AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

フレミング克服にむけて

2014年03月13日 | やっぱりメタル!!
いやぁ、もうすぐですよ。THRASH DOMINATION。
以前はスラドミ週間とかいって、はりきって出演アーティストをひとつひとつ紹介していくシリーズなんかやってたんだけど、もう気力がなくってねぇ。書きたいネタもけっこうあるんですが、なかなか触手が動かんくてブログ更新も滞ってしまって・・・・
まぁ正味今回心から見たいバンドはVOIVODくらいでありやんして、SANCTUARYは正直趣味じゃないし、EXODUSはヴォーカルがあれではあまりEXODUS見てる気がしないっちゅーか。悪くはないんですが、価値は半減しますわなぁ。

今回初来日となるデンマーク出身のARTILLERYも、これまた微妙。もうヴォーカル三代目で、今回の人なんかジェームズ・ラブリエタイプときたもんだ。
スラッシュメタルバンドでヴォーカル3人も交代したらもうダメですよ。ANTHRAXがいい例だ。
で、新譜は買う気になれず、先日予習がてらに4th『B.A.C.K.』を土壇場購入。



それまでARTILLERYの音源は、2代目ヴォーカリストの時の6th『WHEN DEATH COMES』と、高校のときあっさんにダビングしてもらった3rd『BY INHERITANCE』のテープを所持してたくらい。
『BY INHERITANCE』は当時からあんま聴いてなくて、冒頭からみせるこのバンドお得意の中近東風フレーズには感銘を受けたものの、どうもフレミング・ロンズドルフのヴォーカリゼーションが私の好みでなかった。なんちゅーか、VOWWOWの人見元基氏の声をより濃くしたような、あのアクの強さがどうも受け付けなかったというか。
ただ、演奏力に関してはかなりの実力を誇っており、スタッツァー兄弟の織りなす縦横無尽のリフワークに印象深いツインリードは注目に値する。
彼らはいわば正統派メタルの側面を色濃く持ってるバンドで、フレミングの歌唱力もしかるべきところにいけば、十二分に評価される実力を備えている。
ただ、ARTILLERY脱退後はビートルズのカヴァーバンドでジョン・レノンのパートに就いたって、ナーンヤソレ!

ナザレスのカヴァーなんてけっこうハマっていて、当時これには感銘を受けたものだ。



その『BY INHERITANCE』から10年越しで作成された『B.A.C.K.』は、ますますフレミングのアクの強いヴォーカリゼーションが強調され、演奏力もより強力になり、特にリズム隊が分厚くなっている。といっても、ドラムはサポートであり、ベースは元ベーシストのモルテン・スタッツァーが兼任している。
この作品を聴いても、やはり私のフレミングに対する苦手意識は払拭されず、このアクの強さはアルバム半分いったところですでに疲労感が溜まる。やっぱこの声キツいわ。
ただ、後任者2人のあまりのオーソドックスなヴォーカルを聴くにつけ、やはりARTILLERYの個性はこのフレミングのアクの強いヴォーカリゼーションに依るところが大きかったんだなぁ・・・とも思うんだよね。

今回のライブは、どのアルバムあたりから演奏されるんやろか?皆目見当がつかん。
いずれにしても、それほど暴れられる楽曲もないので、川崎では彼らの卓越した演奏をじっくり観察しようかと思う。




今日の1曲:『Cybermind』/ Artillery
コメント
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