AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ラウドパーク特集 第4回~ANTHRAX~

2006年10月11日 | やっぱりメタル!!
実は今回のラウドパークで私が最も楽しみにしているバンドが、ANTHRAX
なぜならスラッシュ四天王の中で、唯一1度も生ライブを見たことがないバンドだから。
といってもスコット“ノット”イアンとチャーリー・ベナンテの2人はS.O.D.初来日ライブの時に一度拝見いたしましたが。
さらに今回はあの黄金期メンバーが全員揃うということで、期待感も一潮なんです。




アンスラックスは他の四天王バンドと比べて、ニューヨークハードコアの影響もあるのか、妙に明るいというか軽い。
軽いといってもスコットのリフは最強にアグレッシヴだし、なんといってもこのバンドのリズム隊は皆ツワモノである。
チャーリーのドラミングは超パワフルでスピーディー。フランクのベースもスラッシュメタルにしては圧倒的な存在感を放っている。

アンスラックスは1st『FISTFUL OF METAL』の段階ではどちらかというとスピードメタルバンドであった。
あの甲高いニール・タービンのハイトーンヴォーカルに、クリーンでシャープなサウンドで、楽曲もかなりオーソドックスなメタル。
まぁこの頃はダン・リルカなんかも在籍していたし、全く別物のバンドと考えると決して悪い作品ではない。
“DEATHRIDER”や“METAL THRASHING MAD”のアグレッシヴ感は今聴いても強烈だ!




そこにハードコア・パンクのノリの軽さ、スピード感、ヘヴィな音圧を加えることによってアンスラックスをスラッシュメタルバンドへと変貌させたのが2ndその名も『狂気のスラッシュ感染』だ!
ヴォーカルもジョーイに交代したことにより、歌がクリア且つ聴きやすさが出た。てゆーかこの頃のサウンドにまさにピッタリの声だった。




そして2ndのバラード的な部分を完全排除し、歌メロ要素を極力押さえた全編スラッシュ一点張りのまさにアンスラックスがピークに達したともいえる最高傑作『AMONG THE LIVING』を完成させるのである!
このアルバムを聴いて頭を振らないことがあろうか?!(いや、ない)このアルバムを聴いてモッシュしないことがあろうか?!(いや、ない)
もう何も語るまい。聴けばわかることだから。




あと、メタルにラップ要素を加えるバンドなんて今じゃゴマンと存在するが、その手法をアンスラックは80年代中期から既にやっおったんですね~
ジョーイ、ダン以外のメンバーがMCをとる“I'm The Man”を聴いたときは、ラップ嫌いだった私もこの楽曲のセンスの素晴らしさには感服したものである。
ジョーイはこの曲ではドラムを担当。




まぁアンスラックスは元々こういった遊び心の多いバンドで、その辺が彼らのサウンド面に軽いなぁ~という印象を与えている点なのかもしれません。
その後のヴォーカルがジョン・ブッシュに交替してからの作品は全然聴いた事ありません。別にジョンが嫌いというわけじゃあないんだけど(彼の歌はアーマード・セイントで聴いていたからね)、4thから楽曲が急激にパワーダウンしてしまって、もうこれ以降のアンスラックスの作品に期待が持てなくなってしまったので。

今思えば、私の中では一気に燃え上がってすぐに冷めたウスバカゲロウのようなバンドだったな~
コメント
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