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■ 上尾温泉 「湯の道 利久 上尾店」

 

上尾温泉 「湯の道 利久 上尾店」
住 所 :埼玉県上尾市中分2-180-1
電 話 :048-783-9988
時 間 :10:00~25:00 / 原則無休
料 金 :650円(土日祝 750円)
オフィシャルHP
紹介ページ
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

露天の「源泉かけ流し岩風呂」の湯づかいが変わったという情報があったので再訪してみました。
今回は南側「小敷谷」方面からの県道でアプローチしたのですが、しっかり電飾看板がありました。
ただ、やはり立地的には、「上尾道路」の開通待ちといったところでしょうか。

正面左手の足湯はなくなったかも?(掲示なし、外側のお湯はうかつにも確認しわすれ。)
受付の対応はあいかわらず親切で好感。開業時の入館6h制限は撤廃され、時間制限なしとなっています。

今回は土曜夜に行ったので、前回よりはかなり入っていましたが、埼玉南部のスパ銭としては空いています。(ここに行く前に「さいたま清河寺温泉」を偵察したが、下のPまでいっぱいの超盛況的雰囲気。ここは人工炭酸泉を新設してから以前に輪をかけた人気施設となっています。)

フィットネス「Q~fit」は前回よりはやる気をみせていて(笑)、限定ながら年会費5.250円で1年間使い放題という太っ腹なキャンペーンを展開中。

前回レポ↓との違いのみレポしますので、詳細は前回レポをご覧ください。

1.掛け湯
以前は源泉使用とみたが、おそらく井水使用となっている。これで、おそらく内湯ゾーンでの温泉利用はなくなり、温泉は露天ゾーンでの集中利用になったかと・・・。

2.内湯・水風呂
内湯は白濁湯に。入浴剤系の芳香は感じられなかったので、おそらく「絹の湯」「シルキーバス」などといわれるマイクロバブル系による白濁かと思われる。
ただ、あいかわらず井水の質がいいので入浴感はなかなか。
水風呂も上質ながらオーバーフローがすくなく、やや鮮度感に欠けるのは残念。

3.露天檜風呂
とにかく熱くおそらく44℃はあったかと思う。底面注入口の位置が悪くそこから熱湯を容赦なく注入するため、ただでさえ広くない浴槽の収容人数がよけいにすくなくなっている。お湯のイメージじたいは前回と大差なし。

4.メイン露天
ここも熱い。小露天からの落ち口右手に石組みの湯口が新設され、消毒済源泉と思われる湯温変動湯が相当量注入されている。前回よりあきらかに消毒気がつよいが、濃度感は強まっている感じも。

5.小露天
前回より湯温が上がっていてやぬる。ここも右手に石組みの湯口が新設され、消毒済源泉と思われる湯温変動湯が相当量注入されている。(メイン露天とここの新設湯口はおそらく同一系統のお湯とみられる。)
ここも前回よりあきらかに消毒気がつよく(よわいうがい薬臭+糊臭)、ややとんがったイメージのお湯に。その分、小露天とメイン露天のお湯の差は小さくなっている。

6.壺湯
以前より湯温はひくくぬるめ。よわい漢方薬系の臭いで消毒気はほとんど感じられない。
濃度感しっかりだがとろみを帯びてつつみこまれるようなやさしいお湯で、前回の小露天よりいいかも・・・。
壺湯は2つあるが奥のやつはなぜか底に浅くたまっているのみで入れず。1槽のみでは長時間占拠するワケにはいかず、じっくり入れなかったのが残念。

前回のレポで「ただ、湯口からの間欠投入は疑問。一気に大量投入するなら絞りでもいいので常時投入してほしいところ。」と書きましたが、現在常時投入となっています。
消毒がつよまっているのは、埼玉中部の有力施設がレジ菌症例発生により閉館となった状況を目の当たりにしてはいたしかたないところか・・・。

