恥ずかしながら、ご報告します!
アカデミー賞獲ってさらに盛り上がってる『ゴジラ-0.1』、劇場まで観に行ってまいりました!
(ほんと恥ずかしながら)
ゴジラ映画は、20年くらい前に、ゴジラ好きの友人に誘われ一度劇場まで観に行ったことあるんだが、映画のタイトルも内容も全くもって覚えていない。
米制作の初(?)のゴジラ映画『GODZZIRA』も昔映画チャンネルで観て、「ほとんどジュラシックパークやないけ!」と、もう論外のシロモノであった。
全世界で愛される日本のゴジラは誇りには思うんだけど、ウルトラマン怪獣が大好きだった幼少の頃まで遡ってみても、ゴジラというものを好きだった試しが本当にない。
近年では、庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』が、シン感覚のゴジラ映画として騒がれていたので地上波で観てみたが、「面倒くさいな」と思っただけだった。
私の所持しているゴジラ関連アイテムはせいぜいこれくらい。すいません。
前世紀から今世紀にかけて、ゴジラ映画ってのは日本ではもちろん何本も、ハリウッドでもちょくちょく作られてて、正直昨年『ゴジラ-0.1』が話題に昇ったときも、「また作ったん?」と全くもって興味が沸かなかった。
じゃあなんで観に行ったのかって?
それはやはり昨年からメディアがめちゃくちゃ騒いでて、YOUTUBEとかでも絶賛の嵐で、おまけに今年アカデミー賞で「視覚効果賞」?みたいなの獲っちゃって、まぁ徐々に感化されていって、今度こそ劇場で見応えあるかもってなったから。
今回は私のようにゴジラに興味ない人でも結構心動かされた人多かったんではないでしょうか?
このトレーラーもよくできてる。なんかスゴそうだもん。
で、劇場で観てどうだったかというと・・・
やっぱ私ってゴジラ萌えする感性がないのなってのがわかった。
まぁ観てる時はそれなりに楽しんでたと思う。
まず、第二次世界大戦末期~終戦後っていう時代背景がよかった。
いきなりゼロ戦が飛んでて、日本のある島の飛行場に不時着する時点でかなりワクワクした。
基本的にはゴジラが大暴れ、大破壊する映画であるが、人間ドラマにも尺が割かれてて、日本の終戦後ドラマ特有の湿っぽく暗い雰囲気の、でもどん底から這い上がり、団結して皆で知恵を絞ってゴジラに対抗するという、そういう展開は正統な流れではあるんだけど、ちょっとベタベタでクサかった。
つか、あの焼け野が原でなんで赤子抱えた女子が大勢の男に追いかけられてるの?赤ちゃん泥棒?
キャストもよく見る売れっ子の豪華顔ぶれであざといなと鼻についたものの、役柄は各々ハマってて、そのカタにハマったキャラを見事全力で演じ切っている。
そして、今作の大スクリーンでのCGゴジラのアクションはどうだったかというと、まぁ想定内という感じだった。
いや、賞獲ってるし、凄い技術なんだろうけど、個人的にVFX不感症になってしまったもので。
こういったモンスターVFX映画の感動は、スピルバーグの『ジュラシックパーク』がピーク。
あれを30年前映画館で目撃した人たちがいまだに羨ましく勝ち組だと思ってる。
海でのあのチェイスシーンもテレビで何回も映ってたので、劇場であんま興奮できなかった。
もう一つ、『ゴジラ-0.1』を劇場まで観に行こうと思った決定的な動機がある。
それは、劇中で震電が飛ぶって聞いたから!
このことは、トレーラーでもメディアでも全然取り上げられてなかった気がする。
震電ってのは、大戦末期に、一般市民を虐殺しまくり日本を焦土と化したアメリカの爆撃機B-29を迎撃するために旧日本軍が開発した局地戦闘機。
開発試行途中で終戦を迎え、実戦には使われることのなかった幻の戦闘機である。
小学生の頃、軍事マニアの父の影響でガンプラから徐々に第二次大戦時のプロペラ戦闘機にハマり始めた私は、震電のフォルムを見て衝撃を受けた。
いや、後ろ前、逆やん!!
