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■ 高井戸天然温泉 「美しの湯」



<高井戸天然温泉「美しの湯」> (東京都杉並区、10:00~23:00、800円/5h(土日祝1,200円/5h、25mプール利用可)、03-3334-0008)
オフィシャルHP

NAFウェルネスクラブ(スポーツクラブ)の温浴施設をビジター開放するもので、2003年5月に開湯しています。平日800円でクリアしたかったのですが、休日に近くに用事があったので1,200円はたきました (-_-;) 。

環8の井の頭線のガード(高井戸駅)の少し北側、スーパーオオゼキの裏手(駐車場は共用)なのでオオゼキの看板が目標。谷原方面からだと中央分離帯があって右折入できないので、どこかで向きを変えてくる必要があります。(これがけっこうやっかい)
駐車場の入口は狭くて入りにくいですが、駐車場は高井戸とは思えないほど広くてびっくり。
玄関横に分析表が掲示されていました。成分総計=23.73g/kg、NH^4+=116.6、Br^-=70.2、I^-=28.7(すごっ・・・)を確認し、期待が高まります。

浴室は、室内ゾーンに内湯(みかげ石枠石敷20人以上)、アトラクション風呂(ジェットバスなど/真湯=カルキ臭)、サウナ、水風呂(/カルキ臭)、掛け湯槽。
露天ゾーンには、上の湯(岩枠石敷5.6人)、下の湯(同12人以上、東屋付)、季節の湯(イベント湯、この日は入浴剤入りバスクリン色)に縄文釜風呂(低温ミストサウナ)と多彩。
全体にゆったりとした配置で、とくに露天は展望はないものの緑に囲まれヒーリング系の雰囲気がただよっています。
カラン16、シャワー、シャンプー・ドライヤーあり。日曜16時で20~30人でしたが、場内は広いので余裕でした。

温泉を使用しているのは、内湯と掛け湯槽、露天の上の湯と下の湯です。
内湯は石の湯口から大量投入で窓側の側溝へ流し出し+底面吸湯。
上の湯は岩の湯口から投入で槽内注排湯はなく下の湯へ流し込み。(槽内注入確認できず)
下の湯は上の湯からの流し込みと側面注湯で湯面排湯口からの排湯。
浴槽まわりの岩は、成分で黒褐色に変色しています。
露天の湯口付近は白く泡立ち、湯面では気泡が跳ね、湯中には細かな気泡もただよっていますが、アワつきはありませんでした。(分析表の「ガス湧出あり」と関連?)

お湯は、薄コーラ色(べっこう色)透明で、明瞭で純粋な塩味があります。
浴槽では上の湯の湯口付近が一番鮮度がいい感じで、弱アンモニア臭にヨード臭がまじり、なぜかコーラ?のような清涼感のある香りになっています(”異臭”ではない)。この温泉臭は、新潟の聖籠観音の湯「ざぶ~ん」に近いものを感じました。

その他はアンモニア臭はほとんどなくヨード臭のみ香るので、ちょっとアブラ臭とは言い切れない感じです。
かすかなツルすべがあってかなりあたたまるお湯ですが、成分総計=23.73g/kgほどの力感はないような気も・・・。
浴後感は、乾きがはやくすっきりとする純食塩泉のそれ。

問題の掛け湯槽はややぬるめで、ここは”異臭”の域に達したはっきりとしたアンモニア臭がありました。これが浴槽に湛えられていれば文句なく”異臭風呂 (^^; ”でしょう。

それにしても、この立地、この設備で平日800円/5hは快挙。(というか、都内の温泉施設の相場が高すぎるのか?) 駐車場も施設利用者は5hまで無料です。内湯に真湯浴槽群のカルキ臭が立ちこめているのは残念ですが、温泉らしい浴感が楽しめる満足度の高いお湯なので、平日にでもまた再訪したいです。(井の頭線「高井戸」駅から徒歩2分)

Na-塩化物強塩温泉 37.6℃、pH=7.6、240L/min(1,600m掘削揚湯)、成分総計=23.73g/kg、Na^+=8224mg/kg (90.02mval%)、Mg^2+=159.8、Ca^2+=264.5、Fe^2+=5.0、NH4^+=116.6、Cl^-=13730 (96.70)、HCO_3^-=735.9、Br^-=70.2、I^-=28.7、陽イオン計=9030 (397.4mval)、陰イオン計=14570 (400.5mval)、メタけい酸=109.3、メタほう酸=11.3 <H14.7.22分析>

〔 2003年11月16日レポ 〕
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