壺湯のお湯を見るにつけ、やはり相当の実力をもった源泉と思われるので、安全性と湯質のバランスをうまくとってほしいところです。

施設全体でみると「さいたま清河寺温泉」よりゆったりしているし、入り込みもすくなそうなので、週末など「さいたま清河寺温泉」の混雑を避けるにはいい施設だと思います。

〔 2013/01/27UP (2013/01入湯) 〕

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群馬県吉岡町にあるスパ銭「湯の道 利久」が、埼玉県上尾市に2012/04/20新規オープンしたスパ銭。
位置的にはJR高崎線「北上尾」駅から西側荒川方面に3kmくらいのところ、県道57浦和鴻巣線「中分」交差点のそばです。

この交差点は変則で、かつややおくまっているので、目立つ「ケーヨーデイツー」に気をとられていると確実に見落とします。
この日は夜、北上尾方面から県道57でアプローチしたのですが、分岐を見落とし一周しての到達となりました。
前に「ケーヨーデイツー」のPがあり、そのおくにちょっとスパ銭的じゃない体育館的な建物、しかも(たしか)県道に向けて電飾サインがなかったのでわかりにくいです。

 
【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 正面から

Pはたくさん。正面はさすがにスパ銭的装いをみせていますが、なんとなく大味。
玄関左手に大きな足湯。この足湯の左端にある石の湯口からは、おそらく源泉を入れていると思います。

 
【写真 上(左)】 玄関と左手に足湯
【写真 下(右)】 足湯の案内

スタッフの応対はとても感じのいいものでした。
1階に土産品ショップ、食事処「楽座」、個室(露天付きもあり)、2階が浴場フロアです。
2階正面にフィットネスがありなんとなく浮いています。チラシに載っていなかったので、暫定利用かも・・・。
手前に溶岩浴、左が男湯、右が女湯で固定制のようです。

 
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 玄関の温泉案内

脱衣所はたっぷり広め、というか余分なスペースがあってがら~んとした感じも。
浴場に入って左手が内湯「風花の湯」、右手が露天「朝霧の湯」。
女湯の内湯は「羽衣の湯」、露天は「夕霧の湯」と、それぞれ風雅なネーミング。
女湯にはパウダールームがあります。

<内湯「風花の湯」>
白い床面、青磁色壁面&黒いエッジ材のシャープな色味で構成され、やや無機質な印象。
パネル天井は高くなく、やや閉塞感のあるイメージながら、換気が効いていてこもりはほとんどなし。

入ってすぐ右手に掛け湯。これは少量間欠投入ながらにごりもあって、お湯の感じからしても源泉かと思います。(2013.1時点では真湯か?)
右手から時計まわりにアカスリ、高温サウナ、水風呂、機能浴槽(真湯)、洗い場、座湯、内湯(白湯、20人位)とローマ風呂風円形の炭酸泉。
スパ銭ご用達アイテムはほとんど揃っています。

内湯には掛け湯をのぞき温泉利用の浴槽はなさそう。
内湯と水風呂はおそらく井水使用と思われ、若干のとろみも感じて悪くないです。
カルキをほとんど感じないのも好感。

カランセパ型6+15の計21、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日19時で10~20人ほどと埼玉南部のスパ銭にしては空いています。

<露天「朝霧の湯」>
ピロティタイプの露天で、塀に囲まれ展望はききませんが風はよくとおります。
ただ、緑がすくないのでちと殺伐とした印象。

右から時計まわりに、壺湯×2(陶製1人)、メイン露天(石組石敷数10人)とその右手おく上段に小露天(同5-6人)。
その右手に寝湯「浮雲の湯」と檜風呂がならんで配置されています。

確信はもてませんが、ほとんどの浴槽は温泉使用かと思います。

メイン露天(下段)は、上段小露天からの流し込み&底面注入で、底面吸湯&側溝への上面排湯。
小露天は変形の石の湯口からときおり(10分毎くらいか?)大量投入(湯温は変動)で底面注入口からの注入は不明。
槽内排湯は見あたらず、おそらく投注入全量を下段小露天への流し出し。

チラシではメイン露天と小露天をあわせて「源泉かけ流し岩風呂」としていますが、下段はなんとなく循環併用のような感じも・・・。
上段小浴槽はお湯の感じからしてかけ流しにちかいのでは?

