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関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 水戸武蔵温泉(仮称)(水戸健康ランド温泉) 「ホテル 水戸ラドン温泉」
<水戸武蔵温泉(仮称)(水戸健康ランド温泉)「ホテル 水戸ラドン温泉」> (水戸市、10:00~24:00、1,050円(平日16~ 525円)、029-269-2511)
オフィシャルHP
水戸市郊外のロードサイドにある健康ランド兼ホテルのお湯。ここはてっきり大洗温泉の運び湯かと思っていましたが、調べてみると最近天然温泉を掘り当てたことがわかり突入。
東水戸道路「水戸大洗IC」から水戸市内にむかうR51号沿い(ICから1㎞強の右手)にあるこの施設はキンキラネオン、パチンコ店と同一敷地内にあってディープな健ラのイメージ。
平日16時以降は525円と安価で入れますが、この日は土曜だったので1,050円はたきました。ここの売りは500名収容レストランシアターで連日豪華ショーが催されているよう。「団体様食事付観劇優待プラン」も設定されています。
あと、併設のホテルは平日素泊り@5,250円で泊まれます。
健ラチックな入り組んだ館内には、大浴場(ラドン浴場)、サウナ浴場、湯滝大露天風呂の3つの浴場があります。そのうち1ヶ所の浴場の脱衣ロッカーをチョイス、あとは手拭い一丁で館内を廻ります(ハダカ移動は不可)。
サウナ浴場には適温の浴槽(石造3-4人)と並んで水風呂。その奥にサウナがあります。天井低くこもり気味で浴場全体がサウナのよう。カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。適温槽はとろみとヌルすべがあるものの、浴感はよわく、ゲキ希釈か本泉とは別の源泉では? ザコザコにかけ流している水風呂は、たぶん井水で肌ざわりやわらかな入りごこちのいいもの。
大浴場(ラドン浴場)はサウナ浴場から階段を下ったところにあり、窓のない無機質な浴室に大浴槽(造20人以上)とラドン浴槽(寝湯)とラドン滝湯(休止中)。カラン12、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
大浴槽はみかげ石の湯口から大量投入&底面吸湯の循環仕様。お湯のイメージはラドン浴場の適温槽と大差なくもの足りず。
さて、本題の湯滝大露天風呂です。この浴場は上のふたつとはフロントをはさんだ反対側に離れてあります。手前が男湯、奥が女湯。
脱衣所から入ると内湯(みかげ石造10人位、適温)と洗い場(カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり)、それを抜けて屋外に出ると露天ゾーン。手前と奥にふたつの石造の浴槽。ともに数十人はいけそうですが、手前の方が広いです。それにしてもこの露天の広さはすごい。茨城では五浦や「潮騒の湯」と双璧でしょうか。
手前は屋根付きでややぬる。奥は浅くてぬるめ。庭園とベンチがあって和めますが、やや趣に欠けるか?
手前露天は竹樋からの投入で底面吸湯+奥露天への流し出し。奥露天は岩組滝状投入+手前露天からの流し込みで底面吸湯。ともに温泉だと思いますが、内湯とは比較になりません。(上の2浴場よりはいいですが・・・)
内湯は石の湯口からの投入で底面吸湯。オーバーフローはないもののお湯の鮮度感は高くかけ流しに近いのでは?
かなり強い緑色を帯びた透明のお湯には、うす茶色の浮遊物がただよいます。
重曹味+弱塩味(湯口)、墨系アブラ臭と喜連川系焼けタイヤ臭と弱消毒臭?。
重曹系のツルすべととろみが明瞭で、お湯のイメージは「喜連川CC」に近いものを感じました。
湯口そばではアワつきもあり、鮮度感があるので入っていてきもちがいいです。
相当な温まり感があるので水風呂がほしいところ。浴後は湯切れよく、肌がすべすべになって爽快感がでます。ここらへんは、F^-=23が効いているのかも。
夕方いきましたが、メインPは完全に満車。第3Pのはじに停めるほどの大盛況。さぞやイモ洗いかと思いきや、浴場は拍子抜けするほど空いていました。じつは入館客の多くはレストランシアターに集結。風呂から上がるとちょうど公演がおわったところで、シアター前は一座と観客との握手&撮影会場と化し大騒ぎになっていました。(^^)
しかし、茨城の健ラで、ここまで強力なお湯に出会えるとは正直おどろき。温泉好きはだまされたと思って(笑)、突入してみるのも一興かと。
Na-塩化物・炭酸水素塩泉 49.4℃、pH=8.7、96.0L/min(2,000m掘削揚湯)、成分総計=1.800g/kg、Na^+=592mg/kg (95.44mval%)、Fe^2+=6.3、Al^3+=3.9、F^-=23、Cl^-=603 (64.62)、HCO_3^-=454 (28.27)、陽イオン計=615.75 (26.98mval)、陰イオン計=1102.29 (26.32mval)、メタけい酸=71、メタほう酸=9.4 <H17.9.9分析> (源泉名:水戸武蔵温泉(仮称))
〔 2007年10月12日レポ 〕
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