AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

エベエベスト

2009年01月21日 | やっぱりメタル!!
なんや、前ログと同じような写真でモウシワケございません。

しかし、ビックリしたなぁ、もう。
いや、たいしたことやないんすけど、HMVがめずらしく発売日前に商品を届けてきやがりましてねぇ。
調子狂ふっちゅうねん!でもサプライズな感じでいとうれし。


そのお届けものとは・・・・・・

そうです。皆様お待ちかね、人間椅子のベストアルバム『人間椅子傑作選』!!

実をいいますと、椅子はもう今回既に3枚目のベスト盤で、傑作選2集にあたるくり抜き特殊ジャケットが嬉しい『押絵と旅する男』は新録やレア音源が1曲もなかったので当時リアルタイムでは購入しなかった。



今回は新録が4曲も収録されているのでまぁ買わざるを得なかったわけですが、二十周年記念盤とはいえ(ジャケに書くなよ)2枚組にする必要があったのかどうか・・・
ケースもいまだかさばるタイプのやつやし・・・・


まず、<盤の1>ですが、ライブでもよく演奏される古株の初期ナンバーが(てゆーか1st曲ばっか!)中心で、初心者の方のためのダイジェスト盤的ナイスな選曲で文句はないが、<盤の2>は後期中心のマニア向けの選曲といいたいところだが、ちょっと選曲ひどすぎないか?
別に鈴木氏が嫌いなわけじゃないんやけど、なんで彼作曲の駄作ナンバー3曲を前回に引き続き今回も収録してんのか??本当に理解に苦しむセレクションだ。
まぁ後期楽曲には、初期の頃みたくこれといったキラーチューンがあまりないっちゃーないんやけど。
個人的には、名曲「芋虫」やカップリング曲「桜下音頭」とかを入れて欲しかったかと。


期待に胸膨らませた新録4曲ですが、「陰獣」と「猟奇が街にやって来る」は、イカ天時代の幻のインディーズCD『人間椅子』に収められていたのを再録したものですが、う~んやっぱ初期のこもった古めかしい音質の方が断然雰囲気あったなぁ~
私は鈴木氏の昔の歌い方の方が好き。


ただ、今回は「陰獣」の冒頭の歌詞が、オリジナル歌詞に戻しての再録ってところがかなりファン泣かせな計らい。

イカ天CD『人間椅子』の改訂ヴァージョンの歌詞。



オリジナル歌詞。



「猟奇が街にやって来る」もオリジナル歌詞が加えられたヴァージョンとのこと。



そして1stではイントロのみだった「鉄格子黙示録」が、今回オリジナル歌詞を加えた完全フルヴァージョンで復活した!
たった6行しかない歌詞だが、「空が破けてマリアが首を吊る~♪」など、倫理観を度外視した初期のアブなさが顕れていていい塩梅。
和嶋氏が新たに書き下ろした「狂ひ咲き」は、演歌メタル節炸裂の人間椅子にしか作りえない佳作といった感じ。


しかし、この「太宰治著『人間失格』の昔のカバー表紙か!!(あっちの方が全然マシやけど)」ってつっこみたくなる地味なジャケはなんとかならなかったのか・・・・
活字オンリーのやっつけ仕事的な歌詞カードも残念やし、マジでバイトにやらせたとしか思えない。
もっとフォントとか工夫せーよ。
1stベスト盤の時は和嶋氏の筆によるロングライナーノーツとかもついてたのに、今時特典DVDも付けんとわずか新録4曲だけで3900円という値段はボッタクリというほかない。


まぁ仕方ありません。
椅子信者はバンド存続と彼らの生活費のためにせっせとお布施お布施。
悲しいけど、これ、ご奉仕なのよね。


そして私は、購入したばかりの人間椅子のベスト盤を怪奇趣味のコレクション棚に加えて、今夜もまたひとり、「ケヘヘ・・・」とほくそ笑むのであった。




今日の1曲:『陰獣』/ 人間椅子
コメント (2)
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