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■ 上牧温泉 「常生館」



上牧温泉 「常生館」
住 所 :群馬県利根郡みなかみ町石倉317 (旧 利根郡月夜野町)
電 話 :0278-72-3494
時 間 :10:00~21:00
料 金 :400円/2h
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (群馬の温泉宿(求人ジャーナル社))
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

上毛の保養温泉地、上牧温泉にある自家源泉の湯宿が日帰り対応するもの。
日帰り温泉「風和の湯」とは利根川をはさんだ対岸にあり、右岸のここは中心部からやや南にはなれていることもあって、「川角温泉」と呼ばれることもあるようです。

 
【写真 上(左)】 利根川から
【写真 下(右)】 サイン

湯治をメインとしたこぢんまりとした宿で、庭先には自家源泉らしきものがありました。
訪れたときは女湯は工事中で、男湯の湯づかいも暫定的な感じがしたので、いまはこのレポと変わっているかもしれません。

 
【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 飲泉所

どことなく活気があって、湯治宿ないし日帰り温泉として固定客をつかんでいる感じ。
玄関先には飲泉所(このときは流していなかった)もありました。

 
【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 浴場へのアプローチ

館内は予想外に懐がふかく廊下&階段経由のアプローチ。館内はリニューアルされたらしく綺麗です。
脱衣所は木造りのシックで使い勝手のいいもの。

 
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

利根川を見おろす明るい総木造の内湯は、天井高くこもりもなくて快適。
左手2-3人の小浴槽と右手5-6人の大浴槽に仕切られ、小浴槽から大浴槽への流れ込みがあります。
総木造りの浴槽はかなりスリッピーなので要注意。

   
【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 浴場からの眺め

カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜18時で独占~2人と空いていました。

 
【写真 上(左)】 木づくりの風情ある浴室
【写真 下(右)】 高い天井

 
【写真 上(左)】 手前大浴槽、おくが小浴槽
【写真 下(右)】 大浴槽

左手の木の湯口からチョロチョロ投入と、右手の湯口からやはり少量の投入。べつに右手浴槽には槽内注入が2ヶ所ありました。
小浴槽の湯口の上にはコップがおいてありました。
小浴槽はおそらく槽内注排湯なく、大浴槽側へ排湯のかけ流しとみました。

 
【写真 上(左)】 小浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽の湯口

大浴槽はオーバーフローなく、底面の排湯口も引いていなかったので湯づかい不明。(掲示によると循環利用)
お湯の鮮度は小浴槽のほうがいいです。
なお、このときは小浴槽はぬるめ、大浴槽はややぬるでした。
湯口の湯温はどちらも同じだったので、大浴槽の側面注入が加温湯のようです。
また、湯口は金気で赤茶に変色しています。

 
【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 別の角度から

右手、扉の外に石組み4人ほどの露天。
石組みのメイン湯口(?)からの投入はなく、側面注入&底面吸湯+樹脂パイプからの少量投入で、あちこちにコケが生えていてお湯もなまり気味。
お湯は熱めにキープされていたもののほとんど入りませんでした。

ほとんど小浴槽にいたので、お湯はそのレポです。
緑褐色にうすにごり浮遊物はほとんどなし。(大浴槽は微濁して白とうす茶の浮遊物。)
弱塩味+微芒硝味、わずかに芒硝臭が香る程度。
硫酸塩泉系のきしきしにぬるすべが混じります。

 
【写真 上(左)】 鉄分がでている湯口
【写真 下(右)】 湯色のちがい

正直、投入量が少なめで、お湯の鮮度もさほどではありませんでしたが、どこかフックのある浴感で記憶に残ります。
からだにじんわりと浸みてくるようなお湯で、充実した浴後感も感じられます。
こういうところが湯治温泉の底力か・・・?

キャラの立った「大峰館」のお湯を”動”とするならば、こちらは”静”のイメージか?。
低温泉加温利用ながら奥行きのある面白いお湯だと思います。

〔 源泉名:上牧温泉 常生館の湯 〕 <H17.5.13分析>
Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 25.8℃、pH=7.0、湧出量不明、成分総計=1.23g/kg
Na^+=273mg/kg、Ca^2+=104、Fe^2+=1.60、F^-=2.5、Cl^-=321、SO_4^2-=344、HCO_3^-=63.2
陽イオン計=391、陰イオン計=731、メタけい酸=68.6、メタほう酸=16.6、遊離炭酸=19.8

〔 源泉名:上牧温泉 常生館の湯 〕 <S63.11.12分析>
Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 28.3℃、pH=7.2、湧出量不明、成分総計=1.31941g/kg
Na^+=295mg/kg、Ca^2+=111、Fe^2+=0.21、F^-=2.8、Cl^-=341、SO_4^2-=374、HCO_3^-=79.3
陽イオン計=422.51、陰イオン計=797.1、メタけい酸=77.3、メタほう酸=15.5、遊離炭酸=7.0

