関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 三浦三十八地蔵尊霊場の御開帳-1
いよいよ御開帳期間最後の週末となります。
こちらが終わると、関東周辺ではしばらくは大規模な御開帳はないかと思います。
興味のある方は、半日、数箇所でも御開帳の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
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2023/05/09
結願しました。
三浦半島は意外に広く、かなりまわり応えがありました。
札所のご対応も親切で、地蔵尊のすぐそばで拝める札所も多く、充実の巡拝となりました。
まだまだ時間はありますので、興味のある方はぜひぜひどうぞ。
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2023/05/04 UP
三浦三十八地蔵尊霊場が4/24から御開帳となっています。
→ タウンニュース
・御開帳期間:4/24(月)~5/24(水)
・札所数38、開帳数38、御朱印授与数38
・霊場概要・札所一覧はニッポンの霊場様をご参照ください。
・御朱印対応時間:8:00~17:00 御朱印各300円
・専用納経帳あり(1,200円)
三浦半島(横須賀市・三浦市・葉山町・逗子市)の38の札所からなる地蔵尊霊場で、地蔵尊三浦札所とも呼ばれます。
12年に一度、卯歳に御開帳され、前回は平成23年春でした。
札所の宗派は多彩ですが、浄土宗と曹洞宗寺院が多くなっています。
札所寺院は近年入れ替えがあった模様です。
第9番
旧 荘厳寺(横須賀市津久井3-7-1)
旧 十却寺(三浦市南下浦町上宮田3527)
現 東光寺(横須賀市津久井5-8-3)
■ 荘厳寺の御本尊の御朱印
■ 十却寺の地蔵尊の御朱印
第16番
旧 西浜地蔵堂(三浦市三崎5-14-7)
現 妙音寺(三浦市初声町下宮田119)
■ 西浜地蔵堂の御朱印
第21番
旧 圓乗院(横須賀市秋谷4387)
旧 西徳寺(横須賀市鴨居2-20)→ 現 第32番
現 長運寺(葉山町長柄615)
■ 圓乗院の観音霊場の御朱印
第32番
旧 常福寺(横須賀市西浦賀2-16-1)→ 現 第34番
現 西徳寺(横須賀市鴨居2-20)
三浦三十八地蔵尊霊場の開創・沿革については、現在筆者では調べがついておりません。
ただし三浦三十八地蔵尊霊場会Webには、「三浦半島には、古くから巡礼信仰が盛んにおこなわれ、三浦観音霊場、三浦不動尊、そして、三浦地蔵尊として、点在する各寺院が札所とされ、修行者や信者が各札所を巡り、お参りを重ねて、そのお参りの証に御宝印をいただくことからはじまりました。」とあります。
2017年4月~5月には三浦薬師如来霊場が33年ぶりの大開帳、三浦不動尊霊場が12年に1度の酉年大開帳の同時御開帳となりました。
三浦三十三観音霊場は2014年午歳の春に御開帳され、2021年丑歳春には中開帳が予定されていましたが、新型コロナ禍で翌年に延期となり、結局中止となりました。(次回予定は2026年春)
■ 三浦三十三観音霊場の前回御開帳時の御朱印揃
なお、三浦半島には上記のほかにも三浦半島四十八阿弥陀霊場、三浦半島七阿弥陀霊場、三浦半島観音三十三札所、三浦干支守り本尊八佛霊場、三浦半島秋の七草霊場、三浦半島毘沙門天七ヶ所霊場、三浦七福神、追浜七福神などがあり(活動停止霊場あり)、関東でも有数の霊場エリアとなっています。
専用納経帳付属のリーフレットに札所のアクセス地図は載っていますが、札所の分布がわかる全体地図は載っていません。
→ 「三浦三十八地蔵尊霊場会」Webの概略の地図、クリックすると詳細地図が載っています。(旧札所掲載あり要注意)
第32番西徳寺様で、前回平成23年の全体地図が掲示されていたので画像をUPします。(一部で札所変更あり要注意)
(今回、紙の全体地図が作成されていないので、巡拝ルートを計画しにくいとの声があるようです。)
また、今回新規に公式Webが開設され、札所紹介ページからGoogleマップにリンクが貼られています。
この新規公式Webは札所本尊の写真や、写真撮影の可否まで掲載され、とてもよくまとまっています。
【写真 上(左)】 チラシ表面
【写真 下(右)】 同 裏面
【写真 上(左)】 定書
【写真 下(右)】 前回のポスター
4/24に第1番の萬年山 大松寺から打ちはじめました。
専用納経帳は1,200円で頒布され、孔つきの専用御朱印をバインダーで綴じ込んでいきます。
予め綴じ込まれている専用用紙に揮毫いただくか、揮毫済みの書置用紙と交換します。
白紙の専用用紙で、サイズは大サイズ汎用御朱印帳とほぼ同じなので右端をカットすれば御朱印帳に貼り込めますが、原則専用納経帳綴じ込みの用紙使用なので、汎用御朱印帳でコンプリートできるかは不明です。
(札所によっては御朱印帳貼付用の綴じ孔のあいていない書置御朱印も用意されていますが、用意のない札所もあります。)
札所案内リーフレットや結願証用紙は専用納経帳に付属しているので、専用納経帳使用がベターかもしれません。
【写真 上(左)】 専用納経帳
【写真 下(右)】 札所案内リーフレット
三浦半島の霊場札所(観音、不動尊、薬師如来、地蔵尊)の御朱印対応はまちまちで、常時揮毫いただける札所もあれば、御開帳時のみ授与の札所もあります。
地蔵尊霊場については中開帳がないので、札所によっては12年に一度の御朱印となる可能性があります。
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順路はおおむね三浦半島の海沿いを時計回りに辿るかたちとなっていて、三崎マグロが人気の三崎漁港の近くやB級グルメのメッカ、横須賀市内の札所もあって観光的にも楽しめる行程です。
昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で活躍した三浦氏や和田氏ゆかりの札所寺院が多くあり、史跡めぐりとしても面白い巡拝となります。
公共交通機関の利用が推奨されているものの、多くの札所寺院は駐車場を備えられています。
ただし、三浦半島は概して道幅が狭く、急坂が多くて運転しにくいわりに交通量が多いので、車での巡拝は要注意です。
三浦半島の市街は常時渋滞気味で、予想以上に移動時間をとられます。
なので、朝8時~夕方17時までのご対応はありがたいことです。
回向柱は10箇寺ほど回った限りではほとんど建立され、縁の綱(善の綱)も曳かれています。
なお、撮影禁止箇所は札所によりまちまちで、札所本尊撮影可の札所もあります。
→ 公式Webの札所紹介ページに詳細が掲載されています。
初日の4/24の状況は、発願の大松寺では若干の混雑はありましたが、その他の札所はゆったりと巡拝できました。
巡拝者はおおむねミドル層以上で、ご夫婦や女性グループがメインのようでした。
(ただし、週末やGWは層が異なるかもしれません。)
現在、御開扉中の武相卯歳四十八観音霊場では、勤行式や般若心経を唱えられている方がそれなりにおられましたが、4/24の三浦三十八地蔵尊霊場ではほとんどみられませんでした。
ご住職もフレンドリーな方が多く、比較的敷居の低いまわりやすい霊場ではないでしょうか。
GWをはさんでの38札所なので、時間的にはかなり余裕があると思います。
12年に一度の貴重な機会、巡拝されてみてはいかがでしょうか。
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真言宗の勤行式のなかに「祈願文」(きがんぶん・きがんもん)があります。
僧侶のみならず、在家の人々もこのような大きな願いを営々と託してきたとは、おどろくばかりです。
宗派は違っても、御開帳の回向柱にはおおむねこのような願いが揮毫されています。
祈願文
至心発願(ししんほつがん)
天長地久(てんちょうちきゅう)
即身成仏(そくしんじょうぶつ)
