関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 川越天然温泉 「小さな旅 川越温泉」
川越天然温泉 「小さな旅 川越温泉」
住 所 :埼玉県川越市上野田町41-7
電 話 :049-249-4126
時 間 :10:00~25:00(土日祝9:00~)
料 金 :750円(土日祝850円)、会員各100円引
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE)
■ 紹介ページ (BIGLOBE旅行)
■ 紹介ページ (るるぶ.com)
2009/12/12にグランドオープンした新顔の温泉スパ銭。
埼玉地盤のスーパーマーケット「マミーマート」系列企業の2号店で大宮の「むさしの湯」(木の湯レポ、石の湯レポ)につづくもの。
場所は川越の西側、川越合同庁舎の並びのひらけた感じのところにあります。
会員(入会金100円)になると入館料金が本人・家族とも100円引なので1人でツーペイ、2人以上でお得になります。
「むさしの湯」の会員証はつかえません。
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 玄関先の案内
「むさしの湯」もそうですが、ここのエントランスまわりもなんとなく質感に欠け、狭くるしい感じ。
お食事処、お休み処、カットサロン、ほぐし処などスパ銭定番施設を併設。
受付右手のおくが浴場、左手が「石の湯」、右手が「木の湯」とわかれているのは「むさしの湯」とおなじコンセプト。この日は偶数日で「木の湯」が男湯でした。
【写真 上(左)】 案内図
【写真 下(右)】 泉源施設?
【 木の湯 】
アプローチ途中で露天が全開的にみえてちょっとびっくり(^^)。超開放的なつくりです。
さほど広くない脱衣所からも露天がよくみえます。
当然、採光はよく、内湯はスケール感こそないものの、天井高くあかるくて、空いていればいごこちはよさそう。
「木の湯」の浴槽はほとんど木枠木目調磁器タイル仕上げの入りごこちのいいもの、投入湯口は木づくりです。
浴槽ごとに番号と七福神の名称がふられ、浴槽をまわりながら七福神巡りができるようになっています。
内湯ゾーン窓側に「源泉ぬる湯」(六番布袋、15人以上、温泉、適温)と、となりあって「源泉高濃度炭酸風呂」(七番弁財天、8人、温泉?)の2槽に塩サウナ。
「源泉高濃度炭酸風呂」はかなり強烈で炭酸泉の浴感充分。気に入ったので2回入りました。
露天は内湯側から時計まわりに、「源泉寝ころび湯」(五番福緑寿、5人、温泉、ぬるめ)、「替わり湯」(三番大黒天、真湯?、4-5人、当日はヒアルロン酸風呂)、「源泉ぬる湯」(二番寿老人、15人以上TV付、温泉、適温~ややぬる)といちばん奥の高みに「源泉高見の湯(あつ湯)」(一番毘沙門天、10人、温泉、適温~やや熱)。
折り返して、高温サウナ、水風呂(かなり深い)ととなりあって「生源泉掛け流し」(四番恵比寿天、8人、温泉、ぬるめ)。
露天ゾーンは広めですが、なんとなく無機質で和風の空間も劇場のセットのよう。
あまりに開放的すぎてなんとなく落ちつかない感じもしました。
露天の「源泉ぬる湯」は、15人以上いけそうな広さですが、TVサイドには入れない雰囲気(^^)なので実質7-8人か。
水風呂は16℃ほどでかなり冷たく、弱とろみ、弱青白発光、白い浮遊物があってたぶん井水ですが、強カルキ臭が残念。
高温サウナでは、最近人気のロウリュサービスがあります。
カラン22+セパ式5の計27、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時でかるく50人以上とけっこうな盛況。
各槽とも湯口と槽内注吸湯のある循環仕様ですが、露天の「生源泉掛け流し」は木の湯口からややぬる湯を投入で切欠から流し出すかけ流しかと。
「生源泉掛け流し」は冬季以外非加温のようですが、この日は加温があったと思います。
また、かけ流しは「生源泉掛け流し」だけかと思っていましたが、「源泉高見の湯」のお湯が想定外によく、槽内吸湯もなかったので、「ひょっとすると?」と思い温泉利用掲示を確認すると、「源泉高見の湯」は循環・ろ過:無となっていました。
お湯はうすく黄茶がかってわずかにうす茶の浮遊物。
色味は「生源泉掛け流し」がいちばんつよいものの大差ありません。
温泉槽はどれもそれなりの塩味があって、加水はほとんどないと思います。
「生源泉掛け流し」だけは弱塩味に微苦味+αがまじる、びみょ~に複雑な味がします。
ほとんどの浴槽で弱カルキ臭がしますが、「源泉高見の湯」ではほとんど感じませんでした。
