関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 北本温泉 「北本温泉 湯楽の里」
北本温泉 「北本温泉 湯楽の里」
住 所 :埼玉県北本市二ツ家3-162-1
電 話 :048-590-4126
時 間 :9:00~25:00 / 原則無休
料 金 :750円(土日祝 800円) 会員各100円引
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
2002/3/13にオープンした温泉スパ銭。2012/07/20にリニューアルをかけていますがリニューアル前施設のレポです。
R17とJR高崎線の間を走る県道164鴻巣桶川さいたま線(旧中山道)沿い、県道164と33が交差する「二ツ家」交差点の南側。
位置的には桶川駅と北本駅の中間くらいです。
マツキヨ、AOKI、ラーメン店などどおなじ敷地内にあり、ロードサイド店的ロケーション。
非常に安定感のあるスパ銭的つくりで、食事処、カットサロン、マッサージ、休憩コーナーなど、スパ銭ご用達アイテムはほとんど揃っています。
他の湯楽の里にくらべ、ゆったりとした感じがあるのも好感。
【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 エントランス
左が男湯、右手が女湯の固定制のようです。
浴場はスパ銭としてはめずらしい回廊様式で、なかなかいい感じ。
各種機能浴槽に中温サウナ、高温サウナを備えてアイテム充実。
うち、露天の壺風呂(陶製1人)×3、と露天の2槽が温泉槽のようで、館内掲示によると壺風呂と露天の「上の湯」が”加温かけ流し”となっています。
なお、2012/07のリニューアルでは、ロウリュウサウナや高濃度炭酸泉が導入され、さらにお楽しみが増えているようです。
【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 施設案内図
水風呂と白湯は真湯ですが、弱とろみと指先の青白発光があって、きしきしした湯ざわりはむしろ温泉槽より強いもの。軽さを感じるお湯で、かなり上質な井水とふみました。
浴槽まわりに石膏っぽい析出も出ているので、若干の硫酸塩成分を含んでいるかも。
水風呂は18℃くらいの入りごろで、「循環」掲示ながら鮮度感はかなりのものがありました。
カラン34、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時で50人以上いる盛況ながら、適度に分散しているので混雑感はさほどありません。
壺風呂は竹樋の湯口投入+側面注入でオーバーフロー。
露天は10人以上の石組浴槽がふたつで、軒下タイプで屋根掛けがあります。
手前「下の湯」がややぬる、おくの「上の湯」が適温~やや熱。
おのおのの石組みの湯口には石灰華と赤茶の変色がでていて、湯口の湯温は変動しています。
いずれも上面排湯口からの排湯で、湯口から排湯に向かうにつれて、うす茶の変色がつよまっていきます。
お湯は無色透明~うす茶うすにごりで白い浮遊物が少量浮かびます。
ほぼ無味で、全体によわいカルキ臭があるもののさして気になりません。
ぎしぎしにツルすべが入りまじる繊細な湯ざわりで、よくあたたまります。
pH高めで重炭酸土類系が入っているせいか、どこかクセもの的で、温泉らしい力感を感じます。
また、析出や変色の加減からして、徐鉄・濾過はないか、あってもよわいものかと思います。
温度規定ぎりぎり(28.5℃)のアル単という先入観でいくと、意外に入りごたえのあるお湯にびっくり。イメージ的には佐久あたりのお湯にちかいものを感じました。
温泉と井水、ともに楽しめるのも好感。
掲示類はとてもしっかりしていて、どちらかというと非力な泉質を、湯づかいでしっかりカバーしている感じ。
ゆったりとした回廊づくりとともに、好感度の高い施設となりました。
〔 源泉名:湯楽の里 北本温泉 〕 <H17.1.12分析>
アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 28.5℃、pH=8.7、207L/min(1,410m掘削揚湯)、成分総計=379.9mg/kg
Na^+=100.5mg/kg (91.27mval%)、Ca^2+=4.5 (4.59)、Fe^2+=0.6
Cl^-=73.6 (43.78)、HS^-=0.2、SO_4^2-=4.1、HCO_3^-=147.1 (50.73)、CO_3^2-=3.0
陽イオン計=109.9 (4.79mval)、陰イオン計=230.4 (4.75mval)、メタけい酸=37.8、メタほう酸=1.8
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:一部あり 塩素系薬剤使用:あり