〔 源泉名:常生湯 〕 <S53.10.5分析>
Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 28.5℃、pH=・湧出量不明、成分総計=1778.45mg/kg
Na^+=29.50?mg/kg (58.63mval%)、Ca^2+=167.80 (38.27)、Cl^-=548.4 (54.07)、SO_4^2-=583.0 (42.43)、HCO_3^-=61.0
陽イオン計=483.23 (21.879mval)、陰イオン計=1192.4 (28.604mval)、メタけい酸=76.60、メタほう酸=23.90、遊離炭酸=2.30

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過状況:小さい浴槽は循環していませんが少し大きい浴槽のみ温度均一保持のため、循環利用しています。 塩素系薬剤使用:なし

■ブランドグルメ
〔 月夜野クラフトビール 〕
「月夜野びーどろパーク」で販売されている月夜野の地ビールで、公式HPによるとチェコのブルワリーと提携しているようです。
ピルスナー、黒ビール、アンバーエール、ヴァイツェンなど欧州各国を代表する種類が揃えられ、地ビールレストランもあります。

〔 2013/01/14UP (2006/07入湯) 〕


E138.59.1.410N36.43.58.420

【BGM】
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■ 湯西川温泉 「元湯 高房ホテル」



湯西川温泉 「元湯 高房ホテル」
住 所 :栃木県日光市湯西川1012 (旧 塩谷郡栗山村)
電 話 :0288-98-0062
時 間 :随時?(要事前確認)
料 金 :500円
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))
紹介ページ (旅のたまご)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

平家の落人伝説が残る秘境、湯西川温泉にある湯宿が日帰り対応するもの。
場所は、温泉街なかほどにある高房神社・上社のそば。
高房神社は湯西川平家一門の守護神で、平重盛の六男(諸説あり)、平高房(忠実)ゆかりのお社で、「高房ホテル」パンフには「当館の名の由来にもなっています。」との記載。

湯西川では中規模の和風の湯宿で木造で雰囲気があります。
日帰り受入は大きく打ち出していませんが、お湯を乞うとこころよくOK。(湯西川は日帰り可とされていても、時間や混雑状況によりあっさり断られる湯宿があるので要注意。)

 
【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 屏風絵

簡素ながらすっきり手入れされて居ごこちよさげな館内。
鹿の剥製といかにも平家の落人集落、湯西川らしい屏風絵(?)が掲げられていました。

 
【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 脱衣所

廊下のおくにこぢんまりとした男女別浴室で右が男湯、左が女湯。ほかに貸切風呂もあるようです。
男湯入口の暖簾には「平家の湯」とありました。
脱衣所はこぢんまり。
浴室はややこもり気味で、黒みかげ石枠青タイル貼6-7人の内湯がひとつとシンプル。

カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
日土曜17時で3人~独占。

 
【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 洗い場

褐色に色づいた石の湯口から20L/mmin弱の熱湯を投入しざんざこオーバーフロー。
槽内注吸口は作動なしで、お湯の感じからしてもかけ流しかと思います。

 
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色

ほぼ適温のお湯は無色透明でわずかに白い浮遊物をうかべています。
微芒硝味+微重曹味+微たまご味、湯口では甘いイオウ臭にかすかにミシン油臭がまじります。
湯西川のなかでは比較的イオウ臭はおとなしく、あっさりとした感じのお湯です。
鮮度感は高く、湯中にはこまかな気泡が舞っていて、わずかにアワつきもあったかも。
ツルすべによわいとろみを交えます。

地味な感じのお湯ですが、鮮度感がいいので温泉好きは攻める価値ありかも。
また、季節おりおりの山河の幸をふんだんに使った名物料理「高房中納言鍋」があるので泊まってみるのもいいかもしれません。

〔 源泉名:湯西川温泉(集中管理) 〕 <H10.1.13分析>
アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(F)・SO4型) 51.6℃、pH=9.3、470.9L/min動力揚湯、成分総計=0.198g/kg
Na^+=45.4mg/kg (83.74mval%)、Ca^2+=7.3 (15.48)、F^-=10.2 (22.38)
Cl^-=13.9 (16.34)、HS^-=0.7、SO_4^2-=25.1 (21.78)、HCO_3^-=40.1 (27.32)、CO_3^2-=7.1
陽イオン計=53.2 (2.36mval)、陰イオン計=98.1 (2.40mval)、メタけい酸=46.5、硫化水素=0.0

<温泉利用掲示>
かけ流しの温泉です。

■ブランドグルメ
〔 山椒魚の燻製 〕
「道の駅 湯西川」のHPによると「1000メートル以上の高地の沢に梅雨ときだけ出没します。山に精通した地元の猟師が捕獲します。」という超限定産品。
山ぶかい湯西川では山椒魚(サンショウウオ)を食べる習慣がありますが、最近では量が減って貴重品とのこと。
旅館などでは「山椒魚の串焼き」が出されることもあるようです。

〔 2013/01/14UP (2008/11入湯) 〕


E139.35.31.926N36.57.33.784&ZM
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