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■ 伊勢崎招美の湯 「湯楽の里伊勢崎店」

2002年4月温泉導入の施設ですが、2003年から湯づかいもお湯の感じも全然変わったので入れておきます。

<伊勢崎招美の湯「湯楽の里伊勢崎店」> (群馬県伊勢崎市、9:00~翌1:00、700円(土日祝800円、会員割引あり)、0270-22-2641)
オフィシャルHP

伊勢崎市のロードサイドにある温泉付きスパ銭で、外観・館内とも和風を意識したつくりでなかなか秀逸。会員になると同伴者も含めて入館料100円引きとなるので、2人以上で行ったときは会員になった方がお得です。時間制限も回数制限もないので、家族連れで長時間ゆっくりしている人が目立ちます。

浴室は、内湯と露天の各ゾーンがあり、内湯はカルキ臭ただよう真湯の機能浴槽群にサウナ×2と水風呂。
露天は、岩造二段露天(上段:3人、下段:5~6人、東屋付き)、露天壺風呂(1人用×3)、露天寝湯・座湯、ぬる湯槽ですが、温泉を投入しているのは岩造二段露天のみと思われます。
以前は、露天壺風呂や露天寝湯・座湯にも温泉を入れていましたが、湯づかいを改善し、温泉浴槽を絞っています。
寝湯の脇に竹敷きの3畳位の横になれるスペースがあって、気持ちいいです。
カラン27、アメニティ類完備、土曜19時で30人以上とあいかわらずの盛況。

岩造二段露天のお湯は、黄褐色で約40㎝のにごり湯。上段は源泉を温調なしでそのまま注いでいるので相当の熱湯。あまりに熱いのでけっこう空いています (^^;
(浴槽横には、「客同士で融通して適当に水を追加して欲しい」旨の掲示あり。)
これを下段に流し込んでいるので、下段ではちょうどいい湯加減になっています。
粘土系アブラ臭+微モール?臭+微アンモニア?臭+微貝汁臭の複雑な温泉臭は、群馬温泉「やすらぎの湯」に似ていますがやや弱いです。重曹味+微だし味。
はっきりとした重曹泉系のツルすべ感があり、どっしりとくる重たいお湯ですが、浴後は爽快感が出てお肌すべすべになります。
食塩泉というよりは、重曹泉の特徴が前面に出たなかなかにいいお湯です。

前回はちょっとネガティブなレポとなりましたが、今回は文句なしです。こうしてみると、前回感じられた”タール臭がかった重い感じのアブラ臭”は、アブラ臭にカルキ臭がまじったもののような気がします。
館内はファミリー主体の遊園地状態でしたが (^^;、 お湯は相当にレベルの高いものとなっているのでまた再訪したいです。

Na-塩化物・炭酸水素塩泉 47.4℃、pH=7.7、253L/min掘削自噴、成分総計=2657mg/kg、Na^+=843.5mg/kg (91.32mval%)、Fe^2+=2.4、Cl^-=1046 (74.20)、Br^-=3.5、I^-=2.1、HS^-=0.07、HCO_3^-=620.0 (25.56)、陽イオン計=906.7 (39.74mval)、陰イオン計=1673 (39.75mval) メタほう酸=17.4、硫化水素=0.02 <H11.4.5分析>

〔 2003年10月16日レポ 〕
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■ 狭山やまと温泉 「狭山やまとの湯」

<狭山やまと温泉「狭山やまとの湯」> (埼玉県狭山市、10:00~翌1:00、650円/1回(土日祝750円、会員割引あり)、042-950-0326)
オフィシャルHP

2003年10月、スーパー銭湯チェーンのやまとの湯が、狭山市に温泉付スーパー銭湯をオープンしました。10/4~10/13までは「いちばん風呂フェア」開催中で、入浴350円で会員入会無料(通常200円)はラッキー。
和風のシックな建物で、「蕨やまとの湯」につくりがどことなく似ています。
食事処やヘアカット併設で、ここは課金なしで入れます。

浴室は、内湯ゾーンに御狩場乃湯(みかげ石枠鉄平石貼12人以上/温泉、約40℃)、各種機能浴槽(カルキ臭の真湯)、スチームサウナ、タワーサウナに水風呂。
露天ゾーンはすべて温泉で、さはりの湯(鉄平石貼12人以上、座湯付、約42℃)、射留魔の湯(同4.5人、約37℃)に壺風呂×2。展望はありませんがゆったりとしたつくり。
カラン33、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時で30~40人でしたが、広いので混雑というほどではありませんでした。

御狩場乃湯は、石の湯口から大量投入で側面注入併用、窓側の側溝への流し出し。
さはりの湯は、座湯からの流し混みと側面注入併用、排湯口2ケ所からの流し出し。
射留魔の湯は、石の湯口からの投入+底面注入で、排湯口&槽内側面?からの排湯。
壺風呂は、竹の湯口からの投入で底面吸湯。
射留魔の湯の湯口はぬるめで白く泡立ち、源泉のような感じがしました。
(パンフでは「源泉をわずかに加温、本来あるがままの姿を再現」という微妙な表現 ^^; )

かすかに黄色がかった透明のお湯は、弱塩味(射留魔の湯の湯口)で、弱いタール系アブラ臭 or ヨード臭 or カルキ臭。射留魔の湯の湯口には、弱いながら磯の香があります。見た目は??ですが、塩類泉らしい重みのある浴感と食塩泉らしいしっかりとしたあたたまり感。
射留魔の湯の湯口には成分濃度なりの塩味があったような気がしますが、何となく溶存計3.68g/kgほどのパワーはないような感じもします。
湧出量550L/minもあるのだから、完全かけ流しの源泉槽が欲しいところです。

でも、近場にしては、なかなかいいお湯かと思います。
温泉空白エリアだし、料金もリーズナブルだし、施設もいいし、ここは再訪すると思います。

含ヨウ素-Na-塩化物泉*1 36.2℃、pH=8.0、550L/min(1,300m掘削)、溶存物質計=3.68g/kg、Na^+=1240mg/kg (87.37mval%)、Ca^2+=129 (10.43)、総鉄イオン=0.3、Cl^-=2170 (99.14)、Br^-=10.4、I^-=3.2、陽イオン計=1403.6 (61.73mval)、陰イオン計=2205.5 (61.74mval) <H15.6.10分析、分析機関:地熱エンジニアリング(株)*2>
*1) 新泉質名では、”含ヨウ素”は使わないのでは?
*2) 分析機関=民間企業は、はじめてみました。

〔 2003年10月 4日レポ 〕
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