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■ 尾瀬戸倉温泉 「尾瀬ぷらり館」 (尾瀬温泉 「戸倉の湯」)



<尾瀬戸倉温泉 「尾瀬ぷらり館」 (尾瀬温泉 「戸倉の湯」)>
(群馬県利根郡片品村戸倉736-1、12:00~16:30、不定休〔2010年は冬期休業中〕、500円、0278-58-7263)
オフィシャルHP (TEPCO.)
紹介ページ (「MAPPLE観光ガイド」)
紹介ページ (「BIGLOBE温泉」)
紹介ページ (「すいすい尾瀬なび」)

片品最奥、戸倉エリア地区に、尾瀬の自然保護に関する啓発の場、尾瀬を訪れる人々の交流の場として2009/4/23にオープンした「尾瀬ぷらり館」内にある日帰り温泉施設。
ここはONKEN21さんのレポをみて気になっていましたが、先日、老神温泉に泊まったおりに突入してみました。


【写真 上(左)】 関所の門
【写真 下(右)】 エントランス

大清水(尾瀬沼)方面の国道と鳩待峠(尾瀬ヶ原)・坤六峠経由藤原方面の県道の分岐手前の交通の要衝にあります。
ここは、以前何だったかあまり記憶にないのですが(駐車場?)、このあたりではめずらしく広々とした敷地が広がっています。

ここは2003年に計画中止となった戸倉ダムの補償事業として進められていた「戸倉地区整備事業」の一環(地域振興対策施設)として整備されたもの。
現在は片品村の条例にもとづき、東電グループの尾瀬林業(株)が指定管理者として管理運営にあたっているようです。

まわりの広場は鳩待峠行のバス利用者用有料駐車場となっていて、文字どおり「尾瀬の玄関口」にあたります。
Pよこの関所(真田信幸が設けた尾瀬戸倉関所)の門をくぐったところに平成の名水百選「尾瀬の郷片品湧水群」のひとつ、戸倉湧水(硬度19.0mg/kg、pH=7.8)の水汲み場があります。


【写真 上(左)】 自然学校
【写真 下(右)】 自然学校担当の方

どことなくスキー場のゴンドラ乗り場を連想させるがっしりとした建物で、一見温泉施設にみえません。
スタッフの方が2名おられましたが、今シーズンは11月末からGWくらいまで冬季休業見込みとのこと。
スタッフの方は親切で温泉にも詳しく、あれこれ話しているうちにこっちが温泉マニア(笑)と気づかれたらしく、ご厚意で浴室をみせていただき、お湯にふれることができました。
で、手湯(^^)のレポです。


【写真 上(左)】 「戸倉の湯」入口
【写真 下(右)】 女性が「戸倉の湯」担当の方

玄関正面が総合受付、左手に「東京電力自然学校 尾瀬・戸倉教室展示施設」(入場無料)、右手廊下のおくが温泉施設「尾瀬温泉『戸倉の湯』」で、入浴の受付は総合受付でするようです。
2Fもありますが、現在の用途は不明。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

手前が男湯、おくが女湯。
全体に採光がよく、あかるい感じの施設になっています。
脱衣所はまあまあの広さですが、ここは尾瀬の玄関口、団体登山客の利用が見込まれるところなのでピーク時はどうかな?
また、カラン4も少なすぎのように感じました。


【写真 上(左)】 洗い場
【写真 下(右)】 周辺の景色

黒みかげ石枠タイル貼4-5人の内湯と窓のすぐ外側にとなりあって露天(同4-5人)の2槽。
窓からは雪景色がのぞめます。


【写真 上(左)】 男湯-1
【写真 下(右)】 男湯-2

休業中の冬期もタイル保護のためお湯を張っているので、お湯にふれることができました。
黒みかげ石の湯口から30℃中盤~後半くらいのお湯を投入、内湯のお湯をサイフォン方式で露天に供給(ONKEN21さん)しているようですが、はっきり確認はできませんでした。


【写真 上(左)】 女湯-1
【写真 下(右)】 女湯-2

露天にも黒みかげ石の湯口はありますが、「外湯は、余り湯なので低温です。ご了承ください。」という掲示があるので、やはり、内湯から回しているのだと思います。


【写真 上(左)】 男湯の露天
【写真 下(右)】 内湯の湯口

いずれにしても、掲示類やお湯の鮮度感からして、かけ流しかと思います。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤー?。
日曜11時で他の来客はいませんでした。


