関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 松之山湯坂温泉 「ナステビュウ湯の山」 〔 Pick Up温泉 〕
<松之山湯坂温泉 「ナステビュウ湯の山」>
(新潟県十日町市松之山湯山1252-1、9:30~21:00(12~3月 10:00~21:00)、第3水休(1~3月は第1・3水休)、500円(17時~ 400円)、025-596-2619)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (matsunoyama.net)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE観光ガイド)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
松之山温泉街からすこしはなれたところにある自家源泉のセンター系施設。
今回(2009年9月)、「鷹の湯」共同浴場のお湯があまりに不甲斐なかったので、ついつい突入(笑)
ここはあいかわらず、ものすごいお湯でした。
県道沿いに偉容をほこる立派な施設。
Pよこにある泉源は以前はもうもうと湯むむりをあげていましたが、いまはおとなしく(笑)なっています。
【写真 上(左)】 泉源
【写真 下(右)】 浴場入口
入って左手が休憩所&食事処、右手が浴場で正面おくが女湯、左手前が男湯。
脱衣所はゆったりとしてつかい勝手のいいもの。
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯
内湯に入ったとたんにいきなり松之山臭につつまれ、期待が高まります。
内湯ゾ-ンに内湯(みかげ石枠石タイル敷10人以上、圧注付)、小さめのサウナと、扉の向こう階段を下ったところに露天(岩枠鉄平石敷10人以上)。
内湯は以前ジェットがありましたが、今は停止しています。
やたらほてる泉質だし、サウナもあるので、水風呂がほしいところ。
露天は高台にあり、ぼんやりと山の稜線がみえます。昼間はいい景色でしょう。
軒下タイプながら風とおしよく、開放感のあるいい露天です。
カラン10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。シャンプー・コンディショナーは入口に何種類かおいてあり、自由に選べるようになっています。
内湯はみかげ石の湯口から熱め~やや熱に変動するお湯をかなりの量投入。加水をうたがうところですが、やや熱のときも濃度感ばっちり。
以前のレポでも書きましたが、やはり熱交換しているのでは?
底面注排湯口は作動なく、おそらく全量を窓側側溝への上面排湯。
掲示は内湯かけ流しで、お湯の感じからしてもかけ流しだと思います。
露天は奥側の岩の湯口からゲキ熱湯を少量投入&中央の噴水状石の湯口からのやや熱湯投入。すくなくともゲキ熱湯は非加水の源泉だと思います。
槽内排湯は不明ですが、オーバーフローもありませんでした。
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色&湯口
内湯のお湯はやや熱め~適温で灰色にささにごり、イオウ系と思われる灰白色のおおきな湯の花がひらひらと舞っていて見るからによさげ。
松之山らしい強鹹味+苦味。
強烈な松之山臭が湯口だけでなく湯面からも香り立ちます。
ツルすべとスルスル感と強いとろみがあり、あたたまり感がハンパではありません。
どっしりとした重量感のある入りごたえ抜群のすばらしいお湯で、凶暴さではおそらく松之山No.1かと・・・。
水風呂がないので、何度も水シャワーをあびながらの入浴。
露天のお湯はややぬるめながら悪くなく、湯面でもしっかりとした松之山臭がありますが、絶好調の内湯にくらべると、どうしてもインパクトはよわくなってしまいます。
以前は露天がかけ流しに近く、内湯は循環でしたが、いまは湯づかいを入れ替えているようです。
それにしても、内湯のお湯はものすごいもので、以前の露天より上かも・・・。
弱っちくなってしまった「鷹の湯」共同浴場のお湯とはとても勝負になりません。
しかも、料金は以前の700円から500円(夜間400円)へと貸タオル別途にして実質値下げ、この施設内容とお湯なのでコストパフォーマンスは抜群。
日曜19時で男湯常時15人以上と盛況。
地方のセンター系の日曜19時だと、ふつうはかなり空いてきますが、ここはにぎやか。やはりかなりの人気施設だと思います。
松之山にいったらはずせない1湯。おすすめです。
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内湯は適温の大量注湯でぬるめ。緑色微濁やや薄い松之山臭^^)。浴感弱くたぶん循環。露天は内湯より熱く、源泉(熱湯、飲泉可、松之山味^^)と泉状(適温)の2つの注湯。
それにしてもこの露天は強烈松之山臭のすごいお湯!。