檜風呂はいい木材をつかっているようで、どっしりとした質感。
檜の湯口からの間欠投入+底面注入で、側溝への上面排湯。

湯温は、壺湯が適温、メイン露天と檜風呂がやや熱、小露天はぬるめ。
吉岡の利久も上段源泉槽から下段に流し込んでいますが、あちらはゲキ熱湯。こちらはぬる湯なので逆ですね。

 
【写真 上(左)】 足湯-1
【写真 下(右)】 足湯-2

お湯は小露天とその他の浴槽であきらかにちがうので別々にレポします。

<小露天>
緑茶色ささにごりで茶色の浮遊物が少量。しっかりとした塩味にかすかに甘味がまじり、よわい泥臭を感じます。
ひっかかるような湯ざわりととろみ。
鮮度感はさほど感じないものの、えらく当たりのやわらかなやさしいお湯でなごめます。

ただ、湯口からの間欠投入は疑問。一気に大量投入するなら絞りでもいいので常時投入してほしいところ。
全体に527L/minという豊富な湯量のダイナミック感を楽しめなかったのはちと残念。

<その他の温泉槽>
うすく茶色がかって茶色の浮遊物少量。塩味は小露天とさほどかわらずほぼ無臭。(檜風呂のみよわいうがい薬臭。)

お湯のイメージはなんとなく川越の「小江戸はつかり温泉」を思い起こしました。(モール系入っているのでは?)

よくあたたまり湯上がり感も上々。浴後は肌がしっとり落ちつき、さりげに美人の湯では?
浴感もしっかりあるし、悪くはありません。
悪くはないが、なんとなくインパクトに欠ける(というか浴感に華がない)ような感じがしました。

 
【写真 上(左)】 足湯の湯口-1
【写真 下(右)】 足湯の湯口-2

お湯は悪くないし、設備はひととおり揃っているし、料金もリーズナブルだし、これが日帰り温泉稀少エリアだったら集客ぜんぜん問題なしでしょう。

ただ、ここは車で一走りすると県南屈指の人気施設「さいたま清河寺温泉」があります。
「さいたま清河寺温泉」はこのところさらに湯づかいがよくなっているし、泉質的な面白さも充分なので、温泉好きはどうしてもそちらに流れてしまうかな?
また、露天の風情も清河寺のほうが上かと・・・。

埼玉初進出、候補地などいろいろと検討したかと思いますが、強豪、「清河寺」に挑戦状をたたきつけるような立地、しかも場所的にわかりにくいところに出店したのはなにか事情があったのかな?
ただ、近場の客や「さいたま清河寺温泉」の混雑を避ける客は安定してとれるだろうし、近くに広域幹線道路「上尾道路」の開通も予定されているので、そのときには商圏も変わってくるのだと思います。

〔 源泉名:上尾温泉 利久の湯 〕 <H22.11.5分析>
Na-塩化物温泉 40.2℃、pH=7.67、527L/min掘削揚湯、成分総計=5678mg/kg
Na^+=1899mg/kg (87.05mval%)、Ca^2+=155.4 (8.17)、Fe^2+=2.3、Cl^-=3167 (94.60)、Br^-=13.3、I^-=2.9、HS^-=0.02、HCO_3^-=296.9 (5.19)
陽イオン計=2134 (94.89mval)、陰イオン計=3483 (94.44mval)、メタけい酸=44.7、メタほう酸=16.7、遊離炭酸=8.7

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過:実施 塩素消毒:実施

■ブランドグルメ
〔 榎本牧場のジェラートアイス 〕
上尾市の荒川寄りにある乳牛の牧場で、「搾りたての牛乳をたっぷり使ったアイス」を製造販売しています。
ジェラートアイスはたくさんの種類があって通販もしているようです。
「利久」のチラシにはここのソフトクリームを販売とありましたが、確認しわすれました(^^;)

〔 2012/05/22UP (2012/04入湯) 〕


E139.33.38.731N35.58.13.217

【 BGM 】
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