【写真 上(左)】 男湯の湯口
【写真 下(右)】 女湯の湯口

内湯のお湯はさわったところ(湯面)で30℃台前半~中盤くらいか?
夏場ならぬるめながら非加温でもいけそうですが、やはり冬場はきついかな?
冬場は加温コストがかかるうえに、来場客数の見当がつかないので、さしあたり休業扱いにしているとの由。

お湯はほぼ透明で、わずかにイオウ系の白い浮遊物。なぜか男湯のみ湯面に灰汁のような浮遊物がありました。
湯口のお湯はよわいたまご味にわずかな芒硝重曹味。
甘いイオウ臭が明瞭で、ヌルすべもしっかり。
これまで入った戸倉のお湯では、まちがいなくベストだと思います。


【写真 上(左)】 灰汁のような浮遊物 (内湯)
【写真 下(右)】 (たぶん)泉源施設

源泉については、すくなくとも「尾瀬ぷらり館」の上手にひとつ(ここはその源泉をつかっている)、下手の温泉街の2軒の湯宿の裏手にそれぞれ1つの計3つはあるようです。
湯宿はこの3源泉を混合してつかっているところが多いそうです。

お湯はかなりよさそうなので、営業再開したら再訪したいと思います。

アルカリ性単純硫黄温泉 43.8℃、pH=9.82、湧出量不明、成分総計=0.29g/kg、蒸発残留物=0.28g/kg、Na^+=81.4mg/kg、Ca^2+=2.69、F^-=2.9、Cl^-=35.3、SO_4^2-=64.4、HCO_3^-=0、CO_3^2-=30.3、HS^-=2.3、陽イオン計=85.1、陰イオン計=141、メタけい酸=59.8 <H12.1.26分析> (源泉名:戸倉の湯)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:季節により可能性あり 循環・ろ過装置使用:なし 消毒:露天風呂の衛生管理のため、塩素系薬剤を使用

〔スタッフの方から〕
○つるつるするとてもいい温泉です。来場をお待ちしております。
○施設周辺の自然環境を利用した自然観察会のほか、冬場はスノーシュー(西洋かんじき)を履いて雪原に残された動物の足跡や植物の冬芽の観察するツアーなどのプログラムを実施しています。
○今シーズンは2~3月に尾瀬戸倉スノーシュープログラムを実施、上越新幹線「上毛高原駅」までの往復バス代込みで1人2,000円と安価に設定していますので、参加をお待ちしております。

たしかに、上越新幹線「上毛高原」駅までの往復バス代、昼食代、保険料、スノーシューレンタル代、案内料総込みで1人2,000円は安い!
東電が一部経費を負担するので、このような料金設定ができるのでしょう。


【写真 上(左)】 ウッディな展示場
【写真 下(右)】 ツキノワグマ

「展示施設」はフローリング床のウッディなもの、窓からのながめもよく、一画にネイチャーカフェ的なものを設けたら、オンシーズンなど、けっこうはやるかも・・・。


【写真 上(左)】 キオビホオナガスズメバチの巣
【写真 下(右)】 なんだっけ??

現在、施設の方向感を模索中のようで、ちと意見交換をしました。
そのとき話したことにすこし書き足してみました。

●やはりこの規模、立地で飲食・物販がないのはきびしい。
●飲食・物販はもはや観光の主役、とくに「ここでしか食べられないもの、ここでしか買えないもの」は強い吸引力をもつので、そういったものが必要ではないか。(道の駅の地域特産物コーナーやファーマーズマーケットの人気がよい例)。


【写真 上(左)】 シックすぎるサイン
【写真 下(右)】 スノーパーク尾瀬戸倉

●サインがよわい。来る途中に看板もないし、外観も日帰り温泉のイメージがよわいのでサイン補強がいるのでは?
●藤原から坤六峠経由で戸倉に抜ける道は、関東有数の山岳ドライブコースなので、そこの拠点として、藤原側と広域的に連携を組むとか・・・。