密厳国土(みつごんこくど)
風雨順時(ふううじゅんじ)
五穀豊饒(ごこくぶにょう)
万邦協和(ばんぽきょうわ)
諸人快楽(しょにんけらく)
乃至(及以)法界(ないし(ぎゅうい)ほうかい)
平等利益(びょうどうりやく)
(意訳)愛宕山弘正寺様(愛知県岡崎市)の公式Webより引用
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真心を持って祈ります。
宇宙が永遠に存在し
すべての人がこの身このままで仏様になり
この世が仏様の世界となり
天地宇宙が順調に進み
農作物が豊かに実り
この世が平和で
人々が幸せであって
世界であまねく
仏様の恵みが平等でありますように
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今回も武相卯歳四十八観音霊場方式で、リスト、写真、御朱印をご紹介していきます。
とりあえずできた分だけUPします。
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第1番
萬年山 大松寺
横須賀市小矢部3-13-2
曹洞宗
御本尊:釈迦牟尼仏
札所本尊:地蔵菩薩/子育延命地蔵尊
他札所:-
※御本尊御朱印の授与不明
・鎌倉御家人、秩父氏流の有力武将・稲毛三郎重成の開基と伝わる。
・天文二年(1533年)、代官古敷谷豊前種次が禅林寺八世無参圭徹を招聘して中興。
※御本尊(釈迦牟尼仏)の御朱印の授与不明
【写真 上(左)】 御開帳札
【写真 下(右)】 地蔵堂
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(以前)
第2番
金笠山 大善寺
横須賀市衣笠町29-1
曹洞宗
御本尊:不動明王(阿弥陀如来)
札所本尊:地蔵菩薩/福壽地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場2番、三浦半島四十八阿弥陀霊場41番
※御本尊(不動明王/三浦二十八不動尊霊場)御朱印授与あり(繁忙時は不明)
・天平元年(729年)行基菩薩御作とされる不動明王を祀ったのが草創と伝わる。
・御本尊の不動明王像は、三浦為通が後三年の役に出陣したとき守本尊となり、敵が放つ矢を受け止めたため「箭執・矢取(やとり)不動尊」とも呼ばれる。
・札所本尊の地蔵尊は衣笠町にあった福壽院の御本尊で「福壽地蔵尊」とも呼ばれる。
【写真 上(左)】 回向柱と参道階段
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(以前)
【写真 上(左)】 御本尊(不動明王)の御朱印(今回)
【写真 下(右)】 御本尊(不動明王)の御朱印(以前)
第3番
義明山 満昌寺
横須賀市大矢部1-5-10
臨済宗建長寺派
御本尊:釈迦牟尼佛
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十一ヶ所薬師霊場4番
※御本尊(華厳釋迦佛)御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・建久五年(1194年)、三浦大介義明を開基とし源頼朝が建立と伝わる名刹。
・三浦義明坐像(国重文)、本尊華厳釈迦像(市重文)をはじめ多くの文化財を収蔵。
【写真 上(左)】 回向柱と地蔵堂
【写真 下(右)】 札所板
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(釈迦牟尼佛)の御朱印
第4番
岩戸山 満願寺
横須賀市岩戸1-4-9
臨済宗建長寺派
御本尊:釈迦如来(聖観世音菩薩)
札所本尊:地蔵菩薩/岩戸地蔵尊
他札所:三浦三十三観音霊場18番、三浦二十八不動尊霊場3番、三浦半島秋の七草霊場2番、三浦半島毘沙門天七ヶ所霊場2番
※御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印授与
・建久五年(1194年)源頼朝公が三浦義明を追善の法要堂を矢部郷に建立したのが草創とされ、義明の末子・佐原城主の佐原十郎義連の創建とも伝わる名刹。
・札所本尊は多くの文化財とともに収蔵庫に安置され、御開帳もこちらの収蔵庫で催される。
・登記上の御本尊は釈迦如来だが、御本尊御朱印として聖観世音菩薩を授与とのこと。
(当御開帳中の授与不明)
【写真 上(左)】 御開帳場の収蔵庫
【写真 下(右)】 回向柱
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印
第5番
御霊山 満蔵院 正業寺
横須賀市久里浜2-19-15
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/子育地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場10番、三浦半島観音三十三札所24番、三浦半島四十八阿弥陀霊場29番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・永禄九年(1566年)寂の僧・入誉元清の建立と伝わり、慶安元年(1648年)芝増上寺第21世還無上人が開山再興、元禄十一年(1698年)、内川新田開拓の砂村新左衛門の甥が現在地に移築とされる浄土宗寺院。
・江戸期の作とされる札所本尊は本堂内に奉安。
【写真 上(左)】 山内
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第6番
亀養山 松樹院 長安寺
横須賀市久里浜2-8-9
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場9番、三浦二十一ヶ所薬師霊場10番、三浦干支守り本尊八佛霊場1番、三浦半島観音三十三札所23番、三浦半島四十八阿弥陀霊場28番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・天文二年(1533年)、鎌倉光明寺19世然誉上人により開山とされる浄土宗寺院。
・浄土宗寺院ながら著名なお不動様を奉安し、「丸山不動明王」「火伏せ不動」、また朝比奈三郎義家の守本尊と伝わる不動尊も御座される模様。
・札所本尊の地蔵尊は、三浦干支守り本尊八佛霊場の札所本尊・勢至菩薩と並んで庫裡横の仏殿に御座される。
【写真 上(左)】 回向柱と向拝
【写真 下(右)】 地蔵尊(右)と勢至菩薩(左)
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 三浦干支守り本尊八佛霊場・勢至菩薩の御朱印
第7番
明星山 西生院 傳福寺
横須賀市久里浜8-23-1
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/多幸地蔵尊
他札所:三浦三十三観音霊場12番、三浦二十一ヶ所薬師霊場9番、三浦干支守り本尊八佛霊場2番、三浦半島四十八阿弥陀霊場27番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・久里浜にある大永七年(1527年)開山の浄土宗寺院。
・札所本尊は本堂向かって左側の地蔵堂内に奉安。高さ124cmの迫力の半跏像。
【写真 上(左)】 地蔵堂
【写真 下(右)】 札所本尊
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第8番
高御蔵五明山 最寶寺
横須賀市野比1-51-1
浄土真宗本願寺派
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊(たから地蔵尊)
他札所:三浦二十八不動尊霊場11番、三浦二十一ヶ所薬師霊場11番、三浦半島観音三十三札所22番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印不授与?
