関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 塩之沢温泉 「塩之沢温泉」 〔 Pick Up温泉 〕
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<塩之沢温泉 「塩之沢温泉」>
(山梨県身延町帯金字塩之沢2786、10:00~16:00(要事前時間確認)、500円、05566-2-1108)
■ 紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
■ 紹介ページ (株式会社求人ジャーナル)
はっきりいって、わたしは山梨の温泉フリークだと思いますが(笑)、それでも二の足をふんでいたお湯があります。身延の二湯、「塩沢温泉」と「塩之沢温泉」です。
どっちもちいさな宿でFRP(ポリ)浴槽だし、冷鉱泉なのでよほど条件があわないと入浴できないのでは?・・・と。
お盆ならば帰省客もいるしお湯を入れているのでは・・・?ともくろみ、2008年のお盆、一気に2湯を攻略。読みどおり(?)、ともに入湯を果たしました。
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【写真 上(左)】 塩之沢駅
【写真 下(右)】 看板
マイナーなお湯ながら、じつは「塩之沢」駅から徒歩3分という駅近立地です。
身延線にはひなびた駅が多く、最寄り駅「塩之沢」駅もかなりの筋金入り。
車が停められるかどうかわかりませんでしたが、宿の前に1-2台の駐車スペースがありました。
住宅地のなかの民家然とした建物で、屋根の上のかわいい湯抜きに「塩之沢温泉」と掲げられ、玄関脇にも目立つ看板がでているので迷うことはないでしょう。
入浴を乞うとごく自然に受け付けてくれたので、意外と浴客がいるのかもしれません。
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【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 浴槽
館内は民家風ながらよく手入れされてB級感はありません。
「山梨の温泉」(山梨日日新聞社出版局刊、平成9年)によると「温泉は明治時代に開業した。(中略) 現在の場所に移ったのは1967年。約1km離れた源泉から、パイプで引いている。」とのこと。
写真の注釈に「1996年中に改築予定」とあるので、近年改築されたらしく外観、館内ともこざっぱりとして綺麗です。
なお、同誌の旧建物写真の看板には「富屋」とありますが、いまはこの屋号はつかっていないようです。
廊下の奥をまがったところに浴室がひとつで、このときは貸切で入れました。
大きくはないですが窓の広い明るい浴室で、閉塞感はなく、窓からはのどかな景色が広がります。
3-4人は入れるやや大きめのFRP(ポリ)浴槽で、側面で注吸湯でオーバーフローなし。べつにお湯カランと水カランがあって随時投入可。これは感じからして源泉かもしれません。
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【写真 上(左)】 源泉カラン
【写真 下(右)】 カランも温泉
カラン2(たぶん源泉)、シャワー・シャンプーあり。お盆の12時で貸切でした。
ほぼ適温のお湯には、こまかな赤茶の浮遊&沈殿物(酸化鉄?)。
ほぼ無味でうすい石膏臭+αのような、うすめながら独特な湯の香を感じました。
ごくよわいきしきしがあるやわらかなお湯で、浴後はすっきり爽やか。
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【写真 上(左)】 注吸湯
【写真 下(右)】 赤茶の沈殿物
浴後女将さんとすこし話しをしました。
浴場ではすべて温泉をつかっている。温泉は山のなかで湧いていて、そこではたまごのような臭いがするが、引き湯してくると臭いが飛んでしまう。また、そこではやや白濁したお湯だとも・・・。
スペックどおりしっかりとイオウ分のでた源泉なのだと思います。
お湯はさほどインパクトはないものの、なんとなく変わった感じのお湯で、山梨の温泉フリーク(笑)ならば攻めてみる価値はあるのでは?。
ネット検索してもほとんど情報とれないと思いきや、オフィシャルHPはないものの、じゃらん、楽天トラベル、るるぶ.comなど錚々たるメジャー系サイトで紹介されているのにはびっくり。意外と有名宿?
単純硫黄冷鉱泉(Na-(CO3)・HCO3・Cl型) 11.5℃、pH=9.6、0.29L/min自然湧出、成分総計=0.1913g/kg、Na^+=55.2mg/kg (92.66mval%)、Fe^2+=0.5、Cl^-=19.8 (20.82)、HS^-=3.9 (4.46)、SO_4^2-=11.1 (8.55)、CO_3^2-=30.1 (37.17)、HCO_3^-=38.2 (23.42)、陽イオン計=159.1 (2.59mval)、陰イオン計=107.4 (2.69mval)、硫化水素=- <H8.6.13 > (源泉名:塩之沢温泉)
<温泉利用掲示> 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 他掲載なし
〔 2009年10月26日UP (2008年8月入湯) 〕
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