シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

男の炊事当番

2006-07-21 17:15:37 | 人とのつながり
私は、地域の活動として、ある団体に所属している。
今年4月からは、そこの代表責任者になっている。

毎年、夏のこの時期に会合が多く、週1~2回集まっている。
だいたい20~40代の男性ばかり、十数人。
いつも、ビールとおつまみを前にしゃべっているが、
夕食をとらずに来るメンバーが多い。
当然、腹も減る。

昨年は、宅配ピザなどを注文していたが、
これが意外と出費になった。
会の財政も圧迫された今年、
「炊事当番制」を設けた。

一回4,000円。
当番は、この金額内で、好きなものを調達する。
自分で調理しても構わない。
全部、コンビニおかずでも構わない。
とにかく、4,000円以内で、会合までに用意する。

「スーパーの惣菜」組が一番多い。
これも、人によって中身が違う。
焼き鳥に唐揚げ、コロッケなど、
ひたすら肉類ばかり買ってきた者がいた。
かと思えば、漬物だのオカラだのひじきだの、
ヘルシーそのもの、という者もいた。

奥様にすべて任せた者もいる。
その時は、我が家より立派な夕食のおかずが並んだ。
韓国出身の奥様を持つメンバーは、
激辛料理を並べた。でも、全員この時は食べ尽くした。

そば店主のメンバーもいる。
彼が担当した時は、おそらく4,000円を超えた料理が出た。
彼いわく、「あり合わせの物で、簡単に作りました」

中身や品数はさまざまだが、
要は、みんなのために考える、という気持ちが大切だ。
閉店間際のスーパーで、
残っているものを、ありったけかき集めて用意した者もいた。
夜まで、仕事が忙しいメンバーだったが、
とにかく、約束通り用意した、その気持ちが嬉しかった。

明らかな、精神的負担。
でも明らかな、精神的つながり。

今夜の担当だが、当番が急に欠席となったため、
私がすることになった。
このブログを投稿したら、さっそく買いに行くつもりだ。
私もスーパー組だが、肉、魚、野菜とまんべんなく用意する。
種類だけは豊富な責任者、で通っている。