昨年の締めの記事で、「ほとほと映画には興味を失いました」とボヤいておきながら、年明け早々大阪まで連続2本の映画作品を見に行ってるって「どないやねん!」と自分につっこみたくなる。
その2本は昨年から目をつけていた作品で、1つはイギリス映画『バンク・ジョブ』、それとミッシェル・ゴンドリー監督作『僕らのミライへ逆回転』。
2本とも同じ映画館でやっていて、その日はその映画館のサービスデーだったので、久々に2本観に挑戦してみようかと。
まず一本目の『バンク・ジョブ』は、1971年に実際起こった英国犯罪史上最大の銀行強盗事件を題材にしているということでそれなりには期待してたんですが、いやいや、新年早々当たりくじを引いた感じで、大吉とまではいかないけれど、まぁ中吉といったところでしょうか?
クライムサスペンスは元々好きなジャンルやし、ハゲカッコいいジェイソン・ステイサムが主役とくりゃあ~そこそこ見応えがあるのは当然かと。
ストーリーはまぁよくある話で、中古車経営者の男が組織から借金して追い込まれてて、いっちょ銀行強盗でもやって一括返済したろかしらんと仲間を集い、銀行の貸金庫の金品を地下から穴掘って見事盗み出すことに成功するといったほんとありふれたものです。
だから強奪シーンそのものには別にハラハラドキドキするようなことはなかったですね。なんか軽いノリやったし。
でも貸金庫から盗み出したものの中に、マフィアの裏帳簿やら、王室のスキャンダル写真やらが混じってて、強奪後いろんな裏組織やら英国諜報機関やらの魔の手が迫ってくるという展開はこれまたありふれてはいるんですけど、ここから緊張感が一気に高まり激しく興奮させられちゃいましたねぇ。
特にマフィアに仲間を殺されてから、逃げることをやめ、諜報機関や警察などの組織と駆け引きしながら、武器なしで見事な反撃に打って出るジェイソンの勇姿が超クールでカッチョいい!!
ありふれた話でありながらこれだけ私が惹きつけられたのは、やっぱ古めかしい70年代のイギリスが舞台だったからでしょう。登場人物のヘアスタイルや服装もどこかレトロでおシャレだし、映像もなんとなく70~80年代を感じさせる質感がモロ私好み。
邦画やハリウッド映画とかみてたら、脇役でも「また、こいつか・・・他にもっとおるやろ!」ってウンザリさせられることがしばしばですが、本作はジェイソン・ステイサム以外普段あまり馴染みのないイギリス人俳優が脇を固めてるって点でなんか新鮮味を感じるんですね。しかもみんなとってもいい顔してる!
裏社会のボス役の人は実はTVシリーズの『名探偵ポアロ』でお馴染み、デヴィッド・スーシェだったりするんですけどね、ムッシュウ。
通信手段もケータイじゃなくってトランシーバーで、泥棒仲間とのやり取りをどっかの盗聴マニアに傍受されちゃってたりして、それがラジオで全国に流されちゃうというのはやっぱり実話に基づいた話なんでしょうかねぇ。
この素人泥棒集団の決して安心して観てられないアブなっかしさが、余計にスリル感を味あわせてくれちゃってんですよね~
エセ黒人活動家“マイケルX”と親交があったと噂されるジョン・レノンとオノ・ヨーコらしき人物が劇中のどこかに映ってるみたいなので、これから観に行こうと思ってる人は探してみてください。
いやー新年早々久々にいい映画観たなぁ~、こりゃ幸先良いでよ!
『僕らのミライ~』の感想文は次回にて。
オススメ度:★★★★
今日の1曲:『Five Fathoms』/ Everything But The Girl
その2本は昨年から目をつけていた作品で、1つはイギリス映画『バンク・ジョブ』、それとミッシェル・ゴンドリー監督作『僕らのミライへ逆回転』。
2本とも同じ映画館でやっていて、その日はその映画館のサービスデーだったので、久々に2本観に挑戦してみようかと。
まず一本目の『バンク・ジョブ』は、1971年に実際起こった英国犯罪史上最大の銀行強盗事件を題材にしているということでそれなりには期待してたんですが、いやいや、新年早々当たりくじを引いた感じで、大吉とまではいかないけれど、まぁ中吉といったところでしょうか?
クライムサスペンスは元々好きなジャンルやし、ハゲカッコいいジェイソン・ステイサムが主役とくりゃあ~そこそこ見応えがあるのは当然かと。
ストーリーはまぁよくある話で、中古車経営者の男が組織から借金して追い込まれてて、いっちょ銀行強盗でもやって一括返済したろかしらんと仲間を集い、銀行の貸金庫の金品を地下から穴掘って見事盗み出すことに成功するといったほんとありふれたものです。
だから強奪シーンそのものには別にハラハラドキドキするようなことはなかったですね。なんか軽いノリやったし。
でも貸金庫から盗み出したものの中に、マフィアの裏帳簿やら、王室のスキャンダル写真やらが混じってて、強奪後いろんな裏組織やら英国諜報機関やらの魔の手が迫ってくるという展開はこれまたありふれてはいるんですけど、ここから緊張感が一気に高まり激しく興奮させられちゃいましたねぇ。
特にマフィアに仲間を殺されてから、逃げることをやめ、諜報機関や警察などの組織と駆け引きしながら、武器なしで見事な反撃に打って出るジェイソンの勇姿が超クールでカッチョいい!!
ありふれた話でありながらこれだけ私が惹きつけられたのは、やっぱ古めかしい70年代のイギリスが舞台だったからでしょう。登場人物のヘアスタイルや服装もどこかレトロでおシャレだし、映像もなんとなく70~80年代を感じさせる質感がモロ私好み。
邦画やハリウッド映画とかみてたら、脇役でも「また、こいつか・・・他にもっとおるやろ!」ってウンザリさせられることがしばしばですが、本作はジェイソン・ステイサム以外普段あまり馴染みのないイギリス人俳優が脇を固めてるって点でなんか新鮮味を感じるんですね。しかもみんなとってもいい顔してる!
裏社会のボス役の人は実はTVシリーズの『名探偵ポアロ』でお馴染み、デヴィッド・スーシェだったりするんですけどね、ムッシュウ。
通信手段もケータイじゃなくってトランシーバーで、泥棒仲間とのやり取りをどっかの盗聴マニアに傍受されちゃってたりして、それがラジオで全国に流されちゃうというのはやっぱり実話に基づいた話なんでしょうかねぇ。
この素人泥棒集団の決して安心して観てられないアブなっかしさが、余計にスリル感を味あわせてくれちゃってんですよね~
エセ黒人活動家“マイケルX”と親交があったと噂されるジョン・レノンとオノ・ヨーコらしき人物が劇中のどこかに映ってるみたいなので、これから観に行こうと思ってる人は探してみてください。
いやー新年早々久々にいい映画観たなぁ~、こりゃ幸先良いでよ!
『僕らのミライ~』の感想文は次回にて。
オススメ度:★★★★
今日の1曲:『Five Fathoms』/ Everything But The Girl