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■ 八塩温泉 「八塩館」 〔 Pick Up温泉 〕



<八塩温泉「八塩館」>
(群馬県藤岡市(旧鬼石町)浄法寺127、時間要問合せ、700円、0274-52-2651)
オフィシャルHP
紹介ページ (じゃらんnet)

※ここは「ヤシオカン」とカナ表示されることが多く、元レポもカナにしていましたが、新しいHPでは漢字になっているので「八塩館」に改めました。

八塩温泉ではもっとも老舗と思われる旅館。
R462からちょっと入ったところ、工事中のR462バイパス?が開通するとわかりやすくなるでしょう。(2009年11月現在、開通しているようです。)
新館は箱形建築ですが、旧館の玄関まわりなどなかなか趣があります。全体に年季入っているもののよくメンテされていて館内はきれいです。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 女湯

ELVで階下へ降りると男女別の浴場があります。
浴室は三波石枠鉄平石造10人くらいの浴槽がひとつとシンプル。
窓のそとに竹林と渓谷を見下ろせる落ちついたロケーションです。
カラン8、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。土曜13時で独占。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 男湯

奥側の三波石の岩組みから滝状に大量投入+底面冷水注入で強力底面吸湯+わずかなオーバーフローの循環仕様。
底面冷水注入は源泉かどうか不明。
浴槽まわりにところどころクリーム色の析出、湯口まわりにはイガイガの石灰華も成長しています。


【写真 上(左)】 湯色と湯口
【写真 下(右)】 泉源?

きもち黄色がかったお湯はほぼ透明で白い浮遊物あり。
大量希釈らしき無味カルキ臭で残念。
特別な湯ざわりもなくふつうなら早々に退散するところですが、なにか妙に引っかかってくるような存在感があって、しばし浸かっていました。


【写真 上(左)】 飲泉所-1
【写真 下(右)】 飲泉所-2

しかし、ここの凄さは浴場よりも浴場横にひっそりとある飲泉所でしょう。
カランを捻るとでてくる冷水は、強塩味+重曹味+うま味の個性的な味に重曹セメント臭+磯の香。
強烈なとろみ+ツルすべ+ペトペトでちょっと触れただけなのに手がつるつるすべすべに・・・。

これはすばらしい源泉です。
浴場でもこの源泉に触れられるようになるといいのですが・・・。

宿の人の話によると泉源はすぐ下の谷沿いにあるとのこと。
ここは「塩の道、八福神めぐり」の散策コースになっていて、歩いてみると大黒滝の手前に泉源地らしきものがありました。

Na-塩化物強塩冷鉱泉 14.0℃、pH=6.7、湧出量測定せず(掘削自噴)、成分総計=29.0g/kg、Na^+=8770mg/kg (88.57mval%)、Li^+=19.8、Sr^2+=20.6、Cl^-=11500 (75.19)、SO_4^2-=1180 (5.70)、HCO_3^-=5000 (19.00)、Br^-=35.2、陽イオン計=10030 (430mval)、陰イオン計=17720 (431mval)、メタほう酸=722 <H17.6.15> (源泉名:八塩館源泉)
「白寿の湯」に似てますが、鉄分が少なく純粋な重曹食塩がでてるのがミソかな?。

<温泉利用掲示>
加水:あり(温泉資源保護のため) 加温:あり 循環濾過:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 2009/11/27UP (2006/03/19レポ) 〕


E139.3.23.880N36.10.15.670
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■ 横浜温泉 「チャレンジャー」 〔 Pick Up温泉 〕



<横浜温泉 「チャレンジャー」>
(神奈川県横浜市旭区上川井町2287番地、7:00~22:00(第3火 14:30~)、無休、500円/2h、045-922-5590)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)

横浜市旭区にある大規模団地「若葉台団地」のそばの特別養護老人ホーム「あだちホーム」に隣接する温泉施設。以前は特養内の浴場を男女日替わりで一般開放していたようですが、別棟に日帰り施設を新設したもの。

電車+バスだと以下の行き方があります。
東急田園都市線「青葉台」駅から65系統/JR横浜線「十日市場」駅から65系統/JR・東急「長津田」駅から40系統/相鉄「三ツ境」駅から若葉台中央行き、いずれも若葉台中央行きで「若葉台南」下車徒歩5分。
ちょっと道から引き込んでいますが看板がしっかりしているので迷うことはなさそうです。


【写真 上(左)】 温泉スタンド
【写真 下(右)】 浴場入口

駐車場の入り口にいきなり温泉スタンドがあってびっくり。(10円/1L)
全体に無機質で白っぽい内装はなんとなく病院か保健施設のような雰囲気がありますが、これは経営者の性格上しょうがないところかな?
大浴場のほかにアトピーなどの治療用の個室浴槽×4と鍼灸治療院もあります。

男女別の浴室は、浴槽(タイル貼5.6人)、ジェット槽(同、ジェット5本)、寝湯(同、×4、ジェット付)、かけ湯槽(源泉)。
カラン14、シャワー・ドライヤーあり、シャンプーなし。
平日18時で10~20人と盛況。
バルコニーの休憩所にチェアーなどが置かれていますが、保健所の指導で扉が開けられず、一旦脱衣所を経由して行くのは不便。

すべての浴槽に湯口があり、”源泉”の掲示があって、湯量は時間とともに変動します。
浴槽は側面注入+底面吸湯でオーバーフローなくややなまり気味。
ジェット槽は底面排湯?でオーバーフローあり。寝湯はオーバーフローあり。
半循環らしく比較的鮮度の高いジェット槽と寝湯が強力ジェット装備なので、ゆったりと入れないのは残念。

やや熱めのお湯は、薄い緑黄褐色透明で塩味+重曹味?。
油粘土系アブラ臭+お香系のモール?臭が混じった臭いは寝湯とジェット槽で明瞭。
浴室がこもっているせいもありますが異様にあたたまり疲れる攻撃的なお湯かと・・・。さすがに等張性の食塩泉です。
重曹泉系のツルすべもあり、浴後は爽快感が出てお肌つるつるとなります。

500円は安いですが、浴場は狭くあまりゆったりとはできないので、わざわざ休日に遠くから行くようなお湯ではないかも・・・。
でも、近場にあったらまちがいなく通いでしょう。

分析表掲示は廊下と脱衣所にあり、コピーを玄関先に置いてあるのは立派。
湯河原や箱根湯本との比較をまじえた泉質の解説パンフもあるので、泉質には自信があるのでしょう。

Na-塩化物泉 45.0℃、pH=7.7、86.1L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=9740mg/kg、Na^+=3320mg/kg (90.93mval%)、Ca^2+=181、Fe^2+=1.05、F^-=4.49、Cl^-=5500 (96.19)、HCO_3^-=333、NO_3^-=15.9、陽イオン計=3610 (158mval)、陰イオン計=5860 (161mval)、メタけい酸=89.1、メタほう酸=166 <H10.5.28決定> (源泉名:横浜温泉チャレンジャー(横浜 第73号))

〔 2009/11/27UP (2004/2/10レポ) 〕


E139.29.58.000N35.29.53.330
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