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■ 根古屋城温泉 「根古屋城温泉センター」(根古屋の湯) 〔 Pick Up温泉 〕

<根古屋城温泉「根古屋城温泉センター」(根古屋の湯)> (東吾妻町(旧 東村)、11:00~23:00、400円/2h、0279-59-3361)

JR吾妻線「祖母島」駅から西へ約2㎞、県道35号からすこし入った民間施設。35号に「ねこや乃湯」という看板が出ているので見落とさなければ到達できます。
金島、伊香保、小野上、村営あづまなど、大競合エリアのなかに忘れられたようにあって、かつては温泉ガイドにほとんど載っていなかった穴場のお湯。



建物は木造のかなり年季入ったもので、慣れない人は躊躇するかも・・・。
玄関を入って正面に受付、左手がかなり広い休憩所(食事も可、ここのメニューはいろいろあって面白い)、玄関右手を進んだ奥が男女別の浴室。
大内湯(木造10人以上)、小内湯(タイル造円形1人)と露天。
カラン7、シャワーあり、シャンプーなし。カランもたぶん温泉です。
いったときは空いていましたが、地元の人がけっこう利用しているようです。

内湯はいずれも岩から突き出たパイプからの投入でオーバーフロー。木の湯船に円形浴槽をゆったりと配置し、なかなかの通好みの空間になっています。
なお、受付の人の話によると、源泉加熱のかけ流しとのこと。



岩づくりの露天は広くて20人以上。ぬるめのお湯は長湯に最適。
ロケーションはすばらしく、露天の先はすぐ沼尾川の谷、その向こうには赤城山が一望できます。開放感と野趣あふれ、春~秋は気分よさそう。(冬はすこし淋しい?)
そういえばイッサキさんが、夏のおすすめ温泉として紹介されてましたね。

お湯は、わずかに茶色がかった透明で黄土色の浮遊物あり。弱塩味にかすかな温泉臭。弱いながらツルすべととろみが感じられます。
メタけい酸の影響か、湯のなかの手足の先が青白く発光しています。
とりたてて個性はないもののあたりやわらかなデリケートなお湯で、浴後も温まり感が持続します。

泉質を抜きにしてもこの眺望絶佳のロケーションは一度味わう価値あり。暖かくなったらリピートしたいと思います。

新あづま根古屋城温泉 Na・Ca-塩化物温泉 湧出量不明、34.2℃、pH=8.1、成分総計=1.54g/kg、Na^+=497mg/kg、Ca^2+=41.5、Cl^-=729、陽イオン計:556、陰イオン計:847、メタけい酸=121.8、メタほう酸=11.2 <H.6.1.18分析> (源泉名:姫子の湯)

〔 2002年1月14日レポに加筆 〕
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