【写真 上(左)】 国道と県道の分岐
【写真 下(右)】 坤六峠の紅葉

●冬場の集客については、「スノーパーク尾瀬戸倉」のアフター客をどれだけ取り込めるかがポイント。
スキー場よこに「尾瀬高原ホテル」があって、入浴割引券を出すほど入浴受け入れに積極的だが、グリーンシーズン限定のよう。
そうなると、アフター客は、沼田方面に流れることになります。

現在の状況は、
1.ふつうの人 (雪道ぎらいで渋滞に耐え混んだ温泉でもがまんする人 ^^ )
 ■国道を走って、渋滞に巻き込まれながら沼田ICそばのパニック的大混雑の「望郷の湯」にいく。

2.雪道ぎらいで渋滞OKだけど、ちと温泉にこだわる人
 ■湯元「初穂の湯」か老神温泉(とくに「湯元華亭」)を攻め国道経由沼田IC。

3.雪道OKで渋滞がきらいな人
 ■背嶺峠、川場経由で沼田ICに直接出る。
  A.混んだ温泉でもOKな人 → 「花咲の湯」
  B.混んだ温泉がきらいな人 → 「しんめいの湯」「小住の湯」「川場いこいの湯」

4.雪道OKで渋滞が超きらいな人
 ■追貝~老神~薗原~赤城西麓広域農道経由で赤城IC以南のICに抜ける。
  温泉好きは、「しゃくなげの湯」や渋川~高崎あたりのほてほて食塩泉でじっくりあたたまって帰る。
 
現況では、「望郷の湯」「花咲の湯」が2大人気温泉、それを500円に料金値下げした老神「湯元華亭」が追う展開か?
ちなみに、この日の夕方、「花咲の湯」に突入しましたが、洗い場はおろか、露天まで順番待ちがでる殺人的なゲキ混みでした。

このように、片品村では冬期、一部の人気温泉に客が集中しています。
スキー・スノボアフター客は、なるべくゲレンデに近いところで温泉に浸かりたいというのがふつうなので、「尾瀬ぷらり館」にもニーズはあるかと思います。
ただし、営業時間16:30までじゃムリですが・・・。

■ブランドグルメ
〔 片品の花豆 〕
花豆とは、花が赤いので「紅花いんげん」ともいわれる大型の豆で、低温を好むため、比較的涼しく昼夜の寒暖差の激しい片品村では、大型で質のよいものが獲れるとされます。
「花豆 甘納豆」「甘納豆高原はなまめ」は片品村尾瀬ブランド委員会の”尾瀬ブランド”に認定、片品振興公社では「花豆ショコラ」を発売するなど、村をあげての加工品開発が展開されています。旬は10月中旬から。

〔 2010/01/17 (2010/01手湯のみ) 〕


E139.15.9.692N36.50.11.042
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戸倉・片品エリアの源泉



【 戸倉・片品エリアの源泉 】
ついでなので、ナゾの多い?戸倉・片品エリアの源泉について整理してみます。

〔 戸倉温泉 〕
takayamaさんの「群馬の温泉ページ」に掲載されている県薬務課作成の温泉統計(平成11年度温泉利用状況)によると、戸倉温泉で源泉総数3(内 利用源泉3)となっています。
また、「片品川上流域の温泉」(群馬県衛生環境研究所 酒井幸子、小島一郎 1992、以降「文献1」)によると、戸倉温泉として「水芭蕉の湯」、「尾瀬の湯」、「小梅の湯」の3源泉が揚げられています。


【写真 上(左)】 尾瀬戸倉温泉街と富士見旅館の日帰り看板
【写真 下(右)】 休館中の「尾瀬温泉センター」

現在休業となっている「尾瀬温泉センター」は、「小梅の湯」、または「小梅の湯」と「水芭蕉の湯」の混合泉使用だったとの情報があります。
これまで入った戸倉のお湯(マルイ旅館、旅館みゆき、かもしか村、ふきあげ)および今回の「尾瀬ぷらり館」はいずれも”戸倉の湯”という源泉名で、温泉台帳や文献1と一致しません。