昔作った震電のプラモはすでにないが、設計図は残ってた。
ほかの日本軍の戦闘機は、正直あまり区別がつかなかったが、震電はもう独創的すぎて一目でそれとわかる。
劇中で倉庫に格納された震電が映し出された時はさすがに興奮した。
そして離陸して大空に飛び立ったときは、ほんとマジで感動した!
まぁそこはCGなので多少迫力には欠けたが、おそらく震電が映像化されたのは、映画史上今回が初めてだろう。
実戦で投入されずに破棄、解体されてしまった幻の戦闘機・・・
それが実は一機だけ極秘に破棄されずに残ってて、それをゴジラ撃退作戦の為に投入するという・・・
これは本当にロマン溢れる素晴らしいアイデアだ!
聞くところによると、この山崎貴監督、そうとうの軍事オタクみたいだ。
この撮影にあたって、レプリカの実物大の震電まで作ってしまったというのだから、相当の拘りである。
ひょっとして震電を飛ばしたいがために、この時代背景のゴジラ映画撮ったんやないかと勘ぐってしまう。
山崎監督はインタビューで、『シン・ゴジラ』の対抗策として、「真逆にした」と語っていたらしいが、それは震電の機体と掛けたんじゃねえかって。
このレプリカの震電、今現在福岡県筑前町にある大刀洗平和記念館にて展示されているらしい。
これはちょっと観に行きたい!
いやいや、自分のゴジラに対する思い入れが薄かったためにこのような感想になってしまったが(これがクトゥルー邪神なら絶対絶賛してる)、それは置いといて・・・
ゴジラという日本の誇るべき鉄板のコンテンツで、全世界から大絶賛される最高のエンタメ映画を見事に作り上げ、そこで「日本にはゼロ戦だけではなく、震電っていう独創的なマイナー戦闘機があったんだぞ!」っていうことを世界の人に知らしめてくれたことは、本当に快挙というほかない!
ありがとう!山崎監督!
Blue Oyster Cult: Godzilla
アカデミー賞獲ってさらに盛り上がってる『ゴジラ-0.1』、劇場まで観に行ってまいりました!
(ほんと恥ずかしながら)
ゴジラ映画は、20年くらい前に、ゴジラ好きの友人に誘われ一度劇場まで観に行ったことあるんだが、映画のタイトルも内容も全くもって覚えていない。
米制作の初(?)のゴジラ映画『GODZZIRA』も昔映画チャンネルで観て、「ほとんどジュラシックパークやないけ!」と、もう論外のシロモノであった。
全世界で愛される日本のゴジラは誇りには思うんだけど、ウルトラマン怪獣が大好きだった幼少の頃まで遡ってみても、ゴジラというものを好きだった試しが本当にない。
近年では、庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』が、シン感覚のゴジラ映画として騒がれていたので地上波で観てみたが、「面倒くさいな」と思っただけだった。
私の所持しているゴジラ関連アイテムはせいぜいこれくらい。すいません。
前世紀から今世紀にかけて、ゴジラ映画ってのは日本ではもちろん何本も、ハリウッドでもちょくちょく作られてて、正直昨年『ゴジラ-0.1』が話題に昇ったときも、「また作ったん?」と全くもって興味が沸かなかった。
じゃあなんで観に行ったのかって?
それはやはり昨年からメディアがめちゃくちゃ騒いでて、YOUTUBEとかでも絶賛の嵐で、おまけに今年アカデミー賞で「視覚効果賞」?みたいなの獲っちゃって、まぁ徐々に感化されていって、今度こそ劇場で見応えあるかもってなったから。
今回は私のようにゴジラに興味ない人でも結構心動かされた人多かったんではないでしょうか?