ギシギシとひっかかるような独特な湯ざわりがあって、源泉名は「美肌の湯」ながら、すくなくとも湯ざわりからはそのイメージは感じとれません。
ほてり感はよわいものの、しっかりとあたたまり、意外に力のあるお湯とみました。
浴後、かなりの湯づかれ感がでましたが、これが温泉によるものか、「高濃度炭酸風呂」によるものかは不明(^^)
「生源泉掛け流し」のお湯は、やや湯色が濃いくらいで、他の温泉槽とさしてちがいはありません。
悪くいうと「生源泉掛け流し」が力不足、よくいえば他の温泉槽が健闘しているかと・・・。
(このフレーズ、たしかどこかで書いたなぁ? と思ったら宮沢湖温泉「喜楽里 別邸」でした。)
このお湯は、ぬる湯よりあつ湯のほうが真価を発揮するような気がします。
じっさい、このときは、”かけ流し好き”で混みあう「生源泉掛け流し源泉」より、熱めなので空いていた「源泉高見の湯」のほうが浴感的にも気に入りました。
上にも書いたとおり、ここは浴槽案内からすると、「生源泉掛け流し源泉」だけがかけ流しのような感じがしますが、「源泉高見の湯」もかけ流しの可能性があり、しかもこちらのほうが消毒がよわいような気がしました。
「生源泉掛け流し源泉」はたしかにかけ流しかと思いますが、しっかり調製されていて、源泉特有の雑味に欠けるようなイメージ。
また、これはあくまでも個人的持論ですが、成分総計1.5~3g/kgあたりの食塩泉はお湯の個性を感じ取りにくいということがあるかも・・・。
食塩泉は1.5g/kgぐらいまでだと、塩気よりむしろ他の成分(重曹や土類など)を引き立てます。
また、3g/kgを越えてくると食塩泉本来の「熱の湯」の本性を発揮しはじめます。
1.5~3g/kgぐらいだと、他成分は塩気に抑えられているものの、食塩泉本来の個性を発揮するに至らず、どうも中途半端な濃度という感じがしています。
成分のバランスによってもちがうので、一概にはいえないですが、これまでの経験則から得たひとつの持論です。
【 石の湯 】
ここはこれまで5回ほど入っていますが、不思議といつも「木の湯」で、2011年の夏、初めて「石の湯」に入りました。
アプローチ途中で露天がみえるのは「木の湯」と同じ。
脱衣所は「木の湯」よりゆったりした感じか?
浴場も内湯・露天とも「木の湯」よりゆったりしていて、わたしはこちらの方が好きです。
内湯(六番布袋、温泉、適温)は木枠伊豆石仕上げで20人はいけそう。
となりに名物の高濃度炭酸風呂(七番弁財天、温泉、ぬる湯)があります。
↑ではふれていませんでしたがここは温泉をつかっているようで、炭酸濃度も相当につよい(大量アワつきはもちろん、炭酸冷感さえ感じられる)ので、ぬる湯に任せて長湯するとしっかり湯づかれします。
カラン23+セパ式5の計28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日20時で30人以上とかなりの入り。
「石の湯」も浴槽ごとに番号と七福神の名称がふられ、浴槽をまわりながら七福神巡りができるようになっています。
露天はゆったりとして雰囲気のいいもの。
”劇場のセットのよう”と酷評(^^)した「木の湯」とうってかわって、こちらは空間を巧みにつかった構成で面白みがあります。
また、ここは植栽の管理がいきとどいていて、木々がいきいきとしているのも気分がいいです。
内湯側から時計まわりに、「生源泉掛け流し」(四番恵比寿天、三波石風石枠鉄平石敷7-8人、温泉、ぬるめ)、水風呂(ゲキ冷、カルキ臭)、高温サウナ(ロウリュサービスあり)、「源泉ぬる湯」(二番寿老人、石枠鉄平石敷15人以上TV付、温泉、適温~ややぬる)、「源泉 壺湯」(三番大黒天、陶製1人×4、ややぬる)、「源泉寝ころび湯」(五番福緑寿、5人、温泉、ぬるめ)、といちばん奥の高みに「源泉高見の湯(あつ湯)」(一番毘沙門天、10人、温泉、熱め)。
水風呂は「木の湯」より広めで水温計は15℃を割っていましたが、体感からしてもおそらく14℃台かと・・・。
わたしは水風呂マニア(笑)で、これまでたくさんの水風呂を制覇してきましたが、これほど冷たいのは、大谷田温泉「明神の湯」(14℃)以外、ちょっと記憶にありません。
でもって当然入る人はすくなく、入ってもすぐにでてしまいます。
人が入らないから冷たいのか、冷たいからさらに人が入らないのか・・・、タマゴとニワトリのようなものか。
それにしても夏場で14℃台はやはり井水の可能性が高いですが、あまりの冷たさに浴感を確かめるすべもなく退却を余儀なくされたのは無念。(「木の湯」と同じ井水だと思う。ただここまで冷たいと水風呂の機能を果たさなくなるので、温泉を加えて若干加温するのも手では?)