<同(詳細)>
壺風呂・上の湯:加温かけ流し 下の湯:加温循環
※スパ銭にはめずらしく日本温泉協会の「温泉利用証」がありました。
(女性露天風呂/岩風呂 上の湯/2005/09/01)
・循環装置なし、源泉を常時浴槽に注いでおり、循環はしていません。(完全放流式)
・新湯注入量:毎分100L、浴槽が満たされるまでの時間:1時間19分
・通年塩素系薬剤を適宜投入しています。
■ブランドグルメ
〔 北本のトマト(石戸トマト) 〕
北本ではふるくからトマトが特産品とされ、「石戸トマト」の名で全国に知られていたそうです。
粒の揃わないものもトマトクリームなど、加工品として有効利用されていて、いまも、大福、羊羹、まんじゅうなど、多くの加工品がつくられています。
〔 2013/01/06UP (2010/02入湯) 〕
E139.33.26.497N36.0.34.741
〔 BGM 〕
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■ 敷島温泉 「赤城の湯 ふれあいの家」
敷島温泉 「赤城の湯 ふれあいの家」
住 所 :群馬県渋川市赤城町敷島165-3 (旧 勢多郡赤城村)
電 話 :0279-56-2125
時 間 :10:00~21:00 / 第2水休 (8月無休)
料 金 :300円(市外)/2h
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ(渋川市)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (群馬銀行)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (渋川市赤城商工会)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
2013年年始、じつに12年ぶりに入湯したので補足レポです。
平成5年、竹下内閣の通称「ふるさと創生事業」をつかって温泉掘削に成功、毎分1700Lもの湧出をみたとされる敷島温泉。
ここには「ユートピア赤城」「ヘルシーパル赤城」の豪華施設がありますが、それらに挟まれるようにひっそりとあるのが「赤城の湯ふれあいの家」です。
場所はJR上越線「敷島」駅の利根川寄り。駅徒歩8分、関越道「赤城」ICから約5分と交通の便に恵まれています。
渋川と沼田を結ぶ県道255からさらに利根川寄りのアクセス道に入ります。
道がちと複雑ですが、「ユートピア赤城」「ヘルシーパル赤城」などの看板がでているので迷うことはないかと・・・。
シックな木造の外観は小屋風で、知らない人は見過ごすかも。(2013年時点ではそれなりに目立つようになっています。)
ただ、すこし前(対面が農産物直売所)で佇んでいると地元の方がひっきりなしに出入りしていて相当な人気施設であることがわかります。
建物の外には常連さんの手拭いが一列に干されていて共同浴場か銭湯のよう。
入って右手が受付。その右手おくが休憩所で、地元の年輩客を中心ににぎわいをみせています。
右手おくが男湯、手前が女湯で交替制かどうかは不明。
脱衣所はそこそこの広さで100円返却式ローカーを配置。
浴場は男女別の内湯と露天。
こぢんまりとした内湯浴室に石枠タイル貼5-6人の内湯。
庭園風の露天は豪勢な三波石づくりで20人はいける予想外に立派なもの。
高めの竹垣に囲まれ展望はないものの風はとおり、手前には木組みの屋根が掛けられていて雨の日もOK。
露天まわりには涼み用のベンチも配置されています。
これに地元住民なら200円で入れるのですから、なるほど混む理由もわかろうというもの。
内湯カラン5(すくなすぎ)は常に満杯でした。(いまは増設されているかも。)
後註:2013年時点では内湯から露天に向かう途中に4つ増設され計9となっています。
シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
年輩の地元客がとても多く、土曜11時でかなり混んでいました。(2013年では年始13時で10人ほど。)
内湯は赤茶変&少量の石灰華のでた石組みの湯口から熱湯をしずかに投入し、上面排湯口からの排湯でオーバーフローはなし。
露天は奥側の赤茶変&少量の石灰華のでた石組みの湯口からの熱湯投入と側面熱湯注入。
手前上面排湯口からの排湯とそのそばの側面吸湯口からの吸湯があるかどうか・・・。こちらもオーバーフローはありません。
2013年時点の脱衣所掲示によると内湯は循環ろ過なし、露天は循環ろ過ありとのこと。
〔2001年入湯時〕
広い露天かつ混んでいるので、場所によってはお湯がややなまり気味なのがちと残念。
源泉の持ち帰り可(2001年入湯時、いまは禁止されている模様。)なので、ペットボトル持参の人が目立ちます。建物横に温泉スタンドもあります。