泉状の湯口は源泉では?(露天横に雪消しの池があり、横からパイプが3本立ち上がっている。ひょっとして雪解水で熱交換?「泉から熱い源泉が吹き出ることあり注意」の貼紙もあり)
強烈な浴感でヘロヘロに・・・。
だれも長く浸かっていない(浸かれない!)。松之山でもっとも凶暴なお湯 ^^;)でしょう。
これまで入ったセンター系施設ではトップクラスの濃厚なお湯で、これは超おすすめ。
〔 2002/02/22レポを編集 (2002/02入湯時のもの) 〕
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Na・Ca-塩化物泉 95℃、pH=7.6、140L/min(掘削自噴)、成分総計=15.418mg/kg、Na^+=3600mg/kg (59mval%)、Ca^2+=2100 (39)、Li^+=2.0、Sr^2+=28、F^-=2.6、Cl^-=9000 (99)、HS^-=-、Br^-=33、SO_4^2-=74、I^-=6.0、陽イオン計=5891 (256mval)、陰イオン計=9156 (253mval)、メタけい酸=120、メタほう酸=250、遊離炭酸=0.9、硫化水素=- <H20.12.9分析> (源泉名:湯坂温泉)
Na・Ca-塩化物温泉 95.7℃、pH=7.53、220L/min、成分総計=15900mg/kg、Na^+=3861mg/kg (62.87mval%)、Ca^2+=1820 (34.00)、Li^+=1.8、Sr^2+=166.1、F^-=2.3、Cl^-=9364 (98.78)、HS^-=0.2、Br^-=30.9、SO_4^2-=89.0、I^-=7.2、陽イオン計=5984 (267.1mval)、陰イオン計=9546 (267.4mval)、メタけい酸=87.0、メタほう酸=263.1、遊離炭酸=19.3、硫化水素=0.08 <H6.5.31分析> (源泉名:湯坂温泉)
<温泉利用掲示>
〔露天風呂〕 加水:あり 加温:なし 循環:あり 塩素系薬剤使用:あり
〔露天風呂〕 加水:なし 加温:なし 循環:なし(源泉掛け流し) 消毒:なし
※ H20.12の新分析書が掲示されていました。成分じたいに大きな変化はありませんが、湧出量が220L/min → 140L/minとすくなくなっているのが気になります。
※ HPより
ナステビュウ湯の山の泉源は松之山温泉の1つである専用井戸の「湯坂温泉」を使用しています。かけ流しのたっぷりの湯量と良質な温泉で、皆様のお越しをお待ちしています。
■ブランドグルメ
〔 しんこもち 〕
しんこもちは3月3日に浦佐で行われる日本三大奇祭の一つ「裸押合大祭」の名物とされていますが、松之山の天水島、天水越にもしんこもちにまつわる伝承があって、松之山名物としても広く知られています。
うるち米でできた餅のなかに、上新粉で甘さをおさえたこしあんが入った小判型の和菓子で、笹に包まれています。
米どころ、松之山ならではの逸品です。
〔 2010/01/06UP (2009/09入湯・2002/02/22レポを編集 (2002/02入湯)) 〕
○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。
E138.36.51.409N37.4.11.925
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■ 玉造温泉 「行方市老人いこいの宿 天竜荘」 〔 Pick Up温泉 〕
<玉造温泉 「行方市老人いこいの宿 天竜荘」>
(茨城県行方市(旧 玉造町)玉造甲6348-10、9:00~16:00(要事前確認)、月・第1.3火休?(休み多いようなので要確認)、500円(町外)、0299-55-0150)
■ 紹介ページ (coco-ejan.com((株) SEL))
■ 紹介ページ (老人ホームマップ)
お盆の時期、空いてそうな近場ということで茨城鹿行エリアのお湯3湯にいきました。
土浦から霞ヶ浦大橋経由で玉造へ。(後記註:霞ヶ浦大橋は以前有料(普通車360円)がネックでしたが、平成17年11月1日から無料開放になり、鹿行エリアへのアクセスが便利になりました。)
また、霞ヶ浦では、復活した霞ヶ浦帆引き船の見学船が出ています。
【写真 上(左)】 途中で見たハスの群落
【写真 下(右)】 館内
ここは、単純二酸化炭素泉(炭酸泉)ということで、前から気になっていたお湯です。
公営の老人いこいの家ですが、町外入浴も可でパンフも出しているのでカキコします。
場所はハンパじゃなくわかりにくいので、下の地図を参照ください。
人家もまばらな丘陵地を走っていくと、いきなり隠れ里のような庭園風の一画があらわれてびっくり。
ここの高台にある、RC造2階建てのけっこう年季の入った建物が「天竜荘」です。
カラオケはにぎやかですが、全体にのんびりとした雰囲気。
和室(10畳)1日500円は安い!
