関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 甲府市内温泉旅館組合 第一号泉 「ホテル談露館」 〔 Pick Up温泉 〕
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<甲府市内温泉旅館組合 第一号泉 「ホテル談露館」>
(山梨県甲府市丸の内1-19-16、5:00~浴2:00(不可時間あり要確認)、原則無休、1,050円、055-237-1331)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
甲府市内の歴史あるホテルが日帰り開放するもの。
有栖川宮殿下のご来県で宿泊所を探していた山梨県の依頼を受け、地元の名士、中澤伸吉氏により明治二十年創業された(HPより)という、ただならぬ格式をもっています。
以降、甲府の名門旅館として歴史を重ね、伊藤博文公をはじめ、歴代総理、さらに多くの画家・文人の宿泊、逗留の場となり、為書きや手紙が残されています。
昭和55年、木造の日本旅館から洋室を主とした鉄筋コンクリート建ての「ホテル」に転換、現在に至っています。
舞鶴城公園(甲府城城址)や県庁の南、市役所のとなりという、市内一等地に立地。
甲府駅より徒歩で8分と便利ですが、Pは52台(宿泊者のみ無料)と少なく、周辺の有料Pに泊めた方がいいかと。
レトロ入った重厚な館内は、温泉付シティホテルとしては、上野池之端の「水月ホテル鴎外荘」に通じるものを感じました。
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【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴槽
浴場は、1階ロビーの片隅、ELVホールの脇にひっそりとあります。
なお、温泉付の客室もあるようです。
左手が男湯、右が女湯。
細長くて狭めの脱衣所、扉をあけるとさして広くなく、やや暗めの内湯のみの浴場です。
4-5人の浴槽は、さすがに大理石枠絵タイル敷の質感のあるものですが、正直、エントランスやロビーの質感、スケール感にくらべると、ややそっけない浴場に感じます。
ところが、それをうち消すかのように、扉をあけたとたんにすばらしい温泉臭につつまれます。
大理石の湯口からやや熱めの源泉を20L/minほど投入し、槽内注排湯はなく、全量をオーバーフローする模範的なかけ流し浴槽です。
カラン5、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。
土曜13時で独占~2人。
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【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 ザコザコです
やや熱めのお湯は、綺麗な紅茶色透明で、黒&白のひも状の湯の花が大量に舞っていてみるからによさげ。
イオウ系のたまご味+重曹味。モール臭+しぶ焦げイオウ臭のすばらしく上質な湯の香をもち、湯口ではイオウ臭が卓越しています。
かなりつよめのツルすべに、よわいとろみとイオウ系のスルスルとした湯ざわりが加わり、入りごこちは抜群。
中程度のアワつきまであって、鮮度感もいうことありません。
どことなく奥行きのある浴感は、SO_4^2-=100.3mg/kgによるものかも。(硫酸塩は湯村からの湯脈か・・・?)
よくあたたまり、ときおりカランの水を浴びながらの入浴となりました。
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【写真 上(左)】 巨大湯の花
【写真 下(右)】 湯色
お湯のイメージは越後妻有の名湯、千手温泉をほうふつとさせるもの。
甲府のお湯はかなり入っていますが、頭ひとつ抜けている感じのすばらしいお湯で、すくなくとも甲府周辺ではイオウ気はいちばんつよいと思います。
入浴料1,050円と高めなのでこれまで未湯でしたが、ここまですばらしいお湯とは予想だにしていなかったので、正直びっくり。
手ごろな料金だったら何度でも再訪してしまいそうですが、やはり館内他施設とのバランスからすると1,050円がミニマムなのかな・・・?