【写真 上(左)】 かもしか村
【写真 下(右)】 旅館 みゆき

ちなみに、文献1に記載されている源泉スペックは下記のとおり。
<水芭蕉の湯>(1990.12.6)
pH=10.0、蒸発残留物=0.22g/L、Na^+=58.2mg/L、Ca^2+=2.8、F^-=3.0、Cl^-=18.9、SO_4^2-=51.8、HCO_3^-=67.1、メタけい酸=69.6、メタほう酸=3.3
<尾瀬の湯>(1990.12.6)
pH=10.3、蒸発残留物=0.24g/L、Na^+=62.3mg/L、Ca^2+=3.2、F^-=2.0、Cl^-=18.6、SO_4^2-=65.0、HCO_3^-=67.1、メタけい酸=61.2、メタほう酸=4.0
<小梅の湯>(1988.10.13)
pH=9.3、蒸発残留物=0.12g/L、Na^+=19.0mg/L、Ca^2+=8.4、F^-=0.78、Cl^-=6.9、SO_4^2-=32.7、HCO_3^-=51.9、メタけい酸=37.3、メタほう酸=1.1

これに対して「尾瀬ぷらり館」掲示分析書(源泉名:戸倉の湯)は
アルカリ性単純硫黄温泉 43.8℃、pH=9.82、湧出量不明、成分総計=0.29g/kg、蒸発残留物=0.28g/kg、Na^+=81.4mg/kg、Ca^2+=2.69、F^-=2.9、Cl^-=35.3、SO_4^2-=64.4、HCO_3^-=0、CO_3^2-=30.3、HS^-=2.3、陽イオン計=85.1、陰イオン計=141、メタけい酸=59.8 <H12.1.26分析> (源泉名:戸倉の湯)

「かもしか村」掲示分析書(源泉名:未定)は
アルカリ性単純硫黄温泉(Na-SO4・(CO3)・Cl型) 43.8℃、pH=9.6、304L/min動力揚湯、成分総計=0.29g/kg、蒸発残留物=0.28g/kg、Na^+=81.4mg/kg (95.55mval%)、Ca^2+=2.69、F^-=2.9、Cl^-=35.3 (26.37)、SO_4^2-=64.4 (35.54)、HCO_3^-=0.0、CO_3^2-=30.3 (26.74)、HS^-=2.3、陽イオン計=85.1 (3.71mval)、陰イオン計=141 (3.77mval)、メタけい酸=59.8、硫化水素=0.0 <H12.1.26分析> (源泉名:未定)

また、戸倉の多くの施設で掲示されているmval%値記載のみの分析書は、
アルカリ性単純硫黄温泉(Na-SO4・(CO3)・Cl型) 泉温・pH・成分総計不明、Na^+=95.55mval%、Cl^-=26.37、SO_4^2-=35.54、HCO_3^-=0.00、CO_3^2-=26.74、HS^-=1.82 <H12.12.15分析>

それぞれ微妙にちがうものの、ほぼ同一です。


【写真 上(左)】 ふきあげ
【写真 下(右)】 片品村の浴室の特徴「尾瀬の花のタイル絵」

結局のところ、”戸倉の湯”というのは、「水芭蕉の湯」、「尾瀬の湯」、「小梅の湯」3源泉の混合泉の愛称で、そうなると「尾瀬ぷらり館」も含め、多くの(すべての?)温泉施設が混合泉使用ということで決着がつきます。

「尾瀬ぷらり館」スタッフの方との話しの内容からもそんな感じがしたし、3源泉の混合比は状況によって変えているらしい。
これで、これまで入った戸倉のお湯の微妙な浴感のちがいも説明がつきます。
でもって、湯めぐりマニアは、泉源にちかく源泉かけ流しの「尾瀬ぷらり館」ひとつ入って、尾瀬戸倉温泉一丁あがりということになります。さてさて、どうでしょうか。

〔 片品温泉 〕
戸倉とちがって、片品エリアには自家源泉のお宿がけっこうあって、バラエティに富んでいます。
ふつう、土出(つちいで)地区にあるものは”土出温泉”とよばれ、越本地区のものが”片品温泉”とよばれているようです。


【写真 上(左)】 片品温泉街
【写真 下(右)】 旅館 美里

takayamaさんの「群馬の温泉ページ」に掲載されている県薬務課作成の温泉統計(平成11年度温泉利用状況)によると、片品温泉で源泉総数9(内 利用源泉9)となっています。
また、文献1によると、片品温泉として「新井の湯」「萩の湯1号」「萩の湯2号」「市山の湯」「釈迦の湯」「釈迦の湯2号井」「閑野湯」の7源泉が揚げられています。