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 女湯
男女別の浴室は内湯のみ。庭園をのぞむ明るい雰囲気のいい浴室です。
タイル造4-5人の浴槽は、循環装置はあるようですが未作動でオーバーフロー。
源泉かけ流しなのでレジオネラ菌の心配なしとのことです。
金属パイプから20L/min程度を投入でお湯は熱め。
カラン7、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
土曜13時で男女湯とも独占でした。
【写真 上(左)】 男湯-1
【写真 下(右)】 男湯-2
無色透明のお湯にはこまかな白い浮遊物。
無味無臭のお湯には、特別の浴感はありませんでしたが、ごくわずかにアワつきがありました。
【写真 上(左)】 浴場から脱衣所
【写真 下(右)】 湯口
槽内のあちこちに大きめの気泡がついているので、長湯すればついてくるのかも・・・?
カランもたぶん温泉で、水カランは気泡がけっこうつきますが、ポンプ圧送のせいか?
【写真 上(左)】 槽内の気泡
【写真 下(右)】 湯色&湯口
これは2002年夏の入浴時のレポ。
このころはまだ青かった(^^;)ので、あっさり「無味無臭のお湯には、特別の浴感はありませんでした」と流していますが、この成分でかけ流しならば、いま入ればなんらかの特徴を感じるかもしれません。
ネット検索しても最新情報がきわめてすくなく、いまも日帰り開放しているかは不明ですが、機会をみて、もういちど入ってみたいお湯です。
規定泉(遊離炭酸)(Mg・Ca・Na-HCO3・Cl型) 11.5℃、pH=5.70、湧出量=42L/min、成分総計=434.2mg/kg、Na^+=9.005mg/kg (23.78mval%)、Ca^2+=8.789 (26.?4)、Mg^2+=6.788 (32.91)、Fe^2+=7.204、Cl^-=13.96 (25.42)、SO_4^2-=8.232 (11.07)、HCO_3^-=59.99 (63.51)、陽イオン計=31.79 (1.646mval)、陰イオン計=82.18 (1.548mval)、メタけい酸=31.21、メタほう酸=0.447、遊離炭酸=288.5 <S49.3.30分析> (源泉名:玉造町字泉天竜)
※ ガイドなどでは、単純二酸化炭素泉(炭酸泉)と書かれているものが多いですが、遊離炭酸の項(遊離炭酸250mg/kg以上)で温泉法の温泉に適合する規定泉です。
関東周辺で遊離炭酸の規定泉はとてもめずらしいもの。
■ブランドグルメ
〔 行方(なめがた)丼 〕
行方市麻生商工会が認証する地産地消的ご当地丼。
地場産の水産物、野菜を各1品以上つかって認証された料理が「行方丼」。
霞ヶ浦産の水産物(ナマズ、コイ、シラスなど)と地場産野菜(みず菜、わさび菜、れんこんなど)などを食材としてつかい、参加各店が照焼、蒲焼き、かき揚げなど素材の持ち味を生かし工夫を凝らした料理に仕上げているらしい。
なんかてんこ盛りしすぎて、焦点がぼやけているような気もしますが、このあたりは一次産品の豊富なところなので、きっと美味しいでしょう(^^)
(関東農政局茨城農政事務所HPなどを参考)
〔 2010/01/06UP (2002/08/18レポ (2002/08入湯)) 〕
E140.26.46.182N36.6.2.945
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■ 曽呂宮下温泉 「こがね荘」 〔 Pick Up温泉 〕
<曽呂宮下温泉 「こがね荘」>