・源頼朝公が鎌倉扇ヶ谷に創建、建久六年(1195年)寺地を鎌倉弁ヶ谷に移した。
・開基は明光、当初は天台宗で薬師如来を本尊とし、後に浄土真宗に改宗。
・大永元年(1521年)火災を契機に現在地に移転。
・浄土真宗寺院ながら多くの霊場札所を務められ、御朱印も授与されている。(御開帳時のみ?)
・札所本尊は本堂向かって左手の仏間に奉安され、回向柱は本堂左手妻側に設けられている。
【写真 上(左)】 回向柱と向拝
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(御朱印帳印判捺)
第9番
七寶山 東光寺
横須賀市津久井5-8-3
高野山真言宗
御本尊:大日如来・薬師如来・地蔵菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場11番、三浦二十一ヶ所薬師霊場11番、三浦半島観音三十三札所22番
※御本尊(大日如来・薬師如来)の御朱印はいずれも授与(繁忙時は不明)
・第9番札所は荘厳寺(横須賀市津久井3-7-1)から十却寺(三浦市南下浦町上宮田3527)と遷り、現在は東光寺となっている。
・行基菩薩が諸国行脚の際、当郷にて草庵を結び地蔵菩薩像を御作。
・当庵で三浦富士大権現の夢告を受け薬師三尊と十二神将の御作され、当寺を建立という。
・その後、三浦の庄司、平義継の二男・津久井次郎義行が当山を祈祷所と定めて中興。
・旧9番の荘厳寺(津久井)十劫寺(下浦町上宮田)に替わり新たに9番札所となる。
・札所本尊は本堂とは別棟で御開帳。堂棟内で地蔵尊のほか、弘法大師、大日如来、薬師如来、不動明王など多彩な尊格の御朱印を揮毫授与されている。
【写真 上(左)】 山内
【写真 下(右)】 御開帳場の別棟
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(大日如来)の御朱印
第10番
海東山 三樹院
三浦市南下浦町上宮田601
浄土宗
御本尊:十一面観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/子育延命地蔵菩薩
他札所:三浦三十三観音霊場10番
※御本尊(十一面観世音菩薩)、宗派本尊(阿弥陀如来)の御朱印はいずれも書置授与
・木曽義仲四天王の一人・今井四郎兼平が出陣の折この地に仮屋を設けたのが草創で、のちに鈴木某なる者が兼平の仮屋を移設し、伽藍を整えて旧上宮田岩井口の十劫寺の子院とした。
・宝永五年(1709年)、芝増上寺遍誉了海上人が應行上人作の十一面観世音菩薩(今井の観音さま)を笈来、当山の御本尊と改めたという。
・札所本尊は近在の地蔵堂に安置されていた子育延命地蔵菩薩で、本堂内に奉安されている。
【写真 上(左)】 山内
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第11番
牛込山 永楽寺
三浦市南下浦町菊名312
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/紫雲地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場14番
・札所本尊は「紫雲地蔵尊」、三浦二十八不動尊霊場の札所本尊は「牛込不動尊」と呼ばれてともに尊崇される。
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印は現時点で不授与の模様
【写真 上(左)】 山内入口
【写真 下(右)】 札所標
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(以前)
第12番
岩浦山 福壽寺
三浦市南下浦町金田2062
臨済宗建長寺派
御本尊:聖観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩
※御本尊(聖観世音菩薩/三浦三十三観音霊場)御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・正治二年(1200年)、三浦大介義明の孫三浦駿河守義村が開基と伝わる。
・御本尊は行基菩薩の御作とされ、寺宝として三浦義村使用の鞍・鎧・脇差などを収蔵。
【写真 上(左)】 回向柱と向拝
【写真 下(右)】 本堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印(三浦三十三観音霊場)
第13番
千光山 福泉寺
三浦市南下浦町松輪1421
臨済宗建長寺派
御本尊:聖観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:-
※御本尊(聖観世音菩薩)御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・「松輪サバ」で知られる松輪にある浄土宗寺院。
・正中元年(1324年)創建、元禄十六年(1704年)の大津波により流失し現在地に移転再建と伝わる。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印
第14番
海潮山 眞浄院
三浦市栄町3-16
臨済宗
御本尊:地蔵菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/身代り地蔵尊・延命地蔵尊
・以前は海汐寺と号した地蔵尊ゆかりの寺院。
・永正十五年(1516年)、北条早雲に攻められた新井城の三浦道寸義同は、最後の決戦を三崎城の出口茂忠に伝える伝令を家臣・川島身七に託した。
・身七は任を果たしたが新井城はすでに落城、身七は海汐寺の前身の地蔵堂に身を隠したものの追手は身七を発見しその首をはねた。しかし追手が切ったのは身七の首ではなく地蔵尊の首で、身七は地蔵尊の身代りにより難を遁れた。
・身七は地蔵尊への報恩と新井城の朋友の菩提を弔うため剃髪して地蔵坊と名乗り、一生をこの寺で過ごしたと伝わる。
【写真 上(左)】 回向柱
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 堂内
【写真 下(右)】 御朱印(専用納経帳/今回)
第15番
海光山 本瑞寺
三浦市三崎1-19-1
曹洞宗
御本尊:地蔵菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊(子育地蔵尊)
他札所:関東百八地蔵尊霊場88番、三浦半島観音三十三札所19番
・三崎の高台にある名刹。風光明媚な地にあり源頼朝公ゆかりの「桜の御所」とも呼ばれる。
・康平年間(1058-1065年)、三浦為継が鎌倉に創建、永正元年(1504年)この地に移転。
・御本尊の地蔵菩薩(延命地蔵尊)は弘法大師の御作で三浦道寸父子の御持佛とも伝わる。
・『(関東)百八地蔵尊めぐり』によると、三浦地蔵尊霊場の札所本尊は開山堂の「子育地蔵尊」とあり、関東百八地蔵尊霊場の御朱印は「延命地蔵尊」とあるが、三浦地蔵尊霊場の御開帳では「子育地蔵尊」「延命地蔵尊」の両尊御開帳されていた。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(関東百八地蔵尊霊場)
