。
お酒の集いで私が感激していると、ある酒造会社の杜氏さんが、家庭で簡単にできる古酒の作り方を教えてくれました。
どんな酒でもできるのではありません。純米酒であることが条件なのです。銀河鉄道のような大吟醸である必要はないそうです。アルコールが添加されているものはダメで、純米酒だけ。
作り方:瓶の口をビニールテープで密封します。酒瓶を新聞紙などで包みます。光をあてないようにするためです。そしてそのまま、冷蔵庫に数年静かに寝かせるだけ。それでとても美味しい古酒ができるのです。
私が今回飲んだものは何と16年もの。
「飲んべえには絶対できん」と教えてくれた杜氏さんが言っていたのですが、それは、何年も冷蔵庫にいれて我慢ができるかどうかにかかっているのだそうです。
私は飲んべえでないので、こんな至福を味わえたのであります。
飲んべえの国としては、土佐と越後が筆頭だそうです。越後は知りませんが、土佐では、「しょうしょう飲める」と言うと、少々ではなく升升で2升は飲めると言っているのだとよくいいます。
宴会ではやれ飲めそれ飲めと勧められます。ぐいっと飲み干した杯を、そのまんま「ほい」と渡され、なみなみと注がれます。ぐいっと飲み干して「どうも」と返杯するのが土佐流の飲み方です。それほど強くない私の前には、こうして渡された杯がいくつも並ぶのです。貧乏性の私は律儀に飲んでいるとすぐに酔っぱらってしまいます。
モンゴロイドの人々はアルコールに対して「大変強い」「少しは飲める」「全く飲めない」の3タイプがあるそうです。コーカソイドは全て「大変強い」のだそうです。うらやましい。私は中間。
全く飲めない人にやれ飲めそれ飲め、「俺の杯は受けれないのか」と無理矢理勧める人もおりますが、あれはいけません。しかし、最近では全く飲めない人は「私は運転手ですので」と断ると、無理強いがぴたっと止まるようになってきました。これも、ものすごい罰金や処罰になったおかげのようです。運転することが判っているのに酒を飲ませると飲ませた人も罪に問われるのです。
ありがたいやらおそろしいやら。
先日、アカメのことでとても嬉しい出来事がありました。普段は晩酌はまったくやっていませんが、時に嬉しいことがあればカミさんが、「祝杯をあげましょう」と勧めてくれます。カミさんも私同様「少し飲める」口なので、ウマが合います。
確か、冷蔵庫の野菜室に日本酒を保管してあるはずと、覗いてみますと何本かあります。
5合瓶を取り出したのですが、まだ封も切っていません。よく見ると、製造年が平成8年なのです。「おお!これはすごい。完全に古酒になっているではないか」と声が出ました。
早速、封を切って先ずカミさんにお酌をして、私も注いでもらいました。「おお、これは美味い」またも声になりました。実に美味いのです。少しだけ色もついていますが、まったりととろけます。それでいてすっきりした飲み口なのです。
飲んべえでないことを喜びました。実は古酒になったのは偶然ではありません。私は古酒が大好き。好きになったきっかけですが、もう一昔(二昔?)前にある高知の酒好きの集いでもの凄い酒を飲んだことがきっかけです。
その酒は下記に紹介する「銀河鉄道」という酒でした。下記はネットで紹介(宣伝)していたものをそのまま引用しました。
「千代の亀 銀河鉄道」純米大吟醸生長期熟成生酒
五十崎の禊地区で収穫された契約米の松山三井を30%まで精白し、仕込み、モロミ管理そしてしずく搾りにいたるすべての行程を細心の注意と愛情を注いで造られた純米大吟醸を生のまま凍結貯蔵。
時を経る事十年、やっと日の目を浴びることとなった秘蔵中の秘蔵のお酒です。
そんなお酒だから、飲む側にもそれ相応の仁義を要求します。
心穏やかに謙虚な心持ちで 十年の眠りからゆっくりと目を覚ますのを、しばし待つこと約30分(外気温20度くらいの場合)。
春の淡雪が解けるが如くシャーベット状になったとき、やわらかで官能的な甘い香りが鼻腔をくすぐる。
しかしこれはなんというお酒だろうか?
天使が去った後の残り香、それとも桃源郷に咲く不老不死の果実の匂い?
ほとんど奇跡といっても過言ではない、豪奢にしてして繊細な味わいはまさに亀岡マジック。
特別な日を彩るお酒にぜひ。酒徒必飲の一本。
お酒のスペック
使用米:内子町産契約栽培松山三井 精米歩合:30% 酒度:+5 酸度:1.4
アミノ酸度:1.2 酵母:9号 貯蔵年数 10年
愛媛県のお酒です。
お酒の集いで私が感激していると、ある酒造会社の杜氏さんが、家庭で簡単にできる古酒の作り方を教えてくれました。
どんな酒でもできるのではありません。純米酒であることが条件なのです。銀河鉄道のような大吟醸である必要はないそうです。アルコールが添加されているものはダメで、純米酒だけ。
作り方:瓶の口をビニールテープで密封します。酒瓶を新聞紙などで包みます。光をあてないようにするためです。そしてそのまま、冷蔵庫に数年静かに寝かせるだけ。それでとても美味しい古酒ができるのです。
私が今回飲んだものは何と16年もの。
「飲んべえには絶対できん」と教えてくれた杜氏さんが言っていたのですが、それは、何年も冷蔵庫にいれて我慢ができるかどうかにかかっているのだそうです。
私は飲んべえでないので、こんな至福を味わえたのであります。
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