整理してみると、
■新井の湯 「千代田館」(日帰り可、入湯済)、「ホテル尾瀬」(日帰り可、未湯)
■萩の湯1号 利用施設不明
■萩の湯2号 「こしもと旅館」(日帰り可?、入湯済)
■市山の湯(土出) 「尾瀬岩鞍リゾートホテル」(日帰り可、入湯済)
■釈迦の湯(1号) 「水芭蕉の宿 ひがし」(日帰り可、入湯済)、「東明荘」(未湯)、「ペンションZAKOJI」(未湯)
■釈迦の湯2号 「みよしの旅館」(日帰り可、入湯済)、「うめや」(日帰り可、入湯済)
■閑野湯(土出) 「旅館 美里」(日帰り可、入湯済)、「旅館 こばやし」(日帰り可?、未湯)
ここまでの7源泉は文献1と合致します。


【写真 上(左)】 尾瀬岩鞍リゾートホテル
【写真 下(右)】 千代田館

温泉台帳からするとあと2源泉ですが、
確実に自家源泉なのは
■ホテルしおじり源泉 「ホテルしおじり源泉」(日帰り可、入湯済)、「かねよ志」(日帰り可、入湯済)
つぎに自家源泉っぽいのが
■すわや源泉 「旅館すわや」(廃業)
以上で9源泉で温泉台帳に合致。

このほか、やませみさんに提供いただいた資料にあるのが
■辰巳源泉(越本) 「辰巳屋旅館」?(日帰り可?、未湯)
■天狗の湯(越本) 利用施設不明

とまあ、ここまで解明するのに、何回片品村まで通ったことか・・・(^^)


【写真 上(左)】 しおじり
【写真 下(右)】 こしもと旅館

ところで、片品村&片品村観光協会が出した「温泉・宿泊ガイド」で日帰り可となっているお宿はこんなにあります。

〔戸倉〕
マルイ旅館、旅館金龍、温泉やど四季亭、玉泉ホテル玉城屋、尾瀬の宿いさ、山の鼻荘、ロッヂまつうら、龍宮旅館、平人旅館、戸倉旅館、旅館わかば、ふきあげ、ペンションゆきみち、ふじや旅館、若松旅館、旅館山びこ、シャレーおぜとくら(かもしか村)、旅館みゆき

〔片品〕
うめや、尾瀬岩鞍リゾートホテル、旅館みさわ、旅館すわや、旅館みよしの、民宿清涼館、旅館あたご、尾瀬かんの、しおじり、尾瀬山どん、旅館尾瀬の里、辰巳屋旅館

「うひょ~、源泉いっぱいあるし、これは稼げそうじゃ」と千湯系温泉マニアは思うでしょう。
じゃが、そんなに甘くはない。これまで、歴戦のなかで日帰り突入撃沈ロストしたのが赤字のお宿(^^;)です。

まずは、どの宿がどの源泉をつかっているかという情報が、一部の宿をのぞいてほとんどありません。
それに、吾妻や北毛のようにわざわざ温泉に入りにくる人もすくなく、受け手側もあまり期待(というか想定)していない感じ・・・。

春~秋にいくと、昼間はお湯を入れていないことが多いし、それ以前に呼べど叫べど誰も出てこない、TELしても誰もでない。
オン・シーズンの冬場なら人もいるだろうと思って攻めると、こんどはテンパってて、とても日帰り受け入れどころじゃない状態になってる(笑)

たとえば、「富士見旅館」(戸倉)のように、「入浴1人500円」と国道沿いにデカデカと看板出しておきながら、いざ行ってみると、まだ午前中なのに「スキーのお客さんがそろそろ帰ってくるから・・・(お湯は張られていたみたい)」とあっさり断られたりします。

たぶん群馬のなかではもっとも湯めぐり難易度が高いエリアかと・・・。
これにくらべると、丸沼、白根、鎌田、花咲あたりは日帰り施設もあるし、お宿も日帰り受け入れに積極的なので、ぜんぜん楽になります。

そのなかでわりに積極的なのが、
戸倉では「かもしか村」と「マルイ旅館」。
片品・土出では、「千代田館」「うめや」「尾瀬岩鞍リゾートホテル」で、今回これに「尾瀬ぷらり館」が加わったことになります。
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