あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

どこから行っても遠い町(川上弘美著)

2010年09月09日 | 
あぁ~。
もっていかれたなぁ・・・。と言う感想です。(わかんないか)

なんで、こう。川上さんの作品は切ないのかなぁ。
全体的にメランコリックになりつつ。

ずっとずっと不安で。
それがぬぐえなくて。

でも、人間ってそうなんじゃない?とか。

そういうのをセキララに言われちゃうとさ、とか。

 *

本とか映画とか、あまり読む前や見る前の評を見たくないんですけど、読み終わったら、他の人はどんな風に感じたんだろう?ってすごく興味があって。他の人から補完してもらいつつ、自分の意見が形成されていくのが好きで。

そんなんでAmazonとかの書評を読み終わった後に見るんですが、結構、酷評でした。(笑)作家を続けるってすごく精神を強くしていないとダメだろうな。

私も本を書いてみたいなぁ~ってずっと思ってるんですが、構図や人物を頭の中に描いているけれど、それが上手く繋がらない。(もともと物語とか小説って苦手)

だんなの人が「人は人生において1冊は本を書けるらしいよ」とどこかからガセめいた本当らしいことを言うんで、それなら2冊書いてみたいな、と思っている今日この頃。そんなことをひしひしと思い起こさせてくれる、パズルのピースのような小説でした。

タイトルに『どこから行っても遠い町』ってあるんですけど、ちらっと私が住んでいる町が出てきます。なんか「やったぁ」って気がしました。好きな人に思いが届いた感じ?意外と近くにいるのかな。


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