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関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 上牧温泉 「月がほほえむ宿 大峰館」 〔 Pick Up温泉 〕
<上牧温泉「月がほほえむ宿 大峰館」> (みなかみ町(旧 月夜野町)、時間要問合せ、800円、0278-72-3329)
オフィシャルHP
利根川から離れた山側にある独自源泉をもつお宿。かなりよく練られた宿で、館内は女性向きにあしらわれ、連れはけっこう気に入っていました。
自家源泉の宿らしく、玄関前には飲泉所もあります。
浴場は帳場、廊下を抜け階段をおりたところ。浴場前のちょっとした休憩スペースには冷やした源泉が置いてあり、のどにスルっと入っていくような芒硝薬味がします。
【写真 上(左)】 飲泉所
【写真 下(右)】 男湯内湯1
脱衣所、浴室ともにこぢんまりとしています。気泡で白く泡立ったかけ湯槽と入り心地のいい内湯(木枠伊豆石敷4.5人)に軒下タイプの露天(岩枠石敷3.4人)。
内湯は白く石膏の析出のでた木の湯口からかなりの量の熱湯(源泉だと思う)を投入。槽内注排湯はなく全量をざこざこにオーバーフローのかけ流し。
露天は蝦蟇がのっている白&赤茶に色づいた巨大な石の湯口から湯滝状の投入で上面排湯口からの排湯。
カラン5、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。土曜16時で男湯は2~3人。
【写真 上(左)】 男湯内湯2
【写真 下(右)】 男湯内湯の湯口
お湯は絶品です。
かなり熱め(露天は適温)のお湯は、無色透明でわずかに白とうす茶の湯の花がただよいます。湯口まわりでは内湯・露天ともこまかな気泡が舞い、弱いながらアワつきがあります。芒硝薬味+微塩味+僅微甘たまご味、甘い石膏臭にはっきりとした甘イオウ臭が加わる絶妙の湯の香。キシキシとヌルすべととろみが入りまじる、やわらかで味わいぶかい湯ざわり。
浴後は肌がつるつるもちもちして、強すぎるくらいの温まりが次第に充実した爽快感にかわっていきます。個人的には非の打ちどころのないお湯で、沢渡や霧積に勝るとも劣らないすばらしいお湯かと・・・。
【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 男湯露天の湯口
ここは2回目ですが、以前よりお湯がよくなっているような気がします。
ただし、浴室は狭くてややこもり気味、露天もトドになれるスペースがほとんどないので夏場はつらいかも。
Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉 44.3℃、pH・湧出量不明、成分総計=1.54g/kg、Na^+=277、Ca^2+=186、Fe^2+=0.02、F^-=3.0、Cl^-=309、SO_4^2-=609、陽イオン計=470、陰イオン計=957、メタほう酸=19.0 <H15.9.29分析> (源泉名:大峯の湯)
休憩所に古い分析書があったのでこれも載せておきます。
Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉 42.3℃、pH=7.9、湧出量不明、成分総計=1.64g/kg、Na^+=282、Ca^2+=213、Fe^2+=0.01、F^-=3.5、Cl^-=314、SO_4^2-=659、陽イオン計・陰イオン計不明、メタほう酸=19.5 <H3.11.28分析> (源泉名:大峯の湯)
<温泉利用掲示> 加水なし 加温なし 循環濾過なし 消毒剤使用なし
〔 2006年6月30日レポ 〕
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