食事・部屋付プランもあって料理も美味しそうなので、お金もちの方(^^)は、こちらで入浴するのもいいかもしれません。
Na-塩化物・炭酸水素塩泉 45.2℃、pH=7.4、湧出量未測定、成分総計=1405.4mg/kg、Na^+=367.5mg/kg (88.05mval%)、Ca^2+=24.1、Fe^2+=0.1、Cl^-=450.0 (66.13)、Br^-=1.6、I^-=0.4、HS^-=0.0、チオ硫酸イオン=1.3、SO_4^2-=100.3 (10.89)、HCO_3^-=265.2 (22.67)、陽イオン計=427.77 (18.16mval)、陰イオン計=819.2 (19.19mval)、メタけい酸=148.4、メタほう酸=10.1、硫化水素=0.0 <H20.2.29分析> (源泉名:甲府市内温泉旅館組合 第一号泉)
〔 脱衣所掲示 〕
当浴室の浴槽のお湯は、ホテル裏庭から湧出している天然温泉です。湧出温度が49℃あるため、加熱は一切しておりません
浴槽内の黒い浮遊物は、当温泉の成分である硫黄分と鉄分が凝固したもので、地下から温泉と一緒に湧出されているものです。
私どもでは天然温泉を一切手を加えず自然のままご利用いただいておりますので、自然状況によりまして浮遊物が増えることがございます。
■ブランドグルメ
〔 あわびの煮貝 〕
古来、「山の松茸、海のあわび」と言われますが、山国、甲州にもあわびをつかった特産品があります。
あわびの煮貝は、江戸時代、伊豆沖でとれたあわびを甲州に送るため、醤油で加工し樽詰にして運んだのがはじめとされます。
駿州往還(河内路)や中道往還をたどる道中、馬の背に揺られているうちに、あわび本来の味に醤油の風味と木樽の香りがなじみ、ちょうど甲府に着くころが最高の食べごろとなって、甲府名物となりました。
(このへんは、京の塩サバ(若狭小浜からの鯖街道)に似たところがあります。)
おおぶりのあわびをつかうため、お値段もけっこう張りますが、やはり一度は食べてみたい逸品です。
(「甲府市観光ガイド」などを参考)
〔 2010/01/24UP (2008/12入湯) 〕
E138.34.20.521N35.39.32.046
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■ 鉾田温泉(巴鉱泉) 「ともえ荘」 〔 Pick Up温泉 〕
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/22/649109062fae8374350a9282f30226f2.jpg)
<鉾田温泉(巴鉱泉) 「ともえ荘」>
(茨城県鉾田市(旧 鉾田町)大字当間228-2、9:00~16:00、500円(町外・一般)、0291-33-4107)
■ 紹介ページ (鉾田市観光協会)
「ほっとパーク鉾田」のよこにある福祉センターのお湯。
ここは以前からの懸案でしたが、このあたりにくるのはいつも夜になるので、いつも「ほっとパーク」になっていました。
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【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 浴場入口
全体にあかるい施設で、館内はロビー、休憩所ともにゆったりとしていてなかなかいいです。
利用者はお年寄りがメインですが、料金が安いためかファミリーもけっこういて、館内の人の数からすると、そうとうな人気施設のようです。
福祉センターのよこに大規模なセンター系があるとどことなく「よそものはあっち行け(^^;)」的対応になるところもありますが、ここは、紹介ページで「だれでも利用できる施設です。」とし、町外用団体料金まで設定していて、受付の対応も親切でした。
館内に元気なお年寄りのカラオケが絶好調に響き渡っています(^^)
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 湯気で写真になりません(^^;)
ロビー右手おくに男女別の浴室で、脱衣所はかなり広め。
湯気もうもうこもり気味の浴場に黒みかげ石枠タイル貼10人ほどの浴槽がひとつ。
強力ジャグジーがうなりをあげて絶好調に稼働していますが、場所を選べば余波を避けることができます(笑)
カラン7、シャワーなし、シャンプー・ドライヤーあり。
土曜12時でエアーポケット的に空いていて2~5人。(ちょうど昼食の時間だったからか?)
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【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色
石の湯口から熱湯を大量投入でオーバーフローなしなので、どこかに槽内排湯があるはずですが、確認できず。
かなり熱めのお湯は、透明度30cmほどのコーヒー色の黒湯で、ジャグジー撹拌もあってか盛大に白くアワだっています。
よわい重曹味につよめの有機肥料臭。
いかにもつるつるしそうなお湯ですが、ツルすべはさほどつよくありません。
あたたまりはかなり強烈で、お湯のイメージは飯岡に似ているかな?