第16番
飯盛山 明王院 妙音寺 (三浦大師)
三浦市初声町下宮田119
高野山真言宗
御本尊:不空羂索観世音菩薩・地蔵菩薩
※寺院公式Webでは不空羂索観世音菩薩、当霊場公式Webには地蔵菩薩とある。
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦三十三観音霊場14番、三浦二十八不動尊霊場15番、関東八十八箇所58番、七観音霊場4番、東国花の寺百ヶ寺霊場78番、三浦半島秋の七草霊場4番、三浦干支守り本尊八佛霊場3番、三浦七福神(鶴園福禄寿)、富士見楽寿(ぼけ封じ)観音霊場 1番
※御本尊(不空羂索観世音菩薩)御朱印拝受済(複数霊場)
・第16番札所は西浜地蔵堂(三浦市三崎5-14-7)から妙音寺に入れ替えとなっている。
・鎌倉時代初期に妙音寺原に草創、天正年間の1580年代に賢栄法印により現在地に移されて中興。小田原北条氏五代の雨乞い祈願所として庇護されたという。
・多くの霊場札所を兼務される高野山真言宗の寺院で、花の寺としても知られている。
【写真 上(左)】 参道
【写真 下(右)】 御開帳案内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(不空羂索観世音菩薩)の御朱印(関東八十八箇所)
第17番
五劫山 宝泉寺 天養院
三浦市初声町和田1669
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来(三尊)
札所本尊:地蔵菩薩/地蔵願王尊
他札所:三浦二十一ヶ所薬師霊場14番、三浦半島四十八阿弥陀霊場19番
※御本尊(阿弥陀如来(三尊))の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・永禄二年(1559年)長澤和泉が開基、真蓮社性誉上人が開山と伝わる。
・別尊の薬師如来像は和田義盛の「身代わり薬師」とも呼ばれて県指定有形文化財。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来(三尊))の御朱印
第18番
宝林山 正住寺
横須賀市林5-1-5
浄土宗
御本尊:定印観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩
他札所:三浦三十三観音霊場30番、三浦二十八不動尊霊場18番
・文明元年(1469年)、八代将軍足利義政公開基とされる名刹。
・御本尊の定印観世音菩薩は義政公の守本尊と伝わる。
※御本尊(阿弥陀如来(三尊))の御朱印拝受済(当御開帳中の授与は繁忙時は困難かも)
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(定印観世音菩薩)の御朱印
第19番
金剛山 勝長寿院 浄楽寺 (大御堂)
横須賀市芦名2-30-5
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場20番、三浦二十一ヶ所薬師霊場15番、三浦干支守り本尊八佛霊場6番、三浦半島観音三十三札所8番、三浦半島四十八阿弥陀霊場11番、三浦半島七阿弥陀霊場2番、三浦半島毘沙門天七ヶ所霊場6番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中も授与されている模様)
・文治五年(1189年)に源頼朝公が父・義朝公の菩提のために創建した鎌倉・勝長寿院(大御堂)を、建永元年(1206年)の大風による堂宇破損で和田義盛と北条政子が現在地に移したと伝わる名刹。
・建治元年(1275年)に鎌倉光明寺2世・白幡流寂慧良暁上人が中興開山とされる
・運慶作とされる不動明王立像、毘沙門天立像のほか、御本尊・阿弥陀三尊も国の重要文化財に指定されている。
・札所本尊の延命地蔵尊は享保年間(1716-1735年)、悪疫流行の際に厄難消滅を祈願して造立。四十八夜の別時法要を営み、願成就された霊験あらたかな地蔵尊と伝わる。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 地蔵堂
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第20番
紫雲山 秋谷寺 正行院
公式Web
横須賀市秋谷2-16-2
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十一ヶ所薬師霊場17番、三浦半島観音三十三札所7番、三浦半島四十八阿弥陀霊場10番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中も書置授与されています)
・正治元年(1199年)侍所別当の和田義盛が妻の巴御前の菩提寺として、現在の横須賀市秋谷の乗越海岸に建立したのが草創とされる。
・明応七年(1499年)鎌倉光明寺9世・観誉祐崇上人が現在地に遷されて開山し、巴御前の遺髪が埋蔵されたという。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
■ 三浦三十八地蔵尊霊場の御開帳-2へつづく。
【 BGM 】
■ Christopher Cross - Sailing (Official Audio)
■ Boz Scaggs - Isn't It Time
■ Boy Meets Girl - Waiting For A Star To Fall
こちらが終わると、関東周辺ではしばらくは大規模な御開帳はないかと思います。
興味のある方は、半日、数箇所でも御開帳の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
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2023/05/09
結願しました。
三浦半島は意外に広く、かなりまわり応えがありました。
札所のご対応も親切で、地蔵尊のすぐそばで拝める札所も多く、充実の巡拝となりました。
まだまだ時間はありますので、興味のある方はぜひぜひどうぞ。
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2023/05/04 UP
三浦三十八地蔵尊霊場が4/24から御開帳となっています。
→ タウンニュース
・御開帳期間:4/24(月)~5/24(水)
・札所数38、開帳数38、御朱印授与数38
・霊場概要・札所一覧はニッポンの霊場様をご参照ください。
・御朱印対応時間:8:00~17:00 御朱印各300円
・専用納経帳あり(1,200円)
三浦半島(横須賀市・三浦市・葉山町・逗子市)の38の札所からなる地蔵尊霊場で、地蔵尊三浦札所とも呼ばれます。
12年に一度、卯歳に御開帳され、前回は平成23年春でした。
札所の宗派は多彩ですが、浄土宗と曹洞宗寺院が多くなっています。
札所寺院は近年入れ替えがあった模様です。
第9番
