MOTORHEADのエディ・クラークに見出され、NWOBHMの重鎮的存在であったTANKのまさかの来日の知らせを聞いたときはビックラこいた。
と同時に、TANKの現在のやるせない実情を聞かされ、かなり残念な気持ちにもなった。
現在のTANKは、83年、84年に加入したミック・タッカー(Gt)とクリフ・エヴァンス(Gt)を中心としたTANKと、オリジナルメンバーであるアルジー・ワード(Vo/B)による同名のTANKに分裂しそれぞれ活動中なんだとか。
で、今回来日するのは、じゃない方TANKと申しますか、ミックとクリフによるTANKの方であり、ボーカルはPINK CREAM 69のデイヴィッド・リードマンが担当しているとのこと。
今年このメンバーでTANKの往年の楽曲をセリフカヴァーしているアルバムも出しており、TANK大好きのSODOMのトム・エンジェルリッパーもゲストで参加しているそうな。
ヨウツベの方でその音源を視聴してみたけど・・・・これはいりませんかね。
とか四の五の言ってますが、自分実はTANKそれほど好きっだったわけではないんですよね。
ハッキリいってドがつくにわかです。
TANKは中坊の時、ドハマリ中だったMOTORHEADの弟分ということで興味を抱き、京都のメタル中古レコード屋アビスで4th『血まみれの栄光』のレコードを発見して、期待に胸を膨らませて購入したのが最初だった。
ただ、レコードの針を落としスピーカーから繰り出されたそのサウンドは、自分が期待していたものとは随分違ったものだった。
確かに1曲目「The War Drags Ever On」なんかはMOTORHEAD直系の爆走メタルナンバーだ。
しかし、当時私が求めていたようなソリッドな感じのリフではなく、ちょっと鈍り気のあるサウンドでなんだか迫力に欠ける。
そしてアルジー・ワードのもっさりとした男くさ~いヴォーカル。
確かにレミーと同じ系統の、喉の調子が常に悪そうな感じのダミ声ヴォーカルなんだが、レミーほどの極悪強烈さは感じられず、なんかスゲー音痴やなぁ~ってのがファーストインプレッション。
バックコーラスもあんま迫力ないし(とくにラストの「KILL!!」のコーラス)。
で、TANKはこの1枚だけで、それ以上追及することなくメタル中学時代を終えた。
高校の時、SODOMのポップなアルバム『Better Off Dead』を購入し、その中に収録されていたTANKのカヴァー曲「Turn Your Head Around」がメチャクチャカッコよくて、どうやら『Filth Hounds Hades』てアルバムに収録されてるらしいが、その頃はメタル以外のいろんな音楽を探求していたこともあって、TANKの初期作品まで気がまわらず、そのうちメタルにも興味をなくしちまって・・・・
そして歳月が流れ、TANK諸作品は時々ひっそり再発とかされてたらしいが、現在まで長年入手困難な状態にあった。
で、この度の来日興行に乗じて、ひょっとしたら・・・ひょっとしたら・・・って思っていたら・・・・
キターーーーーーーーっ!!!!
TANK 『1981-1987 5CD-BOX Set』日本盤リマスタ&紙ジャケで再発!!
紙ジャケっすよ!紙ジャケ!
TANKマニアの店長が経営してる大阪のメタル専門店ROCK STAKKがいち早く予約を受付。
7月中旬頃といっていたが、なんとかTANK来日前に届けてくれた。感謝!!(すでにソールドアウト)
それにしても、我ながら思い切った買い物をしたもんだ。
正直1枚聴いただけで見限ったにわかの私が、この豪華で高価なBOXセットを躊躇することなく購入に踏み切ったのは、おこがましくいささか勇み足が過ぎたかなと。
当初TANKは初期作品1枚か2枚入手できるくらいでいいと思ってたんやけど。
まぁTANK初期作品はまた当分手に入らんと思うし、一瞬で売り切れ廃盤になることは必至やったので。
今回大阪公演のみ、ROCK STAKKさんの計らいで枚数限定のステキなTANKロゴデニム柄仕様チケットも販売された。
私はこのチケットが欲しかっただけなのかもしれない。
で、やっぱり初期作品はカッコいい!!
『Filth Hounds Hades』もいいけど、個人的には2nd『反逆の戦士』がツボだった。
なんか70年代B級ハードロック感があってすごい自分好み。シャリシャリ感のあるチープなリフで、シンプルながら実にカッコいいフレーズがバンバン繰り出される。
で、今更このアルジー・ワードの音痴ぎみのもっさりとしたヴォーカルの味というものがとてつもなくカッコよく感じられてきた!
4th『血まみれの栄光』も、聴くのはヘタしたら中学以来になるのかな、いやいやどうしてめっさカッコええやないですか!!
男くさいメタルをやる中でも、シンセとかメロいコーラスとか導入してドラマティックさを加えることによって、初期のようなモタヘクリソツ路線からの脱却を図っているようでもある。当時はそこが気に食わなかったのかも。
でも、曲の展開とかけっこう覚えていて、なんだかんだ当時よく聴いてたんだなって。
いやいや、TANK作品はどれも素晴らしい!
もう今までないがしろにしてきた己の浅はかさを恥じるしかない。
特に初期2作品のトリオバンドらしいチープなサウンドが好き。ハッキリいってこの楽曲やるのに5人もいらん!
