2014年5月20日,安芸駅のぢばさん市へ行きました.出品してあったシャクヤク「華燭の典」を引き取りに行ったのです.たくさん出荷していたのですが,1束だけ売れ残っていました.
ちょうど知り合いの方がいたのでプレゼントすると,なんと,私も出していたキュウリがたくさん売れ残ってしまっているので,それをもらってほしいと3袋もいただきました.立派なキュウリとシャクヤクの花のぶつぶつ交換となったのでした.
ひょいと冷陳をのぞくとなにやら血だらけの大きな袋が3つあります.ブリのアラだろうかとシールをみるとクジラとあります.おお,どこか東の大敷にクジラがはいったのかとよくみるととても安いのです.1キログラムほどの袋が980円です.
なんとまあ,これは安い.
これは買わなくておらりょうか.買わずんば帰られまい.
しかし,あまりにも安い.イルカなのではあるまいか?昔,室戸市羽根町で行商の軽トラのスピーカーから,森進一も一歩下がるというふうな声でおばちゃんが「いるかいらんか」と叫んでいるのを聞いたことがあります.はて,まあ,投げやりな商売をするものだとあきれていると,「イルカいらんか」としゃれているのでした.
安いので硬い肉かもしれないが,硬くてもクジラ.買いました.
硬いクジラは子どもの頃,月に何度も食べる日常のおかずでした.それこそ筋の部分は噛んでも噛んでも,いつまでたっても原型どおりで,こめかみが痛くなるおかずでしたが,私は大好きでした.ほんのたまに,ごちそうである皮の部分の時など嬉しかったものです.黒い薄い皮の下には分厚い脂肪があり,それこそトロトロでうっとりするほど美味しかったものです.
先日,国際なんとかかんとかでクジラを調査目的でも捕ってはならぬという判決がだされたとありましたが,残念です.
反捕鯨の主な理由が「かわいそうだから」「クジラは頭がよいかしこい動物だから」などのようです.ばかばかしい.こんなことを声高に叫んでイルカ漁の網をきりやぶったり,調査船に体当たりしたり,薬品入りの瓶を投げ込んだり,違法行為の乱暴狼藉をする人たち,それを主張する国々はほとんど牛や豚などを主な食料にしています.
「ケ!」
クジラといっしょに煮るこんにゃくも購入.
家に帰って,早速料理です.大型魚やクジラ,イノシシ,鹿ほか獣系,鳥系は私が料理担当です.本当は料理は自分でするより他の人にやってもらえると,同じ料理でも味が違います.とくに大型のものを処理するともうそれだけで,胸がいっぱい,満足してしまって,で,食べてもどこかうまさがもう一つです.
まあ,ふだんはほとんど料理してもらっていますので,こんな時にはしかたありません.
袋を包丁できりあけ,中身をまな板の上に出しました.皮の部分も少しあります.しかし,どうも筋っぽい.包丁で,す,す,と切れる赤身の柔らかい部分はすこししかありません.うん,やっぱり値段相応なのかと,考えながら一口大に切り分けていきました.
肉の大きな塊が1つあります.それを切り分けようと掴みました.なんと手触りが違います.その肉の中になにやら丸いかなり硬いものを感じます.隣で見ていたカミさんに,「えらい硬いものがある,ひょっとしたらガンじゃないじゃろうか?」などと言いながらひょいと裏返して,周りの肉をどかすと何と何と,目玉がぎょろりと出てきたのです.
周りの筋肉やら神経やら筋やらを切り取り目玉だけにしたものを二つに割ってみました.水晶体やら網膜やら,とにかく大きいので眼科のよい教材になりそうです.
カミさんも私もぎょっとしました.なかなか太い目玉です.これほど太い目玉にはめったに身近にはお目にかかりません.というより,生まれて初めてです.
これは良いものにいきあたったものだ.しかし,高知県はすごい.産直市でクジラの目玉をさりげなく売っているのだ.私が出品したのでもないのに,なぜか自慢したくなるではないですか.うん,やはり我が高知はすごいところだ.
さて味付けです.ひたひたの水から煮ていきます.アクが多いのではないかと思っていたのですが,少し出ただけでした.クジラにはクジラの香りがあります.カミさんは臭いだといいます.わたしにはひたすら懐かしい,いい香りなのですが.
そこでひねショウガを細くきって投入.砂糖と醤油だっけで味を付けました.
カミさんに味を見てもらいました.
「これは美味しい」どれどれ,とても硬いと予想していたのですが,うっちゃられました.硬いどころか,ほどよいかみ応えで,脂肪もたっぷり.特に目玉を動かす筋肉やらもろもろのお肉はうっとりするほど美味しかったのです.また,皮とその下の脂肪も,もう,うまい!のでした.