旧 荘厳寺(横須賀市津久井3-7-1)
旧 十却寺(三浦市南下浦町上宮田3527)
現 東光寺(横須賀市津久井5-8-3)
■ 荘厳寺の御本尊の御朱印
■ 十却寺の地蔵尊の御朱印
第16番
旧 西浜地蔵堂(三浦市三崎5-14-7)
現 妙音寺(三浦市初声町下宮田119)
■ 西浜地蔵堂の御朱印
第21番
旧 圓乗院(横須賀市秋谷4387)
旧 西徳寺(横須賀市鴨居2-20)→ 現 第32番
現 長運寺(葉山町長柄615)
■ 圓乗院の観音霊場の御朱印
第32番
旧 常福寺(横須賀市西浦賀2-16-1)→ 現 第34番
現 西徳寺(横須賀市鴨居2-20)
三浦三十八地蔵尊霊場の開創・沿革については、現在筆者では調べがついておりません。
ただし三浦三十八地蔵尊霊場会Webには、「三浦半島には、古くから巡礼信仰が盛んにおこなわれ、三浦観音霊場、三浦不動尊、そして、三浦地蔵尊として、点在する各寺院が札所とされ、修行者や信者が各札所を巡り、お参りを重ねて、そのお参りの証に御宝印をいただくことからはじまりました。」とあります。
2017年4月~5月には三浦薬師如来霊場が33年ぶりの大開帳、三浦不動尊霊場が12年に1度の酉年大開帳の同時御開帳となりました。
三浦三十三観音霊場は2014年午歳の春に御開帳され、2021年丑歳春には中開帳が予定されていましたが、新型コロナ禍で翌年に延期となり、結局中止となりました。(次回予定は2026年春)
■ 三浦三十三観音霊場の前回御開帳時の御朱印揃
なお、三浦半島には上記のほかにも三浦半島四十八阿弥陀霊場、三浦半島七阿弥陀霊場、三浦半島観音三十三札所、三浦干支守り本尊八佛霊場、三浦半島秋の七草霊場、三浦半島毘沙門天七ヶ所霊場、三浦七福神、追浜七福神などがあり(活動停止霊場あり)、関東でも有数の霊場エリアとなっています。
専用納経帳付属のリーフレットに札所のアクセス地図は載っていますが、札所の分布がわかる全体地図は載っていません。
→ 「三浦三十八地蔵尊霊場会」Webの概略の地図、クリックすると詳細地図が載っています。(旧札所掲載あり要注意)
第32番西徳寺様で、前回平成23年の全体地図が掲示されていたので画像をUPします。(一部で札所変更あり要注意)
(今回、紙の全体地図が作成されていないので、巡拝ルートを計画しにくいとの声があるようです。)
また、今回新規に公式Webが開設され、札所紹介ページからGoogleマップにリンクが貼られています。
この新規公式Webは札所本尊の写真や、写真撮影の可否まで掲載され、とてもよくまとまっています。
【写真 上(左)】 チラシ表面
【写真 下(右)】 同 裏面
【写真 上(左)】 定書
【写真 下(右)】 前回のポスター
4/24に第1番の萬年山 大松寺から打ちはじめました。
専用納経帳は1,200円で頒布され、孔つきの専用御朱印をバインダーで綴じ込んでいきます。
予め綴じ込まれている専用用紙に揮毫いただくか、揮毫済みの書置用紙と交換します。
白紙の専用用紙で、サイズは大サイズ汎用御朱印帳とほぼ同じなので右端をカットすれば御朱印帳に貼り込めますが、原則専用納経帳綴じ込みの用紙使用なので、汎用御朱印帳でコンプリートできるかは不明です。
(札所によっては御朱印帳貼付用の綴じ孔のあいていない書置御朱印も用意されていますが、用意のない札所もあります。)
札所案内リーフレットや結願証用紙は専用納経帳に付属しているので、専用納経帳使用がベターかもしれません。
【写真 上(左)】 専用納経帳
【写真 下(右)】 札所案内リーフレット
三浦半島の霊場札所(観音、不動尊、薬師如来、地蔵尊)の御朱印対応はまちまちで、常時揮毫いただける札所もあれば、御開帳時のみ授与の札所もあります。
地蔵尊霊場については中開帳がないので、札所によっては12年に一度の御朱印となる可能性があります。
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順路はおおむね三浦半島の海沿いを時計回りに辿るかたちとなっていて、三崎マグロが人気の三崎漁港の近くやB級グルメのメッカ、横須賀市内の札所もあって観光的にも楽しめる行程です。
昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で活躍した三浦氏や和田氏ゆかりの札所寺院が多くあり、史跡めぐりとしても面白い巡拝となります。
公共交通機関の利用が推奨されているものの、多くの札所寺院は駐車場を備えられています。
ただし、三浦半島は概して道幅が狭く、急坂が多くて運転しにくいわりに交通量が多いので、車での巡拝は要注意です。
三浦半島の市街は常時渋滞気味で、予想以上に移動時間をとられます。
なので、朝8時~夕方17時までのご対応はありがたいことです。
回向柱は10箇寺ほど回った限りではほとんど建立され、縁の綱(善の綱)も曳かれています。
なお、撮影禁止箇所は札所によりまちまちで、札所本尊撮影可の札所もあります。
→ 公式Webの札所紹介ページに詳細が掲載されています。
初日の4/24の状況は、発願の大松寺では若干の混雑はありましたが、その他の札所はゆったりと巡拝できました。
巡拝者はおおむねミドル層以上で、ご夫婦や女性グループがメインのようでした。
(ただし、週末やGWは層が異なるかもしれません。)
現在、御開扉中の武相卯歳四十八観音霊場では、勤行式や般若心経を唱えられている方がそれなりにおられましたが、4/24の三浦三十八地蔵尊霊場ではほとんどみられませんでした。
ご住職もフレンドリーな方が多く、比較的敷居の低いまわりやすい霊場ではないでしょうか。
GWをはさんでの38札所なので、時間的にはかなり余裕があると思います。
12年に一度の貴重な機会、巡拝されてみてはいかがでしょうか。
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真言宗の勤行式のなかに「祈願文」(きがんぶん・きがんもん)があります。
僧侶のみならず、在家の人々もこのような大きな願いを営々と託してきたとは、おどろくばかりです。
宗派は違っても、御開帳の回向柱にはおおむねこのような願いが揮毫されています。
祈願文
至心発願(ししんほつがん)
天長地久(てんちょうちきゅう)
即身成仏(そくしんじょうぶつ)
密厳国土(みつごんこくど)
風雨順時(ふううじゅんじ)
五穀豊饒(ごこくぶにょう)
万邦協和(ばんぽきょうわ)
諸人快楽(しょにんけらく)
乃至(及以)法界(ないし(ぎゅうい)ほうかい)
平等利益(びょうどうりやく)
(意訳)愛宕山弘正寺様(愛知県岡崎市)の公式Webより引用
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真心を持って祈ります。
宇宙が永遠に存在し
すべての人がこの身このままで仏様になり
この世が仏様の世界となり
天地宇宙が順調に進み
農作物が豊かに実り
この世が平和で
人々が幸せであって
世界であまねく
仏様の恵みが平等でありますように
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今回も武相卯歳四十八観音霊場方式で、リスト、写真、御朱印をご紹介していきます。
