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盆休みに入りまして、別に行きたい処もないので、ビルの上の赤い巨大観覧車が目印のHEP FIVEの8階のHEP HALLで開催されている楳図かずお恐怖マンガ展を見に行って参りました。
別段熱心な楳図ファンというわけでもなく、『猫目小僧』のマンガ本が家に数冊あったけどこれにもハマらんかったし、ガキの頃流行ってた『まことちゃん』も当時あのおげれつ感がなんか受けつけれんかったし、「グワシ!」のサインがメロイックサインに似てるからといって真似するようなこともなかった。
ただ、楳図かずお描くアートデザインには以前からなんとなく惹かれるもんがあって、楳恐限定ステッカー付入場券につられて梅田くんだりまで赴いてしまったという訳なんです。
入場していきなり「ギャっ!!」とはならなかったけど、かなり悪趣味な世界が展開されておりました。
天井からは「ギャ~~っ!」「ああ~~!!」などのふきだしパネルがぶら下がっていて、恐怖映画みたいな効果音やらBGMが館内を流れる中、カーテン越しに色々な個室が用意されており、そこには「ギャっ!!」と言わさんばかりの不気味な仕掛けが施されていた。
ペンライトをかざすと浮かび上がるガラスケース入り赤んぼ少女やら、肉玉のグロテスク立体壁画、床を這う巨大ゴキブリ!などなど。
と、まぁお化け屋敷然としたコーナーを過ぎると、今度は『漂流教室』を始めとする異次元的なパノラマワールドへと展開していった。
ここではSFを扱った楳図作品の代表作の拡大されたページがダイジェストに展示されていて、彼がホラーだけでなく近未来方面でも想像力豊かな作家であったことを知らされた。
『漂流教室』は少年達が人類滅亡後の地球にタイムスリップするという話で、そこに待ち受けていたクリーチャーの名状し難き姿、そして『14歳』では人類が地球からいなくなった後、支配したものが人語を解すゴキブリであったなど、この辺の発想がやはり手塚治虫先生の『鳥人体系』、ラヴクラフトの『時間からの影』と相通ずるものを感じてしまった。
あと、今回最も興味をそそられたのが『わたしは真悟』コーナー。そこに展示されている少年少女2人の白昼夢のような逃避世界。無機質なコンピュータ世界の彩る幻想的なラインアートなど、楳図かずおのアートデザイナーとしての並々ならぬ鬼才ぶりを目の当たりにしたような気がした。
あの独特の不気味タッチな影描写と木目細かな線描写はホラー劇作家としても幻想作家としてもズバ抜けている!!
ギャっ!!
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現在は腱鞘炎などの理由で休筆中とのことだが、楳図先生には今後ヒロシマ原爆ものとか、やはりクトゥルー神話ものをその卓越した画力でもって是非描いていただくことを切望してやまない!
ついでに客層について触れておくと、やはり昼間っからひとりで来てるオッサンは私ぐらいのもので、だいたい女子中学生同士とか、マンガ家目指してそうな20代くらいの女性、親を伴なっての小学生の女の子と、割と女性率が高かった。
例外で40くらいのヒゲモジャの白人男性もいた。
ギャっ!!
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へび女タオルを思わず購入。外人さんも同じのを買ってました。
左上が入場券、右上が楳恐限定ステッカー。
ギャっ!!
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ポストカードセット。浮世絵タッチのデザインがベリーナイス。
一方大阪ミナミ、心斎橋パルコ1F特設会場(といってもスタバ前にガラスケースが2台置いてあるだけ)では『~キン肉マン マッスルミュージアム~』というイラスト展示会がひっそりと催されておった(のを通りすがり偶然見かけた)。
ギャっ!!