このトレーラーもよくできてる。なんかスゴそうだもん。
で、劇場で観てどうだったかというと・・・
やっぱ私ってゴジラ萌えする感性がないのなってのがわかった。
まぁ観てる時はそれなりに楽しんでたと思う。
まず、第二次世界大戦末期~終戦後っていう時代背景がよかった。
いきなりゼロ戦が飛んでて、日本のある島の飛行場に不時着する時点でかなりワクワクした。
基本的にはゴジラが大暴れ、大破壊する映画であるが、人間ドラマにも尺が割かれてて、日本の終戦後ドラマ特有の湿っぽく暗い雰囲気の、でもどん底から這い上がり、団結して皆で知恵を絞ってゴジラに対抗するという、そういう展開は正統な流れではあるんだけど、ちょっとベタベタでクサかった。
つか、あの焼け野が原でなんで赤子抱えた女子が大勢の男に追いかけられてるの?赤ちゃん泥棒?
キャストもよく見る売れっ子の豪華顔ぶれであざといなと鼻についたものの、役柄は各々ハマってて、そのカタにハマったキャラを見事全力で演じ切っている。
そして、今作の大スクリーンでのCGゴジラのアクションはどうだったかというと、まぁ想定内という感じだった。
いや、賞獲ってるし、凄い技術なんだろうけど、個人的にVFX不感症になってしまったもので。
こういったモンスターVFX映画の感動は、スピルバーグの『ジュラシックパーク』がピーク。
あれを30年前映画館で目撃した人たちがいまだに羨ましく勝ち組だと思ってる。
海でのあのチェイスシーンもテレビで何回も映ってたので、劇場であんま興奮できなかった。
もう一つ、『ゴジラ-0.1』を劇場まで観に行こうと思った決定的な動機がある。
それは、劇中で震電が飛ぶって聞いたから!
このことは、トレーラーでもメディアでも全然取り上げられてなかった気がする。
震電ってのは、大戦末期に、一般市民を虐殺しまくり日本を焦土と化したアメリカの爆撃機B-29を迎撃するために旧日本軍が開発した局地戦闘機。
開発試行途中で終戦を迎え、実戦には使われることのなかった幻の戦闘機である。
小学生の頃、軍事マニアの父の影響でガンプラから徐々に第二次大戦時のプロペラ戦闘機にハマり始めた私は、震電のフォルムを見て衝撃を受けた。
いや、後ろ前、逆やん!!
昔作った震電のプラモはすでにないが、設計図は残ってた。
ほかの日本軍の戦闘機は、正直あまり区別がつかなかったが、震電はもう独創的すぎて一目でそれとわかる。
劇中で倉庫に格納された震電が映し出された時はさすがに興奮した。
そして離陸して大空に飛び立ったときは、ほんとマジで感動した!
まぁそこはCGなので多少迫力には欠けたが、おそらく震電が映像化されたのは、映画史上今回が初めてだろう。
実戦で投入されずに破棄、解体されてしまった幻の戦闘機・・・
それが実は一機だけ極秘に破棄されずに残ってて、それをゴジラ撃退作戦の為に投入するという・・・
これは本当にロマン溢れる素晴らしいアイデアだ!
聞くところによると、この山崎貴監督、そうとうの軍事オタクみたいだ。
この撮影にあたって、レプリカの実物大の震電まで作ってしまったというのだから、相当の拘りである。
ひょっとして震電を飛ばしたいがために、この時代背景のゴジラ映画撮ったんやないかと勘ぐってしまう。
山崎監督はインタビューで、『シン・ゴジラ』の対抗策として、「真逆にした」と語っていたらしいが、それは震電の機体と掛けたんじゃねえかって。
このレプリカの震電、今現在福岡県筑前町にある大刀洗平和記念館にて展示されているらしい。
これはちょっと観に行きたい!
いやいや、自分のゴジラに対する思い入れが薄かったためにこのような感想になってしまったが(これがクトゥルー邪神なら絶対絶賛してる)、それは置いといて・・・
ゴジラという日本の誇るべき鉄板のコンテンツで、全世界から大絶賛される最高のエンタメ映画を見事に作り上げ、そこで「日本にはゼロ戦だけではなく、震電っていう独創的なマイナー戦闘機があったんだぞ!」っていうことを世界の人に知らしめてくれたことは、本当に快挙というほかない!
ありがとう!山崎監督!
Blue Oyster Cult: Godzilla
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