とりあえずできた分だけUPします。
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第1番
萬年山 大松寺
横須賀市小矢部3-13-2
曹洞宗
御本尊:釈迦牟尼仏
札所本尊:地蔵菩薩/子育延命地蔵尊
他札所:-
※御本尊御朱印の授与不明
・鎌倉御家人、秩父氏流の有力武将・稲毛三郎重成の開基と伝わる。
・天文二年(1533年)、代官古敷谷豊前種次が禅林寺八世無参圭徹を招聘して中興。
※御本尊(釈迦牟尼仏)の御朱印の授与不明
【写真 上(左)】 御開帳札
【写真 下(右)】 地蔵堂
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(以前)
第2番
金笠山 大善寺
横須賀市衣笠町29-1
曹洞宗
御本尊:不動明王(阿弥陀如来)
札所本尊:地蔵菩薩/福壽地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場2番、三浦半島四十八阿弥陀霊場41番
※御本尊(不動明王/三浦二十八不動尊霊場)御朱印授与あり(繁忙時は不明)
・天平元年(729年)行基菩薩御作とされる不動明王を祀ったのが草創と伝わる。
・御本尊の不動明王像は、三浦為通が後三年の役に出陣したとき守本尊となり、敵が放つ矢を受け止めたため「箭執・矢取(やとり)不動尊」とも呼ばれる。
・札所本尊の地蔵尊は衣笠町にあった福壽院の御本尊で「福壽地蔵尊」とも呼ばれる。
【写真 上(左)】 回向柱と参道階段
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(以前)
【写真 上(左)】 御本尊(不動明王)の御朱印(今回)
【写真 下(右)】 御本尊(不動明王)の御朱印(以前)
第3番
義明山 満昌寺
横須賀市大矢部1-5-10
臨済宗建長寺派
御本尊:釈迦牟尼佛
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十一ヶ所薬師霊場4番
※御本尊(華厳釋迦佛)御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・建久五年(1194年)、三浦大介義明を開基とし源頼朝が建立と伝わる名刹。
・三浦義明坐像(国重文)、本尊華厳釈迦像(市重文)をはじめ多くの文化財を収蔵。
【写真 上(左)】 回向柱と地蔵堂
【写真 下(右)】 札所板
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(釈迦牟尼佛)の御朱印
第4番
岩戸山 満願寺
横須賀市岩戸1-4-9
臨済宗建長寺派
御本尊:釈迦如来(聖観世音菩薩)
札所本尊:地蔵菩薩/岩戸地蔵尊
他札所:三浦三十三観音霊場18番、三浦二十八不動尊霊場3番、三浦半島秋の七草霊場2番、三浦半島毘沙門天七ヶ所霊場2番
※御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印授与
・建久五年(1194年)源頼朝公が三浦義明を追善の法要堂を矢部郷に建立したのが草創とされ、義明の末子・佐原城主の佐原十郎義連の創建とも伝わる名刹。
・札所本尊は多くの文化財とともに収蔵庫に安置され、御開帳もこちらの収蔵庫で催される。
・登記上の御本尊は釈迦如来だが、御本尊御朱印として聖観世音菩薩を授与とのこと。
(当御開帳中の授与不明)
【写真 上(左)】 御開帳場の収蔵庫
【写真 下(右)】 回向柱
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印
第5番
御霊山 満蔵院 正業寺
横須賀市久里浜2-19-15
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/子育地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場10番、三浦半島観音三十三札所24番、三浦半島四十八阿弥陀霊場29番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・永禄九年(1566年)寂の僧・入誉元清の建立と伝わり、慶安元年(1648年)芝増上寺第21世還無上人が開山再興、元禄十一年(1698年)、内川新田開拓の砂村新左衛門の甥が現在地に移築とされる浄土宗寺院。
・江戸期の作とされる札所本尊は本堂内に奉安。
【写真 上(左)】 山内
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第6番
亀養山 松樹院 長安寺
横須賀市久里浜2-8-9
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場9番、三浦二十一ヶ所薬師霊場10番、三浦干支守り本尊八佛霊場1番、三浦半島観音三十三札所23番、三浦半島四十八阿弥陀霊場28番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・天文二年(1533年)、鎌倉光明寺19世然誉上人により開山とされる浄土宗寺院。
・浄土宗寺院ながら著名なお不動様を奉安し、「丸山不動明王」「火伏せ不動」、また朝比奈三郎義家の守本尊と伝わる不動尊も御座される模様。
・札所本尊の地蔵尊は、三浦干支守り本尊八佛霊場の札所本尊・勢至菩薩と並んで庫裡横の仏殿に御座される。
【写真 上(左)】 回向柱と向拝
【写真 下(右)】 地蔵尊(右)と勢至菩薩(左)
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 三浦干支守り本尊八佛霊場・勢至菩薩の御朱印
第7番
明星山 西生院 傳福寺
横須賀市久里浜8-23-1
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/多幸地蔵尊
他札所:三浦三十三観音霊場12番、三浦二十一ヶ所薬師霊場9番、三浦干支守り本尊八佛霊場2番、三浦半島四十八阿弥陀霊場27番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・久里浜にある大永七年(1527年)開山の浄土宗寺院。
・札所本尊は本堂向かって左側の地蔵堂内に奉安。高さ124cmの迫力の半跏像。
【写真 上(左)】 地蔵堂
【写真 下(右)】 札所本尊
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第8番
高御蔵五明山 最寶寺
横須賀市野比1-51-1
浄土真宗本願寺派
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊(たから地蔵尊)
他札所:三浦二十八不動尊霊場11番、三浦二十一ヶ所薬師霊場11番、三浦半島観音三十三札所22番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印不授与?