各槽とも湯口と槽内注吸湯のある循環仕様ですが、露天の「生源泉掛け流し」は石灰華&茶変した石の湯口からややぬる湯を投入でオーバーフローするかけ流しかと・・・。
「生源泉掛け流し」は冬季以外非加温のようで、この日は非加温だったと思います。
「生源泉掛け流し」のお湯は、成分濃度3Kgの食塩泉とは思えない硫酸塩泉的な軽くやわらかな浴感があり、ひょっとすると、これがこの源泉の個性なのかもしれません。
こちらも「源泉高見の湯」のお湯のできはいいですが、かなりの熱湯なので入っている人はまばらでした。
(「石の湯」でも「源泉高見の湯」に”かけ流し”掲示はないですが、脱衣所掲示の温泉利用掲示を確認すると、こちらも「源泉高見の湯」は循環・ろ過:無となっていました。)
お湯は「木の湯」とほぼ同様。
うすく黄茶がかったお湯にはわずかにうす茶の浮遊物。
色味は「生源泉掛け流し」がいちばんつよく、若干のにごりもあります。
温泉槽はどれもそれなりの塩味があって、加水はほとんどないと思います。
「生源泉掛け流し」と「源泉高見の湯」の湯口ではしっかりとした塩味に微苦味で、ひょっとして塩味は以前より強まっているかも・・・?。
ほとんどの浴槽で弱カルキ臭がしますが、「生源泉掛け流し」と「源泉高見の湯」ではほとんど感じませんでした。
お湯のよさは、「生源泉掛け流し」 > 「源泉高見の湯」 > 「源泉 壺湯」 > 「源泉ぬる湯」 > 内湯の順かな?
「生源泉掛け流し」はギシギシとひっかかるような独特な湯ざわりがありましたが、「源泉高見の湯」では若干のツルすべも感じられました。
あいかわらずかけ流し系浴槽でも湯の香はよわめで、これが源泉の個性なのか、湯づかいによって消失しているのかは不明。
それでも適度な濃度感があって、ほてり感はよわいもののしっかりとあたたまり、意外に力のあるお湯ではないかと思います。
施設もまあまあ悪くないし、お湯もそこそこ楽しめますが、温泉好きがわざわざ遠くから入りに行くほどの個性はあるかな・・・?
でも、このあたりは埼玉ではめずらしく、ピンポイント的に競合関係がよわいところで、施設の性格も足元デイリー客狙いと思われるので、十分やっていけると思います。
〔 源泉名:川越天然温泉 美肌の湯 〕
Na-塩化物温泉 34.6℃、pH=7.7、712L/min(1,200m掘削揚湯)、成分総計=3151mg/kg
Na^+=998.7mg/kg (82.59mval%)、Ca^2+=131.3 (12.45)、Fe^2+=0.9、Cl^-=1740 (94.02)、Br^-=6.3、I^-=0.9、HCO_3^-=185.1 (5.80)、陽イオン計=1169 (52.69mval)、陰イオン計=1933 (52.21mval)、メタけい酸=40.1、メタほう酸=8.2 <H19.10.26分析>
<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり(生源泉掛け流しは冬季のみ加温) 循環ろ過:あり(生源泉掛け流し、高見の湯は無) 塩素使用:あり
■ブランドグルメ
〔 川越の醤油 〕
小江戸川越の”食”をささえたアイテムのひとつに醤油があります。
川越で約250年つづく松本醤油商店は文政十三年建造の蔵でいまなお製造をつづけ、江戸時代からつかいつづける杉桶が40本!
昔ながらの伝統的な手法によってこの木桶で製造しているとのことで、埼玉県産の小麦と川越産の大豆をつかい、3日かけてつくる麹と蔵に棲みついている「蔵酵母」にも味の秘訣があるようです。
主力ブランドの「はつかり醤油」はつとに有名です。
川島町の「笛木醤油」の”金笛”ブランドも川越醤油を代表する濃口銘柄として広く知られています。
また、すこし離れますが、坂戸の弓削多醤油も根づよいファンをもっています。
(松本醤油商店のHPなどを参考)
〔 2011/07/26 (2011/07入湯)/2010/01/18 (2010/01入湯) 〕
E139.28.17.550N35.54.23.820
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