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■ 万座温泉 「豊国館」

 

万座温泉 「豊国館」
住 所 :群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣万座温泉2401
電 話 :0279-97-2525
時 間 :8:00~18:00(要問合せ)
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

”豊国館苦湯”という湯質に定評のある自家源泉をつかい、温泉好きのあいだで高い人気をもつ万座温泉の老舗湯治系宿が日帰り対応するもの。

万座温泉は温泉街というより山腹にお宿が点在しているイメージで、同じスキーのベース温泉地でもお宿が密集する野沢や草津とは対照的です。
2000mに近い高冷地のため集落が発達しなかったのがその理由でしょう。

 
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 泉源?

 
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 帳場

ここは万座高原ホテルのすぐ下側にあり、Pのおくにすこし奥まってエントランス。
帳場まわりは広く、建物も奥がふかい好ましげなたたずまい。

 
【写真 上(左)】 湯治宿の趣
【写真 下(右)】 自炊場

浴場に向かう廊下の途中には炊事場もあって湯治宿の趣。
お湯のよさだけでなくこんなところも温泉好きの琴線に触れるのか。

 
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 女湯入口

浴場は中央に男湯内湯、左手に女湯内湯、右手が混浴露天の脱衣所。
女湯には内湯と露天があるようです。
脱衣所、内湯ともに総木造で、階段をおりてのアプローチがいい味を出しています。

 
【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 男湯脱衣所

内湯は天井高く窓もあるのでこもりなく快適。(というか遊離硫化水素が109mg/kgもあるのでこもらせたら危ないと思う。)
万座は木造浴舎にいいものがありますが、ここの内湯もそのひとつ。

 
【写真 上(左)】 内湯-1
【写真 下(右)】 内湯-2

露天は万座名物、空吹きをのぞみ高原の涼気に包まれる好ロケーション。
狭めながら風情ある内湯と開放感あふれる露天がいいコントラスト。

 
【写真 上(左)】 高原の露天です
【写真 下(右)】 遠景に空吹き

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土曜15時で3人~独占。

 
【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 内湯の排湯

内湯はふかめ総木造5-6人でイオウで白色変した岩から突き出た金属パイプの湯口から熱湯源泉を投入し、全量を側溝からの上面排湯。
湯口そばにはコップがおいてあります。

 
【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

露天は数十人はいける大きな浴槽。大きさだけでなく立てるほど深いのにはびっくり。
丸太を刳り抜いた豪快な湯口から熱湯源泉を投入、にごり湯につき槽内注排湯は不明ですが、おそらく全量を側溝から上面排湯しているかと思います。
投入は相当な量で、湯口そばから排湯口にかけて槽内に流れがあり、端の排湯口からの排湯が湯川となって流れていきます。
内湯と露天でお湯の鮮度感にさしてちがいがないのは驚き。

 
【写真 上(左)】 露天の湯口まわり
【写真 下(右)】 排湯の湯川

どちらの浴場もホースで引かれた水を体にかけられるのが快感。

 
【写真 上(左)】 流される冷水
【写真 下(右)】 内湯の湯色

お湯はやや熱め~ややぬる。うすく青味を帯びた灰白色、透明度30cmほどのにごり湯でクリーム色の湯の花を浮かべ、この湯の花は浴槽フチにも堆積しています。
色味は浴槽や光線の加減により微妙に変化しています。万座温泉らしいすばらしい色です。

 
【写真 上(左)】 露天の湯色-1
【写真 下(右)】 露天の湯色-2

酸性のレモン味と強い苦味のうらに+αの複雑な味で、”豊国館苦湯”という源泉名を裏切らず、苦味がアクセントとなっています。
ラムネ臭にしぶ焦げイオウ臭と明礬臭がまじるクリアーで爽快な湯の香。
イオウ泉系のするするとした湯ざわりが卓越していますが、しっかりとろみも感じられます。

しっかりとした浴感がありながら、どこか軽快であと曳き感も備えたお湯は、やはり万座でも屈指の名湯とみました。

〔 源泉名:苦湯(豊国館) 〕 <H21.5.8分析>
酸性・含硫黄-Na-硫酸塩温泉(硫化水素型) 68.2℃、pH=2.2、湧出量測定せず(自然湧出)、成分総計=1.53g/kg
Na^+=97.6mg/kg (22.55mval%)、Mg^2+=31.4 (13.70)、Ca^2+=40.8 (10.82)、Fe^2+=6.48、Al^3+=18.2、H^+=7.08 (37.30)
Cl^-=132 (19.47)、HSO_4^-=132 (19.47)、SO_4^2-=656 (71.78)、HCO_3^-=156
陽イオン計=227 (18.8mval)、陰イオン計=945 (19.1mval)、メタけい酸=143、メタほう酸=7.8、硫酸=2.8、硫化水素=109

〔 源泉名:豊国館苦湯 〕 <H10.10.21分析>
酸性・含硫黄-Na-硫酸塩温泉(硫化水素型) 75.8℃、pH=2.3、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=1.63g/kg
Na^+=105mg/kg (20.45mval%)、Mg^2+=44.4 (16.30)、Ca^2+=41.1 (9.17)、Fe^2+=6.17、Al^3+=9.12、H^+=9.12 (40.43)
Cl^-=151 (19.39)、HSO_4^-=132 (6.19)、SO_4^2-=784 (74.15)、HCO_3^-=132
陽イオン計=269 (22.4mval)、陰イオン計=1070 (22.0mval)、メタけい酸=155、メタほう酸=14.9、硫酸=1.68、硫化水素=120

<温泉利用掲示>
〔男子内湯・混浴露天〕
加水:お湯張り替え時のみ 加温:なし 循環利用:なし 消毒:なし

〔 2013/01/11UP (2012/09入湯) 〕


E138.30.40.516N36.37.55.957
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