・源頼朝公が鎌倉扇ヶ谷に創建、建久六年(1195年)寺地を鎌倉弁ヶ谷に移した。
・開基は明光、当初は天台宗で薬師如来を本尊とし、後に浄土真宗に改宗。
・大永元年(1521年)火災を契機に現在地に移転。
・浄土真宗寺院ながら多くの霊場札所を務められ、御朱印も授与されている。(御開帳時のみ?)
・札所本尊は本堂向かって左手の仏間に奉安され、回向柱は本堂左手妻側に設けられている。
【写真 上(左)】 回向柱と向拝
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(御朱印帳印判捺)
第9番
七寶山 東光寺
横須賀市津久井5-8-3
高野山真言宗
御本尊:大日如来・薬師如来・地蔵菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場11番、三浦二十一ヶ所薬師霊場11番、三浦半島観音三十三札所22番
※御本尊(大日如来・薬師如来)の御朱印はいずれも授与(繁忙時は不明)
・第9番札所は荘厳寺(横須賀市津久井3-7-1)から十却寺(三浦市南下浦町上宮田3527)と遷り、現在は東光寺となっている。
・行基菩薩が諸国行脚の際、当郷にて草庵を結び地蔵菩薩像を御作。
・当庵で三浦富士大権現の夢告を受け薬師三尊と十二神将の御作され、当寺を建立という。
・その後、三浦の庄司、平義継の二男・津久井次郎義行が当山を祈祷所と定めて中興。
・旧9番の荘厳寺(津久井)十劫寺(下浦町上宮田)に替わり新たに9番札所となる。
・札所本尊は本堂とは別棟で御開帳。堂棟内で地蔵尊のほか、弘法大師、大日如来、薬師如来、不動明王など多彩な尊格の御朱印を揮毫授与されている。
【写真 上(左)】 山内
【写真 下(右)】 御開帳場の別棟
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(大日如来)の御朱印
第10番
海東山 三樹院
三浦市南下浦町上宮田601
浄土宗
御本尊:十一面観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/子育延命地蔵菩薩
他札所:三浦三十三観音霊場10番
※御本尊(十一面観世音菩薩)、宗派本尊(阿弥陀如来)の御朱印はいずれも書置授与
・木曽義仲四天王の一人・今井四郎兼平が出陣の折この地に仮屋を設けたのが草創で、のちに鈴木某なる者が兼平の仮屋を移設し、伽藍を整えて旧上宮田岩井口の十劫寺の子院とした。
・宝永五年(1709年)、芝増上寺遍誉了海上人が應行上人作の十一面観世音菩薩(今井の観音さま)を笈来、当山の御本尊と改めたという。
・札所本尊は近在の地蔵堂に安置されていた子育延命地蔵菩薩で、本堂内に奉安されている。
【写真 上(左)】 山内
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第11番
牛込山 永楽寺
三浦市南下浦町菊名312
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/紫雲地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場14番
・札所本尊は「紫雲地蔵尊」、三浦二十八不動尊霊場の札所本尊は「牛込不動尊」と呼ばれてともに尊崇される。
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印は現時点で不授与の模様
【写真 上(左)】 山内入口
【写真 下(右)】 札所標
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(以前)
第12番
岩浦山 福壽寺
三浦市南下浦町金田2062
臨済宗建長寺派
御本尊:聖観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩
※御本尊(聖観世音菩薩/三浦三十三観音霊場)御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・正治二年(1200年)、三浦大介義明の孫三浦駿河守義村が開基と伝わる。
・御本尊は行基菩薩の御作とされ、寺宝として三浦義村使用の鞍・鎧・脇差などを収蔵。
【写真 上(左)】 回向柱と向拝
【写真 下(右)】 本堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印(三浦三十三観音霊場)
第13番
千光山 福泉寺
三浦市南下浦町松輪1421
臨済宗建長寺派
御本尊:聖観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:-
※御本尊(聖観世音菩薩)御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・「松輪サバ」で知られる松輪にある浄土宗寺院。
・正中元年(1324年)創建、元禄十六年(1704年)の大津波により流失し現在地に移転再建と伝わる。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(聖観世音菩薩)の御朱印
第14番
海潮山 眞浄院
三浦市栄町3-16
臨済宗
御本尊:地蔵菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/身代り地蔵尊・延命地蔵尊
・以前は海汐寺と号した地蔵尊ゆかりの寺院。
・永正十五年(1516年)、北条早雲に攻められた新井城の三浦道寸義同は、最後の決戦を三崎城の出口茂忠に伝える伝令を家臣・川島身七に託した。
・身七は任を果たしたが新井城はすでに落城、身七は海汐寺の前身の地蔵堂に身を隠したものの追手は身七を発見しその首をはねた。しかし追手が切ったのは身七の首ではなく地蔵尊の首で、身七は地蔵尊の身代りにより難を遁れた。
・身七は地蔵尊への報恩と新井城の朋友の菩提を弔うため剃髪して地蔵坊と名乗り、一生をこの寺で過ごしたと伝わる。
【写真 上(左)】 回向柱
【写真 下(右)】 回向柱と向拝
【写真 上(左)】 堂内
【写真 下(右)】 御朱印(専用納経帳/今回)
第15番
海光山 本瑞寺
三浦市三崎1-19-1
曹洞宗
御本尊:地蔵菩薩
