AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

精神旅行、あるいはのっとり

2012年07月07日 | アーマの発狂日誌
Mixiをはじめてもう8年ぐらい経つけど、マイミクはここ数年でコンサートやDJイベントを通じてちょっとは増えた。
ただ、Mixiのトップページで彼らの他愛もない日常のつぶやきや、アクティヴィティ、アプリペットの成長過程などを見せつけられる度、なんともやりきれない、うぢゃ~~~とした気分に苛まれるのだ。
ジャリのプハーッ酒がうまい報告とか、毎朝自己啓発的な宣言で始まるちょっと病み気味のOLの愚痴。最近などは、行きつけのメタルバーのマスターが自分のお気に入りギャルバンドを布教し出す始末(こないだとうとうそれくくりのDJイベントまで開催しやがった)。
も、どうでもええわい!とコメントしたくなるのだが、MixiやTwitterってのはそれを言っちゃあおしまいよ的な世界で価値観も人それぞれだし、まぁマイミクさんらは比較的顔見知りの人が多くて(ただ、それほど打ち解けてもいない)、会ったらみんないい人たちばかりなのであんま失礼なことも言えない。
わたし個人としては、海外ドラマ『フレンズ』のこと。ヴォイヴォドへの敬愛の念。カルコサやカッシルダについて。リリイ・シュシュとエーテルの関係。手塚治虫先生が『火の鳥』において提唱しつづけた“コスモゾーン(宇宙生命)”と“輪廻転生”の謎について。平助の魅力。ミルクたっぷりの乳房。『ドクタースランプ』における摘突詰(つんつくつん)最強説。ベルガミノの浮きドッグについて等々、いろいろ言いたいことは山ほどあるのだが、どうせだれも関心を寄せないのは目に見えているので、その欲求をグッと押し殺して耐えているしかない。
こうして「こころあらん友もがな」と、毎夜わたしは言い知れぬ孤独感に苛まれ続けておるのだ。

そうなってくると、わたしのもう一つの局面がモラホラと疼き出してきやがるのだ。
そう、アーマ=スィンの局面である。

アーマ=スィンは、他の次元に存在しているもうひとりの“わたし”であり、時空を超えて同時に存在している。つまり、わたしはあいつであり、あいつがわたしなのだ。
超銀河系の惑星アランフィッツ=ジェラルドに棲まう魔導師アーマ=スィンは、ニンギジッダ界(地球ではトゥウィッタと呼ばれるもの)に己の精神をとばし、そこで下劣極まりない愚痴、戯言を吐き散らしている。
わたしは時々夢の中で、この馬の鼻を持つ魔導師アーマ=スィンにたちまざり、不可解な様式で建てられた建築物がつくりだす、その迷路のような通りを歩いていた。
光線外被に身をつつみ、ダーヂリンティ星、ボケカス星、ククルス・ドアンの島にも訪れた。
現存あるいは死滅した一万世界の知識を集積する図書館での、おごそかな集会にも参加した。<超古代のもの>ブオの精神もふくめ、アランフィッツ=ジェラルド星の他の精神との緊迫した会議にも出席した。

【魔導師アーマ=スィン】

てかその醜怪な容貌は馬そのもの。“うましん”とも。
驚異的な時間移動と空間飛行のいずれにも耐えうる、異常なまでに強靭な金属外被で到来し、現在は京都の最南鬼津のギルマン団地に身を潜めているという。

わたしの他次元の局面だけあって、惑星アランフィッツ=ジェラルドにおいてもアーマは交友関係が乏しく、あらゆる次元の種族と精神交換することの方が多かった。
かつて、彼もイースの大いなる種族に精神を侵食されたことがあり、精神飛ばされ先の円錐形の先住種族の何人かと親しくなり、それから精神交換することがクセになったという。

<アーマが時空を超えて交換した精神>

・プロヴィデンスに住んでいた夢想家ランドルフ・カーターの叔父クリストファーに仕えていた使用人ベニー爺の精神。
・宇宙世紀の一年戦争でザクレロを駆って戦死した、モビルアーマー乗りデミトリの精神。
・イギリスはグラスゴー出身の、あまりにもセンセーショナルな故ロック歌手アレックス・ハーヴェイの精神。
・1300年前に外宇宙より太古の奈良に飛来したといわれる、平城京のマスコットせんとくんの精神。
・昭和初期に奥様の腰掛けている椅子の中で、不可思議な感触を密かに味わっていた変態の精神。
・セミに首筋の血を吸われたことがあるという浪人時代のカナモリーの精神。
・3世紀頃、邪馬台国の防人として活躍した死後何度も同じ容貌で生まれ変わることになる異様に鼻のデカい猿田彦の精神。
・人類が滅亡する13世紀前に栄えることになるシャミエール帝国の皇帝シャーミ453世の精神。
・ジミ・ヘンドリックスの29回目の転生ニチャ・メンドリックスの精神。
・730万年まえに、土星の外衛星に棲んでいたヘソが無駄に100個もある半植物種族の精神。
・ブックオフ店員の挨拶をモットーとする、うざったいほどひつっこい礼節・謙譲の精神。
・あの伝説の第一回フジ・ロック・フェスティバルで、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの嵐の中のライブの最中、モッシュする客に踏み潰された甲虫類の精神。
・コケティッシュさが魅力のレイチェル・グリーンの精神。




近頃、考えただけでも慄然とさせられる、懸念すべきことが現実となりつつある。
惑星アランフィッツ=ジェラルドの魔導師アーマ=スィンの局面が日に日にわたし、つまりアマシン局面よりも優勢になってきているということだ。
最近、ブログ更新回数が減ってきているかわりに、トゥウィッタでの軽佻浮薄な戯言が日増しに増えていることでも、アーマの局面が強くなってきているのは明らかだ!
おかげでわたしは常日頃、アーマの精神を仮死状態にさせておく膨大な量の異質な薬物(もしくはミンティア)を持ち歩いていなければならない。

さて、象形文字が施された判読不明の羊皮紙文書の解読に取り掛かることにしよう。
惑星アランフィッツ=ジェラルドの魔導師の邪悪な精神にのっとられる前に!


今日の1曲:『PARADISE』/ CHASTAIN

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