うなりをあげるジャグジーがちとうっとうしいですが、施設の性格上やむなしか・・・。
お湯は循環ながらカルキもさほど感じずなかなか入りごたえのあるもの。
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【写真 上(左)】 掲示
【写真 下(右)】 温スタの鉾田温泉
分析書はちょいと意表をついたところにかなり年代もののやつがあって、しかも、源泉名と所在地が摩滅して解読不能。
受付の人にきくと源泉は「ほっとパーク鉾田」※と同じとのこと。
同じだとすると「ほっとパーク鉾田」の露天や温スタで使用の1号泉:鉾田温泉だと思いますが、館内掲示には「当、福祉センターの温泉は、「ナトリウム-塩化物冷鉱泉」泉質でございます。」という掲示があったので、分析書(たぶん巴鉱泉)と同じ。
でも、脱衣所に掲出されていた「温泉の禁忌症、適応症及び入浴上の注意決定書」では、使用源泉名は鉾田温泉、泉質・泉温は、Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 23.9℃となっていました。
狭い範囲で似たような源泉がたくさんあるようなところでは、源泉について尋ねると、「同じ(ような源泉)」と答えられることがありますが、よくきくと、「同じようなお湯だが井戸は違う。」ということがあります。
受付の人が↑のようなニュアンスで答えたのか(あまり詳しそうじゃなかったので、突っ込まなかった(笑))、はたまた、巴鉱泉から鉾田温泉へ切り替えたのか、詳細はわかりませんが、浴感はニュアンスがちがう(「ほっとパーク鉾田」の露天や温スタのほうが塩分が強くpHが高いような感じ)ような感じもしたので、ナゾが残りました。
※「ほっとパーク鉾田」の源泉利用状況は以下のとおり
■鉾田温泉(1号泉、鉾田市当間224番地)
Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 23.5℃、pH=8.0、352.0L/min(301m動力)、成分総計=3.5946g/kg
露天風呂(加温・加水・循環ろ過・塩素殺菌)
温泉スタンド(無料)
■鉾田当麻(たぎま)の郷温泉(2号泉、鉾田市当間224番地)
Na-塩化物強塩温泉 31.3℃、pH=7.7、75.0L/min(1250m動力)、成分総計=25.94g/kg
全身部分浴(加温・加水・循環ろ過・塩素殺菌)
寝湯(加温・循環ろ過・塩素殺菌)
ちなみに、やませみさんの情報によると巴鉱泉のスペックは下記のとおり
Na-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 16.4℃ pH=6.8 12 L/min
鉾田市HPの紹介コメント「無病長寿を欲する人は、ともえラジウム鉱泉をと明治から広く皆様に愛用されております。」
う~む、なんか妙に説得力あるなぁ~(笑)
弱食塩泉* 16.8℃、pH=6.8、12L/min、成分総計=1234mg/kg、Na^+=308.2mg/kg (83.62mval%)、Mg^2+=6.013、Ca^2+=34.08 (10.61)、Cl^-=425.5 (69.99)、SO_4^2-=47.75、HCO_3^-=253.1 (24.19)、陽イオン計=365.1 (16.02mval)、陰イオン計=726.5 (17.15mval)、メタけい酸=44.17、遊離炭酸=96.51 <S48.12.8決定> (源泉名:不明(たぶん巴鉱泉))
*) 筆者註:分析スペックからするとNa-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉=含重曹食塩泉
■ブランドグルメ
〔 鉾田のメロン 〕
いまや押しも押されぬ鉾田の特産品メロン。
夏の降水量がすくなく温暖な気候と、火山灰土壌を活かして全国有数のネット型赤肉メロンの名産地となりました。
主要品種はネット型のアンデス、クインシー、アムスなど。
旬は5月上句から6月下句にかけてで、地元の農園でメロン狩りもできます。
〔 2010/01/24 (2006/12入湯) 〕
E140.29.16.010N36.9.0.610
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■ 四万温泉 「上の湯」 〔 Pick Up温泉 〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/2b/40e46e9ab7790b4f251b3d62681d7dce.jpg)
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<四万温泉 「上の湯」>
