シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

ひとり焼肉に行ってきた

2022-12-09 12:21:32 | お店紹介

話題のひとり焼肉店、『焼肉ライク』に行ってみた。

 

焼肉、というと私など古い人間なので、

大勢でワイワイ食べるバーベキュー式を想像するし、

また、その方が好きである。

しかし最近、ひとり焼肉の店が増え、

けっこうな人気だという。

でもしばらくは、そんなのつまらないなと思っていた。

 

だが、TVの『孤独のグルメ』で

松重豊さん演じる五郎さんがひとり焼肉の店に入り、

『いいじゃないか!』と美味しそうに食べるのを見て、

私も一度行ってみようかと思った。

そして先日、一人で都内に出た時に寄ってみた。

 

 

焼肉ライク。

まず、思ったより狭いスペースの席に通され、

店員に初めてである事を告げたら、

丁寧に教えてくれた。

 

注文はすべてタッチパネル。

揃うと画面で呼ばれるので、

カウンターまで取りに行く。

その時、QRコードの印刷されている席番号カードを持っていく。

このカードは会計の時まで必要だ。

 

カルビのセット、ご飯キムチ、スープがついて100g650円と、

ホルモン50g250円を注文する。

カルビがメインの店らしく、ロースやタンなどはセットになく、

サイドメニューの扱いである。

ホルモンもそうだった。

 

調味料はテーブル脇にあり、

箸は机の引き出し、水はセルフ、点火はボタン押して、

あとは普通に淡々と焼けば良い。

 

食べてみた。

システムは解りやすくよく出来ているが、

肝心の肉の味はイマイチである。

ホルモンも然り。

タレは、薄味醤油は薄過ぎるし、

濃味醤油は甘過ぎる。

ご飯はまあ美味しいが、キムチは甘過ぎる。

 

淡々と焼いて淡々と口に入れて、

900円のひとり焼肉を味わったが、

まあ、よほどお腹がすいて肉が食べたくなった時、

機会があればまた来てもいいかな、という程度の感じであった。

 

もしかしたら、舌の感覚も衰えているかもしれないし、

若い頃だったら美味しく戴いていただろう。

松重豊さんの入った店は、チェーンではなく焼肉専門店だったからか、

とても美味しそうに見えた。

 

松重さんと同い年の私だが、今回は残念ながら

『いいぞいいぞ、最高じゃないか』とは言えなかった。