関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ みはらしの丘(三珠)温泉 「みたまの湯」
<みはらしの丘(三珠)温泉「みたまの湯」> (三珠町大塚2608番地、10:00~23:00、750円、055-272-2641)
オフィシャルHP
2004/7/16にできた公共系日帰り施設。以前から温泉スタンドが有名でしたが、同じ源泉を利用し、すぐ上の丘の上につくられたもの。
中央道「甲府南」ICからR358精進ブルーラインを精進湖方向に入り、しばらく走った「右左口」交差点を右折。道なりに県道29甲府玉穂中道線を進み「作興橋南」信号を市川大門方面(ななめ左)に入り、看板に従って左折し桃の果樹園のあいだの細いワインディングの農道を登っていくと、広々とした駐車場と立派な建物が忽然とあらわれます。
道は判りにくいですが、看板がたくさん出ているので迷うことはないかと。
【写真 上(左)】 温泉スタンド
【写真 下(右)】 ロビーと飲食処
農産物直売所なども併設された、大規模なセンター系施設です。
廊下の奥にある男女別の浴室は窓が広くて開放的。内湯ゾーンに内湯中温槽(木枠タイル貼7.8人)、内湯高温槽(みかげ石枠タイル貼12人以上)、サウナ、水風呂。
露天ゾーンに上段高温露天(玉石枠石敷10人、屋根付)、下段中温露天(同20人)と多彩。
【写真 上(左)】 男湯内湯
【写真 下(右)】 男湯露天
露天からの眺めは高度感こそさほどないものの、甲府盆地を見下ろし、西は南アルプスから東は大菩薩(小金沢)連嶺まで180℃以上の展望が開けるすばらしいもの。
【写真 上(左)】 男湯上段露天
【写真 下(右)】 男湯下段露天
展望風呂で有名な「ほったらかし温泉」や積翠寺温泉「要害」とは逆の南側から甲府盆地を見下ろすもので、柵や目隠しがないので、湯船に浸かったままで雄大な眺めが楽しめるのは贅沢。
カラン16、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜10時で15人位とわりあい空いてました。
【写真 上(左)】 下段から上段露天
【写真 下(右)】 上段露天の湯口
内湯2槽の湯口は止まっていて、側面注入のみで側溝への流し出し。
露天は、上段の高温露天のみに石の湯口があり、たまに適温~ぬる目のお湯が50L/minほどもドバドバと投入されますが、だいたい止まっていました。
下段の中温露天は槽内注入のみ。上下段ともに側溝への上面からの流し出し。高温露天の湯口のお湯の鮮度感は高く、おそらく源泉かと思います。
紅茶色~べっこう色透明のお湯には白い浮遊物あり。ほぼ無味で露天ではお香系モール臭+弱金気臭、内湯中温槽ではヒノキ臭(たぶん浴槽材の移り香)、内湯高温槽ではモール臭+かすかな薬品臭で、高温露天の湯口そばがいちばんお湯がいいように感じました。モール泉の特徴が出ているお湯で、弱いヌルすべがあり、よくあたたまって浴後は爽快感が出てきます。
【写真 上(左)】 露天の湯色
【写真 下(右)】 水風呂
甲府エリアのモール泉のなかではどちらかというと個性の薄いお湯に思えますが、すばらしい展望風呂でモール泉を楽しめるとは贅沢。
全体にゆったりとした明るい雰囲気なので、これから人気が高まる施設だと思います。
料金はちと高いですがおすすめ。なお、温泉スタンドは営業継続していました。
アルカリ性単純温泉(Na-Cl型) 43.6℃、pH=8.8、247L/min掘削エアー揚湯、成分総計=0.708g/kg、Na^+=222.1mg/kg (84.51mval%)、Ca^2+=28.3、Cl^-=336.6 (85.11)、HCO_3^-=52.2、CO_3^2-=15.7、陽イオン計=257.7 (11.43mval)、陰イオン計=417.9 (11.15mval) <H11.12.16分析>
〔 2004年9月1日レポに加筆 〕
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■画像を補強して再UPです。
現在は県道から立派なアクセス道路ができています。
また、このレポはできて間もない頃で空いていましたが、
現在は「ほったらかし温泉」とならぶ、
県内有数の人気眺望温泉になっています。
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