AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

気コしたオン

2010年12月05日 | やっぱりメタル!!
ゆらゆら帝国のライブ盤に引き続き、人間椅子のライブ盤もAmazonより2日遅れで届けられた。
ゆら帝と同様、2CD+DVDという形式だが、こちらはライブ音源が初。

Amazonで購入したのは、一番安かったから。
タワレコとディスクユニオンでは特典にそれぞれ各社異なる1曲入りライブDVDがつくということだが、椅子ファンのみをターゲットにした姑息な特典商法になんかいやらしさを感じて、今回は見送った。
だいたい1曲だけっちゅーのがスコいんだよ。
まぁ中には2枚とも購入する熱心なファンもいるみたいですが。
その特典2曲は「どだればち」と「品川心中」らしい。ま、どうせヨウツベでアップされるだろう。

しかし、なんだかな。今回のジャケットの適当さ加減・・・
ある意味80年代風なチープさがあるのかもしれんが、明らかに予算削減の様相が窺える。
タイトルも『疾風怒涛~人間椅子ライブ!ライブ!!』って・・・
率直でいいかもしれんが、盤にはバンド名も表記せんと、とってつけたような副題で済ませてるって、ほんとにこれでいいのか?!
知らん人が見たら“疾風怒涛”の方がバンド名かと思っちゃうぜ!
歌詞カード内にはライヴ模様のモノクロ写真がコラージュされているが、映像からキャプチャーした程度のもの。
歌詞載せるヒマがあったら、カラーでオフショットとか載せるくらいの気をきかせてほしいものである。
ま、人間椅子に愛情があり、いい仕事をしようというスタッフが周りにおらんのだろう。特に徳間ジャパン傘下に入ってからの手抜きさ加減は顕著だ。


まぁでも念願であった第4期?人間椅子でのライブ映像がDVD化されたことは大変喜ばしいことではある。
今年7月の渋谷O-Westでの「疾風怒涛」ライブ17曲入り映像は、椅子ファンにとっては今までにないくらいヴォリュームタップリの人間椅子が堪能できてたまらんかと思います。
91年の初ライブ映像『遺言状放送』で見られる、あの演出味タップリの妖艶な人間椅子の姿はないが(まぁ風貌が変わりすぎとるからな)、20年以上もの実績を誇る現在の熟練された等身大の人間椅子の演奏を十二分に堪能できる内容となっている。
特に年を重ねるごとに味を増していく熟達した和嶋氏のギターワークはかなり見モノ!
個人的には“塔の中の男”、“賽の河原”、“地獄”あたりのヒズミカルギターがたまらんかった。

少し苦言を呈しておくと、“羅生門”やら“水没都市”などの重要曲をカットしたのはかなり的はずれだろう。
あとはアンコールでの鈴木氏の鑑賞に堪えないふんどし姿くらいかな。

ライブCDは東名阪それぞれの音源が散りばめてあり、大阪公演の音源が半分以上。
いや、ライヴ映像でお腹いっぱいで、なかなか聴く気にはなれませんわ。


人間椅子とゆらゆら帝国と、連続して私の大好きな日本のバンドのライブ映像を堪能することができた、まさに至福の2週間であったわけですが。
ま、私が好きで3ピースで日本語でロックをやってるということで、両者は同類のバンドなのかと勘違いされるかもしれないが、実は全く異なる世界であり、決定的に違うのはやっぱバンドの姿勢かなー
前者はファンに媚びてるきらいが強いが、後者は全く媚びてない。


今日の1曲:『天国に結ぶ恋』/ 人間椅子

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 永劫より | トップ | UFO木下 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

やっぱりメタル!!」カテゴリの最新記事