AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

アニソン論

2013年06月22日 | まったり邦楽
本日より全国公開される話題アニメ映画『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』。
『攻殻機動隊』の映画は、テレビで一度見たことあるんだが、過去に3作品でているようで、どれを見たかは定かでない。
今敏監督のアニメ映画『パプリカ』とよく似た印象を受けたが、所々いかにもインテリのアニメオタクが作ってそうなノリがチト肌に合わなかったように記憶している。
でも、今回のはちょっと劇場で見てもいいかなと思っている。

というのも、今回この映画の音楽を手掛けているのが、コーネリアスこと小山田圭吾氏。
そして、エンディングテーマ「じぶんがいない」を歌っているのがSalyu。つまりこの曲に関しては、再びsalyu×salyuとしてのプロジェクトってこと。
NHK教育のデザイン「あ」の楽曲提供といい、このプロジェクトは不定期ながら活動を続けているみたいで、配信限定でリリースされた「話したいあなたと」を含め、是非まとまった音源を出してほしいところ。



なんでもSalyuはもともと『攻殻機動隊』シリーズの大ファンなんだとか。今回の仕事の話がきたときは、さぞテンションがあがったことだろう。
で、タイトルからしてわかるように、作詞を担当してるのが、やはり坂本慎太郎くん。
ひょっとして彼もファンなのか?私は彼のイラストワークの世界観の方が好きだけど。
で、どっかに「じぶんがいない」のPV映像ころがってないかなと検索してたら、「コーネリアス×攻殻機動隊ariseのスペシャルサイト」ってのに行きあたり、そこでPVを拝むことができた。

サイトにジャンプするやいなや、ウィンドウ画面全体にPV映像が映し出されるという特設サイト。
cornelius-kokakua-sound.com

まぁ、またしてもキノコ頭のSalyuがウジャウジャ出てくる「Sailing Days」のPVを想起させるチトひいてまうPV内容ではあるが、楽曲は相変わらず秀逸。

こ、怖ぇ・・・・・


ただ、今回このエンディングテーマより感銘を受けたのが、オープニングテーマ「GHOST IN THE SHELL ARISE」。
小山田氏による空間を粒子が飛び回るような神秘的で立体的な電子音がはじける中、タイトルの単語がエコーがかった声で響きわたるというもの。PVがまた秀逸。
小山田氏が今回の音楽を担当するにあたり、某雑誌のインタビューで「最近のアニソンって、どっかのアーティストが作品と全く関係ない歌詞のJ-POPソングを提供するってパターンのタイアップが多いじゃないですか。ああいうのが嫌で」というようなことをコメントされていて、その場で大きくうなづいてしまった。

この小山田氏のコメントを聞いて思い出したのが、『無限の住人』。
講談社『月刊アフタヌーン』にて、1993年から2012年まで連載されていた沙村広明描く時代マンガだが、このマンガの公式イメージアルバムを担当したのが人間椅子で、ちゃんと「無限の住人」というタイトル曲まであるにもかかわらず、2008年にテレビアニメ化されたとき、オープニングテーマに起用されたのが、枕草子の「赤いうさぎ」とかいう曲(ただのジェラ嫉妬ソングやんけ!)だった。
なんでそうなるんだよ!(って、またしても人間椅子を引き合いに出して、そのうち愛想つかされますよ)

このMAD映像作った人の気持ちがよ~くわかる。彼もくやしかったんだ。



今日の1曲:『じぶんがいない』/ salyu×salyu
コメント
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