あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

娼年(石田衣良著)

2005年07月19日 | 
何かの本で『センセイの鞄』と並んで”恋愛小説ならこの本”と紹介してあったので買ってみました。石田衣良さんという人にも興味があったので。

タイトルは、娼婦と少年があわさったような造語になっています。この漢字からも内容は察しがつくとは思うのですが、なかなか奥が深いですよ。

この世の中には色々な人がいて色々な世界がある。私の知らない、その一つを垣間見た気がしました。もちろんこれは小説ですが、普通にあっておかしくないことだと思いました。
生理的に受け付けない人もいると思いますが、そういうことは誰も教えてくれないので、この本を読んで自分でつかみに行けばいいかな、と思ったのです。

この小説を読んでいて思ったのですが、都会の描写がきれいでなんとなくそこへ行ってみたい気分にさせてくれます。実際、この小説を読んでいるときに、渋谷のbunkamura地下のティーラウンジへ足を運んでしまいました。特に明記がなくても、目白のフォーシズンズかなぁとか新宿のワシントンホテルのあたりなのかな?と想像を張り巡らせながら読むことができます。

また他の作品も読んでみたくなりました。

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