これほどのものなら,ほかのも全部買い占めてきて,冷凍保存しといたらよかった.
ちょうど知り合いの方がいたのでプレゼントすると,なんと,私も出していたキュウリがたくさん売れ残ってしまっているので,それをもらってほしいと3袋もいただきました.立派なキュウリとシャクヤクの花のぶつぶつ交換となったのでした.
ひょいと冷陳をのぞくとなにやら血だらけの大きな袋が3つあります.ブリのアラだろうかとシールをみるとクジラとあります.おお,どこか東の大敷にクジラがはいったのかとよくみるととても安いのです.1キログラムほどの袋が980円です.
なんとまあ,これは安い.
これは買わなくておらりょうか.買わずんば帰られまい.
しかし,あまりにも安い.イルカなのではあるまいか?昔,室戸市羽根町で行商の軽トラのスピーカーから,森進一も一歩下がるというふうな声でおばちゃんが「いるかいらんか」と叫んでいるのを聞いたことがあります.はて,まあ,投げやりな商売をするものだとあきれていると,「イルカいらんか」としゃれているのでした.
安いので硬い肉かもしれないが,硬くてもクジラ.買いました.
硬いクジラは子どもの頃,月に何度も食べる日常のおかずでした.それこそ筋の部分は噛んでも噛んでも,いつまでたっても原型どおりで,こめかみが痛くなるおかずでしたが,私は大好きでした.ほんのたまに,ごちそうである皮の部分の時など嬉しかったものです.黒い薄い皮の下には分厚い脂肪があり,それこそトロトロでうっとりするほど美味しかったものです.
先日,国際なんとかかんとかでクジラを調査目的でも捕ってはならぬという判決がだされたとありましたが,残念です.
反捕鯨の主な理由が「かわいそうだから」「クジラは頭がよいかしこい動物だから」などのようです.ばかばかしい.こんなことを声高に叫んでイルカ漁の網をきりやぶったり,調査船に体当たりしたり,薬品入りの瓶を投げ込んだり,違法行為の乱暴狼藉をする人たち,それを主張する国々はほとんど牛や豚などを主な食料にしています.
「ケ!」
クジラといっしょに煮るこんにゃくも購入.
家に帰って,早速料理です.大型魚やクジラ,イノシシ,鹿ほか獣系,鳥系は私が料理担当です.本当は料理は自分でするより他の人にやってもらえると,同じ料理でも味が違います.とくに大型のものを処理するともうそれだけで,胸がいっぱい,満足してしまって,で,食べてもどこかうまさがもう一つです.
まあ,ふだんはほとんど料理してもらっていますので,こんな時にはしかたありません.
袋を包丁できりあけ,中身をまな板の上に出しました.皮の部分も少しあります.しかし,どうも筋っぽい.包丁で,す,す,と切れる赤身の柔らかい部分はすこししかありません.うん,やっぱり値段相応なのかと,考えながら一口大に切り分けていきました.
肉の大きな塊が1つあります.それを切り分けようと掴みました.なんと手触りが違います.その肉の中になにやら丸いかなり硬いものを感じます.隣で見ていたカミさんに,「えらい硬いものがある,ひょっとしたらガンじゃないじゃろうか?」などと言いながらひょいと裏返して,周りの肉をどかすと何と何と,目玉がぎょろりと出てきたのです.
周りの筋肉やら神経やら筋やらを切り取り目玉だけにしたものを二つに割ってみました.水晶体やら網膜やら,とにかく大きいので眼科のよい教材になりそうです.
カミさんも私もぎょっとしました.なかなか太い目玉です.これほど太い目玉にはめったに身近にはお目にかかりません.というより,生まれて初めてです.
これは良いものにいきあたったものだ.しかし,高知県はすごい.産直市でクジラの目玉をさりげなく売っているのだ.私が出品したのでもないのに,なぜか自慢したくなるではないですか.うん,やはり我が高知はすごいところだ.
さて味付けです.ひたひたの水から煮ていきます.アクが多いのではないかと思っていたのですが,少し出ただけでした.クジラにはクジラの香りがあります.カミさんは臭いだといいます.わたしにはひたすら懐かしい,いい香りなのですが.
そこでひねショウガを細くきって投入.砂糖と醤油だっけで味を付けました.
カミさんに味を見てもらいました.
「これは美味しい」どれどれ,とても硬いと予想していたのですが,うっちゃられました.硬いどころか,ほどよいかみ応えで,脂肪もたっぷり.特に目玉を動かす筋肉やらもろもろのお肉はうっとりするほど美味しかったのです.また,皮とその下の脂肪も,もう,うまい!のでした.
これほどのものなら,ほかのも全部買い占めてきて,冷凍保存しといたらよかった.
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