アルジーのVoもTANKには欠かせない要素だと思う。
それだけに、この度のアルジー不在のTANKは、期待しろっていう方が無理かもしれない。
でも往年の名曲でなんとか盛り上がろうかと思う。
Tank - Turn Your Head Around (HQ audio)
と同時に、TANKの現在のやるせない実情を聞かされ、かなり残念な気持ちにもなった。
現在のTANKは、83年、84年に加入したミック・タッカー(Gt)とクリフ・エヴァンス(Gt)を中心としたTANKと、オリジナルメンバーであるアルジー・ワード(Vo/B)による同名のTANKに分裂しそれぞれ活動中なんだとか。
で、今回来日するのは、じゃない方TANKと申しますか、ミックとクリフによるTANKの方であり、ボーカルはPINK CREAM 69のデイヴィッド・リードマンが担当しているとのこと。
今年このメンバーでTANKの往年の楽曲をセリフカヴァーしているアルバムも出しており、TANK大好きのSODOMのトム・エンジェルリッパーもゲストで参加しているそうな。
ヨウツベの方でその音源を視聴してみたけど・・・・これはいりませんかね。
とか四の五の言ってますが、自分実はTANKそれほど好きっだったわけではないんですよね。
ハッキリいってドがつくにわかです。
TANKは中坊の時、ドハマリ中だったMOTORHEADの弟分ということで興味を抱き、京都のメタル中古レコード屋アビスで4th『血まみれの栄光』のレコードを発見して、期待に胸を膨らませて購入したのが最初だった。
ただ、レコードの針を落としスピーカーから繰り出されたそのサウンドは、自分が期待していたものとは随分違ったものだった。
確かに1曲目「The War Drags Ever On」なんかはMOTORHEAD直系の爆走メタルナンバーだ。
しかし、当時私が求めていたようなソリッドな感じのリフではなく、ちょっと鈍り気のあるサウンドでなんだか迫力に欠ける。
そしてアルジー・ワードのもっさりとした男くさ~いヴォーカル。
確かにレミーと同じ系統の、喉の調子が常に悪そうな感じのダミ声ヴォーカルなんだが、レミーほどの極悪強烈さは感じられず、なんかスゲー音痴やなぁ~ってのがファーストインプレッション。
バックコーラスもあんま迫力ないし(とくにラストの「KILL!!」のコーラス)。
で、TANKはこの1枚だけで、それ以上追及することなくメタル中学時代を終えた。
高校の時、SODOMのポップなアルバム『Better Off Dead』を購入し、その中に収録されていたTANKのカヴァー曲「Turn Your Head Around」がメチャクチャカッコよくて、どうやら『Filth Hounds Hades』てアルバムに収録されてるらしいが、その頃はメタル以外のいろんな音楽を探求していたこともあって、TANKの初期作品まで気がまわらず、そのうちメタルにも興味をなくしちまって・・・・
そして歳月が流れ、TANK諸作品は時々ひっそり再発とかされてたらしいが、現在まで長年入手困難な状態にあった。
で、この度の来日興行に乗じて、ひょっとしたら・・・ひょっとしたら・・・って思っていたら・・・・
キターーーーーーーーっ!!!!
TANK 『1981-1987 5CD-BOX Set』日本盤リマスタ&紙ジャケで再発!!
紙ジャケっすよ!紙ジャケ!
TANKマニアの店長が経営してる大阪のメタル専門店ROCK STAKKがいち早く予約を受付。
7月中旬頃といっていたが、なんとかTANK来日前に届けてくれた。感謝!!(すでにソールドアウト)
それにしても、我ながら思い切った買い物をしたもんだ。
正直1枚聴いただけで見限ったにわかの私が、この豪華で高価なBOXセットを躊躇することなく購入に踏み切ったのは、おこがましくいささか勇み足が過ぎたかなと。
当初TANKは初期作品1枚か2枚入手できるくらいでいいと思ってたんやけど。
まぁTANK初期作品はまた当分手に入らんと思うし、一瞬で売り切れ廃盤になることは必至やったので。
今回大阪公演のみ、ROCK STAKKさんの計らいで枚数限定のステキなTANKロゴデニム柄仕様チケットも販売された。
私はこのチケットが欲しかっただけなのかもしれない。
で、やっぱり初期作品はカッコいい!!
『Filth Hounds Hades』もいいけど、個人的には2nd『反逆の戦士』がツボだった。
なんか70年代B級ハードロック感があってすごい自分好み。シャリシャリ感のあるチープなリフで、シンプルながら実にカッコいいフレーズがバンバン繰り出される。
で、今更このアルジー・ワードの音痴ぎみのもっさりとしたヴォーカルの味というものがとてつもなくカッコよく感じられてきた!
4th『血まみれの栄光』も、聴くのはヘタしたら中学以来になるのかな、いやいやどうしてめっさカッコええやないですか!!
男くさいメタルをやる中でも、シンセとかメロいコーラスとか導入してドラマティックさを加えることによって、初期のようなモタヘクリソツ路線からの脱却を図っているようでもある。当時はそこが気に食わなかったのかも。
でも、曲の展開とかけっこう覚えていて、なんだかんだ当時よく聴いてたんだなって。
いやいや、TANK作品はどれも素晴らしい!
もう今までないがしろにしてきた己の浅はかさを恥じるしかない。
特に初期2作品のトリオバンドらしいチープなサウンドが好き。ハッキリいってこの楽曲やるのに5人もいらん!
アルジーのVoもTANKには欠かせない要素だと思う。
それだけに、この度のアルジー不在のTANKは、期待しろっていう方が無理かもしれない。
でも往年の名曲でなんとか盛り上がろうかと思う。
Tank - Turn Your Head Around (HQ audio)
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