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊(子育地蔵尊)
他札所:関東百八地蔵尊霊場88番、三浦半島観音三十三札所19番
・三崎の高台にある名刹。風光明媚な地にあり源頼朝公ゆかりの「桜の御所」とも呼ばれる。
・康平年間(1058-1065年)、三浦為継が鎌倉に創建、永正元年(1504年)この地に移転。
・御本尊の地蔵菩薩(延命地蔵尊)は弘法大師の御作で三浦道寸父子の御持佛とも伝わる。
・『(関東)百八地蔵尊めぐり』によると、三浦地蔵尊霊場の札所本尊は開山堂の「子育地蔵尊」とあり、関東百八地蔵尊霊場の御朱印は「延命地蔵尊」とあるが、三浦地蔵尊霊場の御開帳では「子育地蔵尊」「延命地蔵尊」の両尊御開帳されていた。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御朱印(関東百八地蔵尊霊場)
第16番
飯盛山 明王院 妙音寺 (三浦大師)
三浦市初声町下宮田119
高野山真言宗
御本尊:不空羂索観世音菩薩・地蔵菩薩
※寺院公式Webでは不空羂索観世音菩薩、当霊場公式Webには地蔵菩薩とある。
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦三十三観音霊場14番、三浦二十八不動尊霊場15番、関東八十八箇所58番、七観音霊場4番、東国花の寺百ヶ寺霊場78番、三浦半島秋の七草霊場4番、三浦干支守り本尊八佛霊場3番、三浦七福神(鶴園福禄寿)、富士見楽寿(ぼけ封じ)観音霊場 1番
※御本尊(不空羂索観世音菩薩)御朱印拝受済(複数霊場)
・第16番札所は西浜地蔵堂(三浦市三崎5-14-7)から妙音寺に入れ替えとなっている。
・鎌倉時代初期に妙音寺原に草創、天正年間の1580年代に賢栄法印により現在地に移されて中興。小田原北条氏五代の雨乞い祈願所として庇護されたという。
・多くの霊場札所を兼務される高野山真言宗の寺院で、花の寺としても知られている。
【写真 上(左)】 参道
【写真 下(右)】 御開帳案内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(不空羂索観世音菩薩)の御朱印(関東八十八箇所)
第17番
五劫山 宝泉寺 天養院
三浦市初声町和田1669
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来(三尊)
札所本尊:地蔵菩薩/地蔵願王尊
他札所:三浦二十一ヶ所薬師霊場14番、三浦半島四十八阿弥陀霊場19番
※御本尊(阿弥陀如来(三尊))の御朱印拝受済(当御開帳中の授与不明)
・永禄二年(1559年)長澤和泉が開基、真蓮社性誉上人が開山と伝わる。
・別尊の薬師如来像は和田義盛の「身代わり薬師」とも呼ばれて県指定有形文化財。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 向拝
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来(三尊))の御朱印
第18番
宝林山 正住寺
横須賀市林5-1-5
浄土宗
御本尊:定印観世音菩薩
札所本尊:地蔵菩薩
他札所:三浦三十三観音霊場30番、三浦二十八不動尊霊場18番
・文明元年(1469年)、八代将軍足利義政公開基とされる名刹。
・御本尊の定印観世音菩薩は義政公の守本尊と伝わる。
※御本尊(阿弥陀如来(三尊))の御朱印拝受済(当御開帳中の授与は繁忙時は困難かも)
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(定印観世音菩薩)の御朱印
第19番
金剛山 勝長寿院 浄楽寺 (大御堂)
横須賀市芦名2-30-5
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十八不動尊霊場20番、三浦二十一ヶ所薬師霊場15番、三浦干支守り本尊八佛霊場6番、三浦半島観音三十三札所8番、三浦半島四十八阿弥陀霊場11番、三浦半島七阿弥陀霊場2番、三浦半島毘沙門天七ヶ所霊場6番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中も授与されている模様)
・文治五年(1189年)に源頼朝公が父・義朝公の菩提のために創建した鎌倉・勝長寿院(大御堂)を、建永元年(1206年)の大風による堂宇破損で和田義盛と北条政子が現在地に移したと伝わる名刹。
・建治元年(1275年)に鎌倉光明寺2世・白幡流寂慧良暁上人が中興開山とされる
・運慶作とされる不動明王立像、毘沙門天立像のほか、御本尊・阿弥陀三尊も国の重要文化財に指定されている。
・札所本尊の延命地蔵尊は享保年間(1716-1735年)、悪疫流行の際に厄難消滅を祈願して造立。四十八夜の別時法要を営み、願成就された霊験あらたかな地蔵尊と伝わる。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 地蔵堂
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
第20番
紫雲山 秋谷寺 正行院
公式Web
横須賀市秋谷2-16-2
浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
札所本尊:地蔵菩薩/延命地蔵尊
他札所:三浦二十一ヶ所薬師霊場17番、三浦半島観音三十三札所7番、三浦半島四十八阿弥陀霊場10番
※御本尊(阿弥陀如来)の御朱印拝受済(当御開帳中も書置授与されています)
・正治元年(1199年)侍所別当の和田義盛が妻の巴御前の菩提寺として、現在の横須賀市秋谷の乗越海岸に建立したのが草創とされる。
・明応七年(1499年)鎌倉光明寺9世・観誉祐崇上人が現在地に遷されて開山し、巴御前の遺髪が埋蔵されたという。
【写真 上(左)】 本堂
【写真 下(右)】 堂内
【写真 上(左)】 御朱印(専用納経帳/今回)
【写真 下(右)】 御本尊(阿弥陀如来)の御朱印
■ 三浦三十八地蔵尊霊場の御開帳-2へつづく。
【 BGM 】
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