(群馬県吾妻郡中之条町四万温泉3977-1、9:00~15:00、原則無休、寸志、0279-64-2321(四万温泉協会))
■ オフィシャルHP (四万温泉協会)
■ 紹介ページ (shimaonsen.com)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (るるぶ.com)
■ 紹介ページ (そば屋中島屋さん)
上州の名湯、四万温泉には外来客にも開放されている共同浴場が、「御夢想の湯」(日向見)、「河原の湯」(新湯)、「上の湯」(山口)、「山口露天風呂」(山口)の4つあります。
山口地区にある「上の湯」は、同じエリアの人気浴場「山口露天風呂」のちかくにあるので、観光客(とくに男性客)には穴場となってたいてい空いている地味なお湯。
「三木屋旅館」の右どなりに和風づくりの落ちついた外観をみせています。
ファサードの仕上げが「三木屋旅館」と同質なので、一見「三木屋旅館」の浴場のよう。
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【写真 上(左)】 左どなりが「三木屋旅館」
【写真 下(右)】 案内板
外来客への開放時間は9:00~15:00。それ以外は地元の方の専用となります。
ちなみに山口地区には公共Pがなく、けっこう路駐の取り締まりもやっているので、新湯の公共Pにとめて散策がてら歩いていくのがいいかと。
建物よこに入って、手前が男湯、おくが女湯。
入口入ったわきに善意の箱(清掃協力金)があるので、ここに寸志を入れるのがマナー。
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【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 脱衣所から
脱衣所、浴室ともにこぢんまり。
浴場は天井高く、湯気の抜けもいいのでこもりはありません。
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【写真 上(左)】 木板の分析書
【写真 下(右)】 木づくりの湯屋
浴槽は木枠みかげ石貼で手前にぬる湯槽、おくが熱湯槽。ともに1-2人のこぢんまりとしたもの。
ともに白い石膏の析出が大量にでた赤みかげ石の湯口から投入で槽内注排湯はなく、投入全量をオーバーフローする文句なしのかけ流し。
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【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 女湯
カラン(水)×2、アメニティ類なし。
土曜AMで男湯2人~独占。
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【写真 上(左)】 熱湯槽
【写真 下(右)】 ぬる湯槽
ぬる湯槽のお湯はきもち懸濁し、ちとなまった感じがしたのでほとんど入らず。
かなり熱めの熱湯槽のお湯は、ほぼ無色透明で芒硝塩味にほのかな石膏臭。
きしきし、ツルすべ、とろみをそなえた四万のスタンダート的なイメージながら、強いあたたまりのあるビシッとくるお湯で、四万のなかでも迫力のあるもの。
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【写真 上(左)】 熱湯槽の湯口
【写真 下(右)】 ぬる湯槽の湯口
かなり通ごのみのお湯で、タイミングによってはじっくり独占浴を楽しめるので、混雑湯を避けたい温泉通にはとくにおすすめかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/0a/50c62a4f8dd51e0696023d67572d8461.jpg)
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【写真 上(左)】 湯口&湯色
【写真 下(右)】 湯色
源泉は塩の湯。
新湯手前の桐の木平には塩之湯飲泉所があって、塩の湯をつかっていそうですが、明治の湯使用なので別源泉です。
Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 57.3℃、pH=7.2、湧出量不明、成分総計=1.51585g/kg、Na^+=283、Ca^2+=157、Fe^2+=0.03、Cl^-=504、SO_4^2-=316、HCO_3^-=79.3、陽イオン計=463.66、陰イオン計=899.89、メタけい酸=104、メタほう酸=35.1、遊離炭酸=13.2 <分析年月日不明> (源泉名:塩の湯)
■ブランドグルメ
〔 沢田だいこん 〕
地元野菜をつかったたまり漬で有名な沢田農協。
