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■ 平治温泉 〔 Pick Up温泉 〕



<平治温泉>(群馬県長野原町、時間不定、200円、TELなし)

※註 このレポは2004年時点のものです。最近いってないので、いまも入浴できるかどうかはわかりません。

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何回かトライしているものの場所不明だったり閉まっていたりで入湯を果たせなかった平治温泉についに初入湯しました。ONKEN21さんとめがねさんのレポあり。
自家用のお湯に入らせていただく方式なので、場所詳細はパス。

異常に判りにくいところにあり、看板類もまったくないので、誰かに連れていって貰うか、犬のような嗅覚 (^^; がなければたぶん到達できません。
ポツンと佇むバラック小屋は一見物置か?と見紛うほど。
扉を開けると、正面に賽銭箱のような料金箱と注意書き。右手に女湯、左手に男湯。



脱衣所は玄関のすぐ横。カーテンで仕切る簡素なもので木枠式。
浴場は、木造4.5人の湯船がひとつといたってシンプル。木貼りの壁に高い天井の雰囲気あるもの。黄土色の析出物に彩られた湯船も絶妙の風情。湯口には茶碗も置いてあります。
カランなし。シャワー・シャンプー・ドライヤーなど当然なし。休日13時で独占~2人。

無造作な金属パイプの湯口から60L/minほどもザコザコ投入で、湯船まわりに引き回されている排湯溝に惜しげもなく流し出しの完璧な源泉かけ流し。
この排湯溝は屋外に延び、男女湯の排湯を合わせて吾妻川に放流されています。



やや微濁したぬるめのお湯には、酸化鉄らしき赤茶の浮遊物があり、金気味+微炭酸味?、金気臭+焦げ温泉臭。
ベースはキシキシ系ですが、潤沢なアワつきがあるのでぬるすべが明瞭です。
アワつきの量は、甲府の自噴泉群に匹敵するもので群馬では屈指でしょう。
つつみこまれるようななんとも入り心地のいいお湯で長湯仕様。

後から入ってきた地元の方と少し話しをしました。
たまに地元の人以外の人がくるが、雑誌をみてきたという人が多い。/料金を入れないで入る不埒ものがいるので困っている。/お湯は加熱しないでそのまま流している。/入浴可能時間は不定。午前中は閉まっていることもあり、夕方はけっこう混み合うので午後早い時間がいい。等々・・・。
料金を払わずに入るのは云うまでもなく犯罪です。入浴前に支払うのがマナー。
それと、なんと昭文社のマップル「軽井沢&周辺ドライブ」に”北軽別荘族のオススメスポット”(本当かいな? ^^; )として載っていました。

引湯している温泉民宿の「逢友荘」は入湯済みでここもいいお湯でしたが、やはりアワつきが多い分、平治の方が感動的なお湯になっています。

分析表の掲示はありませんが、「逢友荘」でゲットしたものがあるので記載しておきます。

平治温泉(笹の湯)
Na・Ca-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉 41.4℃(AT=28.6℃)、pH=7.3、286L/min掘削自噴、成分総計=1.43g/kg、Na^+=236mg/kg (54.37mval%)、Mg^2+=45.4 (19.78)、Ca^2+=78.2 (20.67)、Fe^2+=0.69、Cl^-=239 (36.65)、SO_4^2-=286 (32.40)、HCO_3^-=344 (30.61)、陽イオン計=397 (18.9mval)、陰イオン計=870 (18.4mval)、メタけい酸=137、遊離炭酸=25.3 <H8.8.16分析>

*浴感よりも鉄分が思いのほか少ないです。

〔 2004年1月17日レポ 〕
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