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□ エリア別総覧 群馬-4 (平野部・東毛)



■ 群馬-4 (平野部・東毛)  → 【 レポのリスト 】

渋川以南の平野部に入ると一気に成分濃度があがり、たいてい3g/kg超の成分濃度をもつ。
食塩と重曹が増え、アブラ臭食塩泉(渋川前橋クアイ會乃山ゆ~ゆ)、モール系(高崎中尾天神湯都里群馬やすらぎ)などがメインになる。有数の日帰り温泉激戦区でセンター系、スパ銭が主流のエリアながら、湯づかいのレベルはすこぶる高い。
施設もととのっているので、北毛や吾妻の湯巡りの帰りについつい捕まってしまう(笑)。

”温泉不毛の地”といわれた東毛でも、古くからある鉄泉系の伊勢崎五色、重曹泉系の藪塚などのほか、近年深深度掘削により多くの温泉が開発されている。成分の濃い化石海水系食塩泉とうすめ単純温泉の2系統がある。前者でかけ流しの施設もあるが浴感は何となく深みに欠ける。そのなかで、源泉直引きでかけ流す伊勢崎湯楽の里は健闘していると思う。
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□ エリア別総覧 群馬-3 (西毛)



■ 群馬-3 (西毛)  → 【 レポのリスト 】

群馬でも特異なエリアでクセモノ湯のメッカ。
霧積は北毛系の格調高い石膏泉だが、南下すると成分バランスが崩れ、一気に成分濃度が増す。単に濃いだけでなく重曹やサブ成分も多いのが特徴。新源泉恵みの湯の”含銅・鉄(2)-Na-塩化物・炭酸水素塩強塩温泉”という泉質名がそのクセモノぶりを如実に物語っている。
成分総計=41.57g/kg、HCO_3^-=22271mg/kgという本邦屈指の成分濃度をもつ妙義長寿の湯吉井牛伏鮎川金井など、どれも重曹のきいた濃いめ食塩泉で入り応えがある。
八塩は濃い重曹食塩泉だが、湯温が低く湯量も少ないので加水循環が残念。それでも源泉にふれられる施設がいくつかあって、超個性的なその素性を確認できる。
西毛最奥の南牧村には個性的なスペックのお湯がいくつかあるが(塩の沢、向屋、野栗沢)、どれも湯づかいいまいちなのが残念。そのなかで、伝説の名湯、浜平源泉をつかう新施設「しおじの湯」は良質。とくに最近、浜平源泉の単独槽ができたらしいので、これは注目。他に星尾、勧能など、個性的スペックのお湯があるが入浴施設はない。
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