四万温泉では地産地消委員会を設置、沢田農協などと協力して、「四万温泉御用達」を選定、四万温泉の旅館などでメニュー開発に取り組んでいます。
そのひとつが、地産地消委員会でネーミングされた「沢田だいこん」。
だいこんの漬物は「沢田の味」でも人気なので、今後、どのような名物料理が開発されていくか楽しみです。
〔 2010/01/24UP (2006/10以降数回入湯) 〕
E138.47.2.300N36.40.40.590
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■ 河内温泉 「千人風呂 金谷旅館」 〔 Pick Up温泉 〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/92/ca9c0620a497014192d2d8f82237ce14.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a5/54eb945062aef3eb8d9d1bd8a7734250.jpg)
<河内温泉 「千人風呂 金谷旅館」>
(静岡県下田市河内114-2、9:00~22:00(AM要確認)、原則無休、1,000円/2h、0558-22-0325 )
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
河内(こうち)温泉というより、千人風呂といったほうが通りがいい、南伊豆の超有名な湯宿が日帰り開放するもの。
マスコミでやたらに取りあげられるので、湯宿というよりもはや観光名所。じゃらんnetでは観光名所(見る・遊ぶ/その他名所)にカテゴリーされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/42/d93ad22848af734e158fa32ff662aac6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/fb/f14fbacba038b439d5078c513e04c44f.jpg)
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 玄関
下田市街から稲生沢川を約3km遡ったところにあって、伊豆急「蓮台寺」駅から歩け、蓮台寺温泉にもちかいですが、自家源泉をもち、独立した温泉となっています。
前庭は道路に面していて奥行きはさほどなく、外観はどちらかというと農家風ですが、年季の入った重厚な玄関はさすがに絵になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/13/50863c785a9707df2e361f27da9e64db.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/3f/5554dfa289494012166f15c8b9447e4f.jpg)
【写真 上(左)】 玄関前のあしらい
【写真 下(右)】 帳場前
木づくりの館内も昔ながらの和風宿の面影をとどめていて、とくに外人客に受けそう。
日帰り受け入れに積極的で、休憩所もあります。
変わったところでは、別館にアート&ダンスホールと天文台があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3a/2c6b569311a1ae64cd634a67c41546db.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/27/bcb652aa33633e823593b457fe76e42f.jpg)
【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 女湯入口
総木づくりの渋~い脱衣所は、広くはないものの2つにわかれているので、つかい勝手がいいです。
ここには、「千人風呂」(混浴)、「万葉の湯」(女湯)、露天風呂(男女別)、一銭湯(家族風呂)があつて、一銭湯のみ宿泊客限定のようです。
千人風呂は「大正四年、『「伊豆の名物となるようなお風呂を』という思いから生まれまたもので、長さ約十五m、幅約五mの巨大な浴槽は、木造の大浴場としては現在でも国内屈指の規模」だそう。(HPより) また、「伊豆一の木造大浴場」ともうたっています。(同)
”総檜造”とのことですから、いまつくったら(つくれるのか?)いったいいくらかかるのか見当がつきません。
深さも深いところで1m以上あって、浴槽というよりほとんどプール。
ちなみに、HPの案内からすると、ここは泳ぎ、バスタオル巻きOKのようです。
混浴で、婦人脱衣室からも入れるようになっています。
万葉の湯は「平成三年十月、女湯の名湯を作りたい一心で、このお風呂を完成させました。幅約五mは千人風呂と同じ、長さは約十一mで七割位ですが、千人風呂同様泳げる広さと深さがあります。」とのこと。(HPより) こちらは、「木造の女湯ということなら日本一」とうたっています。(同)
また、一銭湯は、現存する当館で最も古い風呂で、明治末、一銭で入れたとのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/20/6564800ec851b05f297d652ac4711f9b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/09/62da1bb63c9584ca7e73a34dd2dbf6c4.jpg)
【写真 上(左)】 千人風呂入口
【写真 下(右)】 千人風呂 (画像提供:義満さん (撮影禁止前の撮影))
浴場の扉を開けると目の前に千人風呂が展開します。
左手の手前に熱湯槽(4-5人)、その奥にぬる湯槽(4人)、右手に数十人はいける主浴槽。
主浴槽は手前から奥の露天側にかけて深さを増していきます。
見事な総木づくり、アーチを描く天井、窓格子の意匠など古さびた風格をそなえ、名物浴場の面目躍如。
露天風呂は奥側の木戸をくぐってのアプローチ。
石枠コンクリ敷10人弱のもので、浴客はほとんど「千人風呂」にいるのでここはわりに空いています。
熱湯槽は木の湯口からかなり熱めのお湯、ぬる湯槽はぬるめのお湯を投入。
主浴槽は熱湯槽からの流し込みと少量のオーバーフロー。
あまりに巨大なので、槽内注排湯を確認する気力をなくし(^^;)不明。
露天風呂は木の湯口からの熱湯大量投入+打たせ湯適温投入で少量のオーバーフロー。投入・溢流のバランスからして、槽内排湯はあると思います。
混浴ですが、女性は広い「万葉の湯」で満足してしまうためか、1人もいませんでした。
カラン11?、シャンプーあり?、シャワー・ドライヤーなし。
年末12時で10人程度とやはり旅館の日帰り湯としては多めの入り。
熱湯槽はかなり熱め、ぬる湯槽はかなりぬるめ、主浴槽はぬるめで露天はややぬる。
全体にぬる湯メインなので、みなゆったり長湯モードに突入しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/df/2c6d8df4688f5f9926b74afeaa92b08a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/c9/b83f38336be128bc1f9d70f84a85351a.jpg)
【写真 上(左)】 手前が熱湯槽、左ななめ奥がぬる湯槽 (画像提供:義満さん (撮影禁止前の撮影))
【写真 下(右)】 露天 (同上)
お湯はおおむねうすく懸濁し、うす茶の浮遊物を大量に浮かべています。
ほぼ無味でなまった感じの臭いで、鮮度感はあまり感じられず、浴中、浴後ともにあたたまりはさほどつよくありません。
湯ざわりはきしきし、かるくやさしい感じのお湯なので、それだけになまりが気になるのが残念。
ただ、露天のお湯はほぼ無色透明で浮遊物もすくなく、そこそこの鮮度感もありました。
お湯のよさは露天がピカ一かと。(熱湯槽は鮮度よさげにみえるが、ここもなまり臭があった。)
湯質、湯づかいについてはさしたるインパクトは感じませんでしたが、やはり千人風呂の雰囲気はすばらしいもの。
温泉マニアというより、観光客向けの名物浴場として十分アイデンティティをもっているので、これはこれでありだと思います。
単純温泉 55℃、pH=8.2、湧出量不明、成分総計=401mg/kg、Na^+=86.2mg/kg、Ca^2+=22.8、Cl^-=61.2、SO_4^2-=107.2、HCO_3^-=70.6、陽イオン計=113.5、陰イオン計=241.7 <S56.4.14分析> (源泉名:河内温泉 オボウの湯)
〔 脱衣所掲示 〕
当館が特別に許可した出版社、制作局を除き、撮影禁止の旨の掲示があったので、浴場の撮影は断念。
義満さんから、撮影禁止になる前の貴重な画像を提供いただいたので、それを掲載しています。
■ブランドグルメ
〔 山田鰹節店の削節 〕
創業70年の下田唯一の有名老舗鰹節店。
地場産、国内産にこだわり、昔ながらの製法で一本一本丁寧に造られた鰹節を削っているそう。
鰹削節のほか、さば、むろ混合削節、宗田削節などがあり、とくに厚削り節の品揃えが充実しています。
〔 2010/01/24UP (2008/12入湯) 〕
E138.56.29.090N34.41.45.880
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