関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 市原温泉 「市原温泉 湯楽の里」
<市原温泉「市原温泉 湯楽の里」> (市原市、9:00~翌1:00、750円(土日祝800円)会員割引あり、0436-40-4126)
オフィシャルHP
以前からあったスパ銭が昨年2007年12月8日に温泉を導入したもの。
チェーン店らしい典型的和風スパ銭は、日曜夜にいったので広いPがほぼ満車の大盛況。
内湯ゾーンに温泉槽はなく、カルキの強い真湯の機能浴槽群にサウナ、水風呂。水風呂は20℃くらいでカルキもあまり感じない入りごこちのいいもの。
カラン28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり、日曜19時で常時80人程度と修羅場的大混雑。ファミリー層メインでマナーをわきまえないお客が目立ちます。
庭園造りの露天ゾーンに時計まわりに、ミストサウナ、寝ころび湯、寝湯、滝風呂、壺風呂×3(陶製1人)。中央右に上の湯(鉄平石造6-7人)ととなりあって左に下の湯(同7-8人)。うち、壺風呂、上の湯、下の湯の3槽が温泉使用です。
壺風呂は、木樋の湯口から投入+底面注入でオーバーフロー。みな大好きな壺風呂にいちもくさんに駆けよってくるものの、かなりの熱湯なのですぐに出ていってしまいます。(で、空いてる(笑))
紅茶色透明ですが色味が重なって透明度70cmくらい。アンモニア臭が卓越したお湯のイメージは競合店「江戸遊」に似ているものの、かなり消毒臭が強いです。
循環の下の湯は、上の湯からの流し込み+たぶん槽内注入で側溝への上面排湯。
赤味がかった褐色、透明度70cmくらいのにごり湯でほぼ適温。味不明、うがい薬臭+薬品臭。浴感はあるもののなんとなくまた~りとした勢いのないお湯。
さて、本題のかけ流しの上の湯です。
石の湯口からゲキ熱湯を投入で槽内注排湯はみあたらず、下の湯への流し出しはお湯の感じからしてもかけ流しでしょう。
かなり熱めのお湯は緑がかった茶褐色透明度20cmのにごり湯で強鹹味+弱金気だし味+微苦味。金気貝汁臭+粘土系アブラ臭+メタンガス臭+ヨウ素?臭+臭素?臭が入り混じった、化石海水系の王道的味臭。
スペック的には重曹分をかなり含んでいますが、土類成分がこれを抑えこみ、キシキシぺっとりとした湯ざわり。
濃度感、温まり感ともに強く、浴槽フチにトド続出。ただでさえ広くない浴槽は大人気で、しかもフチにトドが群がっているので、こやつらをかきわけていかないと浴槽にたどりつけません(^^;;;
すさまじく力感のあるお湯のイメージは「法典の湯」や三郷の「めぐみの湯」に似ていますが、さらにクセモノのような感じもします。
正直、あまり期待しないでいったのですが、強烈な化石海水温泉にびっくり。
混んでいなければ、温泉好きでもかなり満足できるお湯かと思います。
場所は京葉道路「蘇我IC」のそばなので、房総レジャーの帰りに立ち寄るのもいいかも。
Na-塩化物強塩温泉 29.0℃、pH=7.6、318L/min(1,498m掘削揚湯)、成分総計=21400mg/kg、Na^+=7236mg/kg (90.67mval%)、K^+=252.2、Mg^2+=214.2、Ca^2+=161.8、Fe^2+=3.4、Cl^-=12340 (95.35)、Br^-=110.7、I^-=47.8、HCO_3^-=926.6、陽イオン計=7872 (347.1mval)、陰イオン計=13430 (365.1mval)、メタけい酸=67.2、メタほう酸=8.9 <H19.5.17分析> (源泉名:湯楽の里 市原温泉)
<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環:上の湯/なし、下の湯/あり 塩素薬剤:使用あり
〔 2008年1月21日レポ 〕
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