(千葉県鴨川市宮271、10:30~16:00(要時間確認)、800円、0470-92-9402)
■ 紹介ページ (南房総データベース)
■ 紹介ページ (MAPPLE観光ガイド)
南房総エリアにある多くの自家源泉施設のひとつ。
太海から富山に向かう県道89鴨川富山泉からちょっと入ったところにある湯宿が小帰り対応するもの。
民宿然とした外観。
以前いちど日帰りトライしたことがありますが、先代のご主人らしき人にあっさり断られリベンジ。
TELでは埒があきそうにないので、今回も直接攻撃(笑)
今回でてきたのは女将さんで、予想外に対応がよくあっさりOK。
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 ステンドグラス
ややくらめの浴室に、3-4人くらいの石枠青タイル貼の浴槽。
女湯との境がステンドグラスになっていて、独特の雰囲気があります。
カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
平日12時で男女湯とも独占。
【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 女湯
信楽焼のたぬきが乗ったみかげ石の湯口から循環湯を投入(「循環湯」との掲示あり)し、底面吸湯でーバーフローなしの循環仕様。
べつに温冷混合栓のカランがあって、これは温冷どちらも源泉だと思います。
【写真 上(左)】 男湯の浴槽
【写真 下(右)】 湯口
ほぼ適温のお湯は、透明度60~70cmほどの紅茶色の黒湯系。
重曹味に湯口でモール臭+アンモニア臭+僅微イオウ臭、湯面で有機肥料臭。
総硫黄は3.033mg/kgですが、さほど強いイオウ気は感じられませんでした。
なお、総硫黄=3.033mg/kgだとすると硫黄泉(含硫黄)の泉質がつくはずですが、分析書の泉質名には表記されていませんでした。
【写真 上(左)】 源泉カラン
【写真 下(右)】 湯口&湯色
循環ながら源泉カランもあるし、黒湯らしいツルすべととろみが明瞭な入りごたえのあるお湯なので、温泉好きならば立ち寄る価値があるのでは・・・。
含重曹食塩泉(Na-塩化物・炭酸水素塩泉) 11℃、pH・湧出量不明、成分総計=2.394g/kg、Na^+=725.0mg/kg (95.26mval%)、Fe^2+=0.234、Cl^-=721.4 (61.48)、HS^-=3.016、SO_4^2-=8.806、HCO_3^-=749.9 (37.13)、陽イオン計=733.3 (33.10mval)、陰イオン計=1496.5 (33.10mval)、メタけい酸=63.62、腐植質=98.50、硫化水素=0.017 <S43.3.12分析> (源泉名:曽呂宮下温泉)
<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
■ブランドグルメ
〔 長狭米 〕
千葉県は、じつは全国有数の一等米の産地です。
なかでも南房総、加茂川水系沿いの長狭地方は、蛇紋岩系の土質に恵まれ、質のよい「長狭米」(ながさまい)の産地として知られています。
わけても、主基(すき)地区産の「長狭米」は、明治時代に天皇家の儀式「大嘗祭」に使用する米の栽培地(「主基御斎田」)として選定されたほどの由緒があります。
また、大山地区の大山千枚田は農林水産省の棚田百選に認定されています。
((有)北村商店(鴨川市)のHPなどを参考)
〔 2010/01/06 (2007/12入湯) 〕
E140.4.45.869N35.5.5.985
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