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今日の1曲:『展覧会の絵』/ EMERSON,LAKE & PALMER
別段熱心な楳図ファンというわけでもなく、『猫目小僧』のマンガ本が家に数冊あったけどこれにもハマらんかったし、ガキの頃流行ってた『まことちゃん』も当時あのおげれつ感がなんか受けつけれんかったし、「グワシ!」のサインがメロイックサインに似てるからといって真似するようなこともなかった。
ただ、楳図かずお描くアートデザインには以前からなんとなく惹かれるもんがあって、楳恐限定ステッカー付入場券につられて梅田くんだりまで赴いてしまったという訳なんです。
入場していきなり「ギャっ!!」とはならなかったけど、かなり悪趣味な世界が展開されておりました。
天井からは「ギャ~~っ!」「ああ~~!!」などのふきだしパネルがぶら下がっていて、恐怖映画みたいな効果音やらBGMが館内を流れる中、カーテン越しに色々な個室が用意されており、そこには「ギャっ!!」と言わさんばかりの不気味な仕掛けが施されていた。
ペンライトをかざすと浮かび上がるガラスケース入り赤んぼ少女やら、肉玉のグロテスク立体壁画、床を這う巨大ゴキブリ!などなど。
と、まぁお化け屋敷然としたコーナーを過ぎると、今度は『漂流教室』を始めとする異次元的なパノラマワールドへと展開していった。
ここではSFを扱った楳図作品の代表作の拡大されたページがダイジェストに展示されていて、彼がホラーだけでなく近未来方面でも想像力豊かな作家であったことを知らされた。
『漂流教室』は少年達が人類滅亡後の地球にタイムスリップするという話で、そこに待ち受けていたクリーチャーの名状し難き姿、そして『14歳』では人類が地球からいなくなった後、支配したものが人語を解すゴキブリであったなど、この辺の発想がやはり手塚治虫先生の『鳥人体系』、ラヴクラフトの『時間からの影』と相通ずるものを感じてしまった。
あと、今回最も興味をそそられたのが『わたしは真悟』コーナー。そこに展示されている少年少女2人の白昼夢のような逃避世界。無機質なコンピュータ世界の彩る幻想的なラインアートなど、楳図かずおのアートデザイナーとしての並々ならぬ鬼才ぶりを目の当たりにしたような気がした。
あの独特の不気味タッチな影描写と木目細かな線描写はホラー劇作家としても幻想作家としてもズバ抜けている!!
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現在は腱鞘炎などの理由で休筆中とのことだが、楳図先生には今後ヒロシマ原爆ものとか、やはりクトゥルー神話ものをその卓越した画力でもって是非描いていただくことを切望してやまない!
ついでに客層について触れておくと、やはり昼間っからひとりで来てるオッサンは私ぐらいのもので、だいたい女子中学生同士とか、マンガ家目指してそうな20代くらいの女性、親を伴なっての小学生の女の子と、割と女性率が高かった。
例外で40くらいのヒゲモジャの白人男性もいた。
ギャっ!!
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へび女タオルを思わず購入。外人さんも同じのを買ってました。
左上が入場券、右上が楳恐限定ステッカー。
ギャっ!!
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ポストカードセット。浮世絵タッチのデザインがベリーナイス。
一方大阪ミナミ、心斎橋パルコ1F特設会場(といってもスタバ前にガラスケースが2台置いてあるだけ)では『~キン肉マン マッスルミュージアム~』というイラスト展示会がひっそりと催されておった(のを通りすがり偶然見かけた)。
ギャっ!!
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今日の1曲:『展覧会の絵』/ EMERSON,LAKE & PALMER
流行ってましたねー。
思えば私のホラー好きの原点かも。
おろち、漂流教室、神の左手悪魔の右手なんか
印象に残ってますねー。
あとヘビ女もねーw
僕ら男子はだいたいガンダムとかキン肉マンに夢中でしたね。
(カーンさんはどうだったんだろう?)
ガキん頃はメッチャ怖がりやったもんで、ホラー系のマンガは極力さけておりました。
ウチの姉ちゃんもホラー系の少女マンガよく読んでたんで、女の子って割とその辺は強いですよね。