【写真 上(左)】 温泉スタンド
【写真 下(右)】 年季入った温スタ
適温のお湯はわずかに緑色を帯びた透明で、こまかい白色の湯花がただよいます。
味不明、おだやかな湯の香とぬめりを帯びた湯ざわり。(筆者後註:ツルすべととろみが合わさった重曹泉系のものだと思う。)
温泉臭、ぬめり感、浴後にでる適度な湯づかれ感など、すこし前に行った宝川温泉に似ている感じがしました。(2001年入湯時の感想、いま入るとちがうかも・・・。)
日々入るのによいおだやかないいお湯だと思います。
施設は小規模で地元客メインの利用なので、ファミリー観光客には不向きかも。
「ユートピア赤城」「ヘルシーパル赤城」(ともに入湯済未レポ)などへどうぞ。
ただし、お湯は「ふれあいの家」がベストかと思いますが・・・。
【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 敷島温泉
ここはたしか2005年くらいから塩素消毒を導入し、温泉好きのあいだで物議をかもした記憶があります。
ただ、公共系でお年寄りが多いので、いたしかたない部分もあるのかもしれません。
ここは再訪を期していましたが、個人的に混む施設はついつい敬遠してしまうので(笑)、2001年12月に一度入ったきりです。
(2006年2月20日に赤城村は渋川市と合併、地元料金200円で入れる範囲が渋川市全域に広がったので、余計に混むようになったのでは・・・?、と。)
塩素消毒も含め、どのようなお湯になったのか、平日の午前でも機会をみて再訪したいお湯です。
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〔2013年入湯時〕
【写真 上(左)】 ほのぼの系の看板
【写真 下(右)】 外観
湯温は露天湯口そばが熱く、手前内湯寄りはややぬるめ。内湯はその中間くらい。
わずかに緑茶色がかったお湯は、薄茶の浮遊物を浮かべています。
よわい芒硝重曹味に露天湯口ではよわい薬品味がまじります。
露天は明瞭なカルキ臭とそのうらでわずかにおだやかな温泉臭。
内湯はよわいカルキ臭+芒硝泉系のおだやかな湯の香。
アルカリ性のヌルすべより硫酸塩泉系のきしきしのほうが卓越している感じ。とろみはあるもののどことなく硬めの浴感か。
湯中の指先の青白発光もあり、以前より硫酸塩成分がつよまっているのでは?
あたたまりはかなりつよく、冬でも何人か露天のベンチでトドになっていました。
【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 干される手拭い
お湯は内湯の方がいいですが、露天の方が人気があります。
それにしても露天のカルキのつよさは群馬では屈指のものかと思います。
これだけの広い露天、これだけの入り込み、そして年輩客が多い公共系施設となればレジ菌対策を考えるとやはり安全サイドにカルキ投入してしまうのはいたしかたないところか・・・。
それでもこの盛況をみれば、地元に愛される施設としてのポジションはゆるぎないように思えました。
〔 源泉名:赤城の湯 〕 <H14.10.18分析>
単純温泉(Na-HCO3型) 45.5℃、pH=8.1、湧出量不明、成分総計=0.67g/kg
Na^+=154mg/kg、Fe^2+=0.04
Cl^-=19.5、SO_4^2-=9.6、HCO_3^-=388
陽イオン計=167、陰イオン計=422、メタけい酸=76.9
〔 源泉名:赤城の湯 〕 <H4.8.19決定>
単純温泉(Na-HCO3型) 46.2℃、pH=8.1、1500L/min(掘削自噴)、成分総計=0.70886g/kg
Na^+=155mg/kg (92.71mval%)、Fe^2+=0.09
Cl^-=32.7 (12.03)、SO_4^2-=1.2、HCO_3^-=409 (87.58)
陽イオン計=170.29 (7.27mval)、陰イオン計=443.17 (7.65mval)、メタけい酸=69.6
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:内風呂なし、露天あり 塩素系薬剤使用:あり
■ブランドグルメ
〔 赤城村のいちご 〕
渋川市の旧赤城村樽地区はイチゴの産地として知られています。
「有機栽培と(収穫しやすい)高設ベンチ栽培で有名」(観光navi)らしく、地区内数軒の農園でイチゴ狩りができます。
品種はとちおとめ、あきひめ、やよいひめ、紅ほっぺ、女峰など。出荷時期はおおむね1月~6月上旬。
〔 2013/01/06UP (2013/1・2001/12入湯) 〕
E139